テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
アインワルド族の住む村アルター 残り期日三十九日
カオス「ウルゴスでレアバードがあったの……!?」
アローネ「…いいえ………、
無かったと思います………?」
なんとも曖昧な返事をするアローネ。無いと言いながらもそれが正しいかどうか本人にも分からないようだった。
ウインドラ「どっちなんだその返答は………。
アローネはウルゴスでレアバードを見たことが無いんだろう?」
アローネ「………」
タレス「アローネさん?」
アローネ「…分からない………。」
ミシガン「え?」
アローネ「分かりません………。
なのにカーヤさんの後ろで乗せてもらった時の感覚がどうにも遥か昔にカーヤさんとダインさん以外の方に乗せてもらったことがあるように感じるのです………。」
カオス「……確かアローネってあのアブソリュートって箱の中に入る辺りの記憶が無かったんだよね?」
アローネ「………はい………、
あの棺の中に入って永い時を越すという話どころかそんな技術が作られていたことさえも………。」
ウインドラ「カタスティア教皇は知っているんじゃないか?
バルツィエは教皇から渡された資料を元に技術を得ていってるようだしな。
ウルゴスの王族とその関係者だけの極秘プロジェクトだったとかじゃないのか?」
アローネ「どうなのでしょうか………。
それすらも私には………。」
ミシガン「他の何かと勘違いしてるってことはない?
あんな高くて怖い思いする乗り物なんてそうそう忘れたりしないでしょ?」
タレス「…逆に
でも今乗れたのならそこまで怖くはなかったってことですし………。」
アローネ「(………恐怖で忘却………?)」
カオス「もし本当に怖い思いをしてそんなことになってるんだとしたら余計レアバードなんて操作しない方がいいかもね。
残念だけどアローネ、
レアバードでのトレント誘導する作戦は無し「一度乗せてください。」」
アローネ「………一度だけレアバードを私に操縦させてください。」
ウインドラ「…本気か………?
こんなもの温室育ちのお嬢様が操縦するものだとはとても思えんぞ?
既視感もきっと何か別のことに感じているだけかもしれんし………。」
タレス「乗馬経験はあったみたいですけど乗馬とは比較にならない怪我をするかもしれないんですよ?
空から落ちたらその衝撃だけで死亡することもあるんです。
飛び降り自殺なんていう高所から落下するだけの簡単な死に方もあるぐらいですから無理はしない方が………。」
ミシガン「止めときなってアローネさん。
その既視感の正体も自分で分からないんでしょ?
それなのにこんな危ない乗り物を動かそうだなんて無茶だよ。」
カーヤ「そんなに危なくはないよ……?
慣れてくれば自分の体みたいに「カーヤちゃんも説得してほしいんだけどなぁ?」」
アローネの操縦には他の四人(三人?)から反対の声があがる。レアバードの操縦にはよくて負傷者最悪死者が出る恐れがあるからだ。ある程度の負傷ならカオスとマクスウェルの力を持ってすれば治るだろう。
しかし前回のフリンク領では治せるレベルの負傷を治すことができなかったという例が発生している。その原因は負傷者が本気で死を望んでいた場合その負傷を治療しようと働くマナが作用しなくなるというものだった。
その例があってカオスの治療術も万能ではないことが分かったためカオスも気軽に
カオス「……アローネ……危ないんだよ?
自分で操縦するのってカーヤやダインが操縦してるみたいに簡単そうには見えても実際には結構なスキルが「お願いしますどうしても私はレアバードに操縦してみたいのです!」」
アローネ「カーヤさんに乗せられて私は………、
………私が何か重要なことを忘れている気がしてならないのです………。
何か………アブソリュートの棺の中に入る直前に何か私やウルゴスにとって…………、
………
もしそんなものがあるのなら私はそれを思い出したい!
思い出して私は何故自分がアブソリュートの棺に入る直前の