テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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体に残る既視感

アインワルド族の住む村アルター 残り期日三十九日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「それで誰がそのレアバードを操縦するんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 早速問題点が上げられた。

 

 

タレス「三人で事足りる………、

 その三人の内の一人はカーヤさんでしょう。

 では残り二人は誰ですか?」

 

 

ミシガン「ってかアローネさんの案だと二人になるんじゃないの?

 レアバードだってカーヤちゃんのとラーゲッツのとで二つしかないんだし。」

 

 

 カオス達の手元にあるレアバードは二機。一つはカーヤが始めから所持していたもの。もう一つは前回のフリンク領リスベルン山でラーゲッツから取り上げたものだ。その二つがあれば空を飛び回りトレント達を誘い出すことができる。

 

 

 だがその人員にアローネは何故か三人は必要だという。

 

 

 

 

 

 

アローネ「いえ、

 この作業に()()()()()()()()()()()()

 一人はカーヤさん、もう一人は()()()

 そしてもう一人が私か私以外でレアバードを上手に操縦できる方です。」

 

 

ミシガン「上手に操縦って………。」

 

 

タレス「ボクもアローネさんもミシガンさんもウインドラさんも皆レアバードなんて操縦したこと無いですよ?

 誰が上手かって言われれば全員腕が素人としか………。」

 

 

 レアバードはバルツィエがウインドラ達元身内の者達でさえその存在を知らなかった未知の乗り物だ。バルツィエ以外ではレアバードに乗る者などいなかったことだろう。それだと言うのにその操縦したことがない四人の中からもっとも技術が高い者を選ぶなどできるわけがないのだ。

 

 

ウインドラ「それに俺達四人の中から誰か一人を選んだとして何故そこにカオスが入るんだ?

 ウィンドブリズでのダインとお前の様子から二人乗りは出来るようだが今からレアバードを練習して乗り回せるようになれたとしても二人乗りは危険すぎないか?

 乗馬とは全くの別物だろう。」

 

 

ミシガン「カーヤちゃんの方にカオスが二人乗りさせてもらえばいいんじゃない?

 カーヤちゃんなら長年レアバード乗ってたみたいだし子供の時にお母さん連れて二人乗りできてたらしいし。」

 

 

アローネ「いいえ、

 それではもう片方のレアバードに乗る方が無理なのです。

 このレアバードは始めから()()()()()()()に作られているらしくマナがある程度高めの方にしか長時間乗りこなすことが難しいようです。」

 

 

カオス「(!

 そういえばダインがそんなこと言ってたな………。

 レアバードは操縦している人のマナを燃料に飛んでるって………。

 ………と言うと俺の役目は………。)」

 

 

タレス「カオスさんにその飛行途中で足りなくなるであろうマナを補ってもらうんですね?

 以前までやっていた洗礼の儀でアローネさんやミシガンさんがやってもらっていたように。」

 

 

アローネ「そういうことです。

 こんなカオスを部品のように扱うのは心苦しいのですがこれしか今の私には他に方法が思い付かず………。」

 

 

 そう言って表情を曇らせるアローネ。確かにそんな理由で必要とされればそういう見方もできる。だがカオスは、

 

 

カオス「いいよアローネ。

 今が大事な時ってのは分かってるからそんなことぐらいで俺は気にしたりはしないよ。

 乗馬の時もそうだったけど俺ってこういう何かに乗るのには向いてないしね。

 だから俺がそういう配置なんだろ?

 それに俺っていうかマクスウェルのマナを使うんだろ?

 それならそんなに俺に気を使うこともないよ。」

 

 

 カオスの膨大なマナの源は精霊マクスウェルが大気中から常時マナを吸収し続けて溜めているものだ。その使い道は世界を破壊するた目のものなのだろうがそれまではカオスは自由にマナを使用できる。世界の破壊を防ぐためなら例え部品扱いされようと気にしていては錐がない。

 

 

アローネ「そう言っていただければ幸いです………。」

 

 

ウインドラ「では何にしても誰がレアバードの操縦が上手いか検証してみなくてはならないな。

 巫女クララ殿に話をするにしても肝心のレアバードに誰も乗れないようではもともこもない。

 早速試し乗りから始めてみるぞ。」

 

 

タレス「誰からやります?」

 

 

ミシガン「私は………ちょっと怖いかなぁ………。

 一人でとなると………。」

 

 

カオス「先ずカーヤに後ろに乗せてもらうところから始めたら?

 急に一人で操縦するとしても感覚が掴めないだろうし。」

 

 

アローネ「それもそうですね。

 ではカーヤさんこれから一人ずつ後ろに乗せてカーヤさんが操縦するところを学ばせていただいてもいいですか?」

 

 

カーヤ「………うんいいけど。」

 

 

 それからアローネ、タレス、ミシガン、ウインドラのレアバードの乗機の講習が行われた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「どんな感じ?

 上手く乗れそう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシガン「…ちょっとこれ試しに乗せてもらったんだけどさぁ………。」

 

 

カオス「うん?

 なんかあったの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシガン「なんかあった………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 じゃないわよ!!?

 何よこれ!!

 空高く飛びすぎでしょ!!?

 物凄く怖かったんですけど!?」

 

 

カオス「そ、そう………。」

 

 

 どうやらミシガンには向いてなかったようだ。

 

 

ウインドラ「うむ………、

 空中での浮遊感と風による圧迫がどうにも慣れんな………。

 これは一日二日で普通に乗りこなすには厳しいぞ。」

 

 

タレス「ボクも同意件です。

 時間があればできるでしょうけどとてもこれはそんなすぐにできそうにはありませんね………。」

 

 

 他の二人もミシガンほどではないがレアバードの操縦に難色を示す。この分ではアローネも………、

 

 

カオス「三人は難しいみたいだね………。

 カーヤやダインの乗ってるところを見たことぐらいしか無いもんね………。

 ………アローネもやっぱ無理そう?」

 

 

 四人中三人が好色が無いことからアローネも難しいと思うのは必然だろう。

 

 

 しかしアローネは、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………アローネ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………何故でしょうか………。」

 

 

カオス「…どうかしたの………?」

 

 

アローネ「………不思議と………、

 このレアバードに()()()()()()()()………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()ではないような気がするのです………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「初めてじゃない………?

 前にダインに乗せてもらったからじゃないの?」

 

 

アローネ「………いいえ、

 それよりも前に………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………()()()()()()()()このレアバードと似た別の乗り物に誰かの後ろに乗せられて飛んだことがあるようなそんな()()()()私の中にあるのです………。」

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