テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
アインワルド族の住む村アルター クララ邸 夜 残り期日七十二日
クララ「アンセスターセンチュリオンが二体………!?
間違いないのですか!?」
クララの家に行きクララにそのことを伝えた。
ウインドラ「あぁ、
どうもそうらしい。」
カーヤ「カーヤがカオスさんのところに行って見てきたから間違いない………。」
クララが驚くがウインドラが肯定しカーヤがそれを補足する。皆にはクララに会う前に先に話を通しておいた。
クララ「アンセスターセンチュリオンが二体………そんな筈は………。」
アローネ「その御様子ですと貴女方アインワルドもそのことを知らなかったと言うことですか?」
クララ「……えぇ、
私達もアンセスターセンチュリオンは森に一体を確認していただけで………。」
クララの受け答えからカオス達に嘘を付いていたようには見えなかった。アインワルド族もアンセスターセンチュリオンは一体だと思い込んでいたようだった。
タレス「アンセスターセンチュリオンは定期的に様子を見に行ったりとかはしてたんですか?」
クララ「………いえ、
私達の方ではダレイオス全土でヴェノムの主が出現した時に一体を確認しただけでそれからは森にヴェノムに感染したトレントが増殖していき最後にアンセスターセンチュリオンを目撃した場所をお伝えした次第でして………。」
ミシガン「それっていつのことなの………?」
クララ「………六年前です………。」
アローネ「六年も前の情報を頼りに今回の作戦を…。」
ラタトスク『六年前だろうがなんだろうがアンセスターセンチュリオンの一体はそこにいたんだろ?
今度の作戦で俺達には何の落ち度もないと思うぜ?』
状況を整理しているとクララの中の別人格精霊ラタトスクが引き継いで自分達に非がないことを訴える。
ラタトスク『クララには俺の力を貸して大体のマナの強い奴の位置を特定出来ることは教えたよな?
口出しはしなかったが六年前に確認されたアンセスターセンチュリオンは六年前からずっとあの辺りに居続けていた。
その情報は何も間違ってはいない。
今回突然現れた二体目のアンセスターセンチュリオンについてだが俺もお前達のことが気になってずっと森中のトレント達の気配を探っていたんだがな。
二体目のアンセスターセンチュリオンは
カオス「今日!!?」
ラタトスクが思ってもいなかったことを口にする。二体目のアンセスターセンチュリオンが今日この日に出現したと言うのだ。
ミシガン「はぁ!?
二体目のアンセスターセンチュリオンが今日いきなり現れたって言うの!?」
ラタトスク『そうだ。
始めはただのトレント達の群れだと思ってた気配の中から突発的に二体目のアンセスターセンチュリオンが現れた。
丁度そこのそいつが一体目のアンセスターセンチュリオンと戦ってる最中にな。』
ウインドラ「どうしてそんなことになったんだ………?
こんなことがあっては二体目どころか
クララ「さ、流石にそのようなことにはならないとは思いますが………。」
二体目のアンセスターセンチュリオンの出現、それだけでもかなりの異常事態である。そこから更に増数するのはカオス達でも避けたい事態なのだがラタトスクは続けて、
ラタトスク『今回の非常事態でアンセスターセンチュリオンを理解した。
残念ながらアンセスターセンチュリオンの三体目が現れる可能性は十分にある。
なにせアンセスターセンチュリオンは
トレントの数だけアンセスターセンチュリオンが増えていくと言っても否定しきれないな。』
アローネ「そんな………。」
ラタトスクが言うにはトレント自体がアンセスターセンチュリオンへと進化することもあり得るらしい。それではカオス達はユミルの森にいるトレント達を全て倒しきらなくなる訳だなのだが………。
タレス「問題は
六年間二体目が確認されなかったというのに何故今日このタイミングで………。」
ミシガン「私達は普通にトレント達と戦ってただけだもんね………。
それで何でアンセスターセンチュリオンが増えたりなんか………。」
カオス達がアンセスターセンチュリオンを討伐しにこのユミルの森を訪れその討伐前後でもう一体が出現してしまった自体に頭を悩ませるとまたラタトスクが何かを語り出す。
ラタトスク『…アインワルドは今日お前達がアンセスターセンチュリオンとトレントを相手にするまでユミルの森の奥深くには滅多に入ったりなんかしなかった………。
トレント達は近くにいかなければ追いかけてきたりはしないからだ。
それが感染個体だろうがそうだなかろうが同じだ。
連中は基本的に獲物が来なければその場で木のフリをし続ける………。
だから考えられるとしたら
お前達がトレント達を集めたことが原因でアンセスターセンチュリオンは進化してしまったんだよ………。』