テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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間に合わない試練

アインワルド族の住む村アルター クララ邸 夜 残り期日五十五日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………気のせいだと思いたかった………………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・カーヤ「「「「「「………」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『………ユミルの森にいるトレントの残りは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「五っ、五千………!?」

 

 

ウインドラ「それは確かな数なのか?

 俺達はあれから方法を変えずにトレントを狩り続けた。

 それだというのに何故前回と同じ期間同じことをしてペースが三分の二………下手したら半分にまで落ちるんだ?」

 

 

ミシガン「ま、前の時って確か一万いたのが七千ぐらいに減ってたんだよね?

 だったら今回って()()()()()()()()()()()()()けどそれだったんなら今回はトレントを倒した数は殆ど一緒なんじゃない?」

 

 

 ラタトスクから聞かされた情報を信じることが出来ずにその理由を求めるカオス達。彼等も今週の後半からトレントが始めの頃の勢いが徐々に落ち始めていたことには気付いていたがそれでも精一杯向かってくるトレント達を倒し続けた。それなのにどうしてここにきてそのスピードが落ち始めたのか訳を知りたかった。

 

 

 

 

ラタトスク『お前たちの作戦は本当によく出来た作戦だよ。

 たったの二週間でユミルの森のトレント達を半分にまで減らしたんだからな。

 この調子で行けば後………、

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。』

 

 

 

 

 

タレス「一ヶ月半………!?」

 

 

カオス「どうしてそんなに長くなるんですか………?

 普通に計算すれば俺達がトレントを倒しきるのはあと一週間と少し程度だった筈なのに………。」

 

 

 先週の勢いから計算すると一万いたトレントを七千にまで減吸うさせられたのであれば今週の時点で残りは四千になっていた筈………それが後一ヶ月半とは一体?

 

 

ラタトスク『お前達はよくやっていると思うぜ?

 短期間で()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 ………けどよ?

 お前達はトレントがどういう習性を持つモンスターなのかがあたまから抜けてるぜ?

 トレントはな………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ「「「「「!?」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『お前達が倒していたトレント達はアルターの周辺に来て先代巫女の結界に阻まれてアルターに入り込めなかった連中だ。

 アルターはこのユミルの森の中心にある。

 その周りであの作戦をしてればそいつらは寄ってくるだろうよ。

 寄ってこないのは()西()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 この森のトレントを狩り尽くすんならそいつらのところにも行かなくちゃいけねぇ。

 近い場所の奴等は密集しているがここから遠い場所にいる連中はかなり疎らに散らばってる。

 それぞれの場所に行ってお前達のあの作戦を実行していくしか手は無いな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(!

 そういうことか………!)」

 

 

 カオス達が倒してきたトレント達はアルターから比較的近い距離にいたトレント達であった。それらがカオス達の作戦に引っ掛かり集まってきていた。

 

 

 それがカオス達の一ヶ所に留まって待つ作戦では遠くのトレント達はカオス達の網にはかからなかった。トレントは元々待ち伏せ型のモンスター。近場のトレントは寄ってきても遠くのトレント達まではカオス達の方には寄ってこない。()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()、お互いが相手が近付かなければ永遠に接触することはない。

 

 

アローネ「…ここでこのようなミスが発生するとは………。」

 

 

タレス「ボク達が狩っていってたのは中央付近の個体………。

 では森の外側のトレント達はまだ半分も残って………。」

 

 

ウインドラ「俺達がいつも作戦に使っていた場所では四方に分布するトレント達は誘き出せなかったということか………。」

 

 

ミシガン「でっ、でその東西南北のトレント達がいそうな辺りってどころ変なの?

 ここからどのくらいで着きそう?」

 

 

ラタトスク『お前達が使っていた場所はアルターから二時間くらいで到着するくらいか………。

 それでトレント達が多く集まってる場所は………。』パサッ…、

 

 

 クララの体を使ってラタトスクが地図を机に敷く。そして指し示した地点は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『………この辺とこの辺とこの辺、そして最後はこの辺だな。

 それぞれがだいたい歩いていくとしたらまる一日かけて着くぐらいなんじゃないか?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラタトスクが示した場所はカオス達が狩り場に使っていた場所から遠く離れた位置を提示してきた。

 

 

 歩いて一日………つまり往復で二日かかる。そんな場所が四ヶ所。これにはカオス達も苦い顔をするしかなかった。

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『まぁ時間さえかけりゃ終わらない仕事じゃないだろ?

 お前達頼みで申し訳無いところだが俺達の方で出来ることと言えばお前達がどこか一ヶ所に集中している間に他の三ヶ所のトレント達をどうにかアンセスターセンチュリオンに進化させないように少しずつ集めていくことだけだな。

 それでも結構時間かかるだろうから四ヶ所を三ヶ所から二ヶ所に減らすのが限界だな。

 これはこいつらアインワルドの問題でもあるから一緒に頑張っていこうぜ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラタトスクはそう言うがそれで今日からこの依頼の終了見こみ予定日が一ヶ月半………。

 

 

 差し引くと残り期日は十日。カオス達は移動込みで十日以内にブルカーンの地のヴェノムの主レッドドラゴンを討伐しなければならない。フリンク族の噂を聴く限りではブルカーン族との連携を取ることは大分難しいようにも思える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオス達はいよいよもって精霊マクスウェルの課した試練が達成困難なのではないかと不安に駆られてきた………。

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