テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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焼却炉作戦

アインワルド族の住む村アルター クララ邸 残り期日六十九日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「作戦会議を行います。」

 

 

 アローネの一声でこの日作戦会議が開かれることとなった。

 

 

アローネ「先日私達は前回の作戦でアンセスターセンチュリオンを討伐成功………したかのように思えましたがカオスが倒した個体とは別に新たなアンセスターセンチュリオンが出現しました。

 アンセスターセンチュリオンはどうやらトレントが複数集まることでまた新たな別の個体のアンセスターセンチュリオンが生まれてしまうことが分かりました。

 このことから私達はこの地のトレントを全て倒しきらないといけないことが発覚しました。

 

 

 ですのでいかにトレントを効率よく討伐出来るかを話し合いたいと思います。」

 

 

ウインドラ「ラタトスクの話を聞けばトレント達はその数は一万にも上ると言う。

 一万………とてもじゃないがこれらを一体一体普通に狩っていくだけでは時間がかかりすぎる。

 俺達が纏まって一体を倒すのにかかる時間は約三分から五、六分だ。

 トレントも全部同じようで大きさや耐久力に個体差があった。

 おおよその一体の討伐時間は揺らぎが発生するだろう。

 

 

 それにプラスしてこの三分から六分という時間の間隔は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()だ。

 トレントが二体以上いる時は率直な時間換算で言えば最短で六分、長くても十二分になるがそんな都合運びにはならないことは分かるな?」

 

 

タレス「その観測以上に時間はかかるでしょうね。

 敵の手数が倍に、こちらの手数は半分になるんですから。」

 

 

ウインドラ「その通りだ。

 だから実際にトレント二体と遭遇したら自乗分の時間はかかると思われる。」

 

 

ミシガン「自乗って言うと三分の場合は………九分………?

 じゃあ三体トレントが出てきたらその時は………「二十七分です。」……驚くくらい時間がかかるんだね………。」

 

 

カオス「六人全員で一体のトレントを倒すのにかかる時間が平均的に四、五分ってことは一人で倒そうとすると二十分から三十分くらいにまで延びるね。

 手分けして一人一人が一体ずつって訳にもいかないね。」

 

 

アローネ「相手が感染個体という点では私達は彼等にダメージを与える力はあります。

 ですがヴェノムウイルスとは別に元々のトレントという生物の生命力の高さが今回の討伐の難易度を底上げしています。

 普通に倒していくのであると一万はとても………。」

 

 

ウインドラ「騎士団に入っていた経験談から語らせてもらえばこういう超大数の敵を相手にするとなると長期戦にもつれ込ませればいつかは終わりが見えてくるだろう………。

 ………だがそんな猶予は俺達にはないことは皆も分かっている通りだ。

 俺達は………この討伐を速やかに迅速に処理しなければならない。

 そうしないとこの世界は………。」

 

 

カオス・アローネ・タレス・ミシガン「「「「………」」」」

 

 

 

 

 

 

クララ「世界が………?

 世界がどうにかなってしまわれるのですか?」

 

 

ウインドラ「!

 …いや、

 いつバルツィエの先見隊が見切りをつけてマテオに戻って軍を率いて仕掛けてくるか分からないからな。

 まだダレイオスの再統一もなされていないままでそれは不味いだろう。」

 

 

クララ「………そうでしょうが………。」

 

 

 クララがこの作戦会議に参加していることを忘れてつい口を滑らせてしまったウインドラ。

 

 

 クララとラタトスクはカオスにマクスウェルが憑依していることは知っているがそのマクスウェルが約七十日後に世界を破壊しようとしていることは言っていない。もしそのことを彼等が知ってそれが他の部族達にも伝わればダレイオスは再統一どころじゃないたいへんな騒ぎとなるだろう。

 

 

アローネ「正攻法では埒が明きません………。

 何か………他に何か有力な手段を用いなければその依頼は………………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「だったら全部燃やす………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・クララ「「「「「………」」」」」

 

 

カオス「カーヤ………、

 だからそれは駄目なんだって説明しただろ?」

 

 

 確かにトレント達を燃やすのは手っ取り早い方法だがそれには問題があると前回の時に説明したばかりだ。

 

 

カーヤ「?

 この前の方法じゃ駄目なの?」

 

 

アローネ「いえ………、

 私も先日のあの作戦ならごく短時間でトレントを倒すことはできました………。

 

 

 ですがあの方法では壁の耐久度やトレント達の押し寄せてくる規模が………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………!!!」

 

 

ウインドラ「!

 いや………!

 やはりあの方法は採用だな!

 この間は()()()()()()()()()()()()()失敗に終わったんだ!

 だが今度実行する時は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()トレント達を倒すんだ!!」

 

 

 アローネとウインドラが同時にカオスを見てそんなことを言い出した。

 

 

カオス「カーヤからアローネ達の作戦は聞いてたけど今度は俺がタレスの代わりにそれをすればいいの?」

 

 

タレス「それがベストなんでしょうね………。

 ボクが壁を作ってもすぐトレント達に壊されてしまいます。

 でもカオスさんの力なら………、

 ヴェノムの主グリフォンを一撃で破ったカオスさんの作った壁ならボクと同じ結果にはならないはずです。」

 

 

カオス「…そう言うことならやってみるけど………。」

 

 

ミシガン「それじゃあ早速行く?」

 

 

アローネ「えぇ、

 行きましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヴェノムの主アンセスターセンチュリオンとトレントの一万の軍勢を一日でも早く倒しきってしまいましょう!!」

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