テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

643 / 972
各々のすべきこと

アインワルド族の住む村アルター 残り期日三十八日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「…ではカーヤさんには北西のトレント達をこのポイントまで引き連れてきてもらえますか?

 私とカオスは南の方面を担当し同じくこのポイントまで連れてきます。」

 

 

 アローネはカーヤに地図で七日後目処を立てていた場所を指定してその付近へとトレントを誘き寄せるよう命じる。その場所はやや北西側よりで見晴らしのよさそうな丘のようだ。その近辺にトレント達が集まってくれば雨が上がった時にいつもの作業を始められそうな立地ではあった。

 

 

 ちなみに北西と南では北と西が合流した北西側のトレントの方が数が多い。何故そちらの方にカーヤが向かってカオスとアローネがトレントの数が少ない南側に向かうことになったのかはレアバードを操縦できる二人の技術の練度によって決められた。アローネはまだレアバードに乗れるようになって日が浅すぎる。悪天候で空を飛ぶこともあって何か事故が起こった時に不時着してトレント達に囲まれた際は逃げおおせる確率が高いのは南側の方だ。カーヤの操縦技術についてはこの雨が降りしきる中でも問題なく飛べると自信を持って言ってきたためカーヤには危険だが北西側を担当してもらうことになった。

 

 

ミシガン「それじゃあ三人とも頑張ってね。」

 

 

タレス「もう早速三人でそれぞれの部所に向かうんですか?」

 

 

アローネ「いえ、

 今回は一度三人でトレント達を連れていく場所に向かうつもりです。

 森は広く同じ地形が続きますからもし方向感覚を見失えばトレント達をどこへ導けばよいのか分からなくなるので先にこのポイントでカオスにはあの岩壁を建てていただきます。」

 

 

カオス「なるほど………、

 今日するのは砦作りとトレントの誘導なんだね?」

 

 

アローネ「はい。

 空からその砦が一目できれば私もカーヤさんもその砦を中心にして動くことができます。

 ある程度の方角とお互いの位置が確認できれば切り上げるタイミングも指示できますからね。」

 

 

カオス「今日はどのぐらい続ける予定?」

 

 

アローネ「一先ずは………夜にならない内に戻ることにしておきましょう。

 雨も降っておりますし長いし過ぎると疲労して思わぬミスが発生することも考えられるので。

 ………本当は今日でトレント達をポイントに集めきれればよいのですけど………。」

 

 

カオス「…そうだね………。

 トレント達を上手く集めてこれたらいいね。」

 

 

 現状カオス達にできるのはトレント達を集めることだけだ。トレントを倒す作業は七日後まで待たなければならない。雨が止むのは七日後でそこから一気にトレントとアンセスターセンチュリオンを倒すことができればカオス達は直ぐにブルカーンの地方へと向かわねばならない。そうしなければ世界がどう転ぶか分からないのだ。ここでこの作戦が成功しなければ世界の命運は尽きたと言ってもいい状況なのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「カオス。」

 

 

カオス「ん?

 どうしたの?」

 

 

 これからアローネ、カーヤと飛び立とうとした瞬間にウインドラが声をかけてきた。

 

 

ウインドラ「…すまないな………。

 俺達も何かできることがあればいいんだが残念ながら俺達にはここでお前達の帰りを待つことしかできないようだ………。」

 

 

カオス「………仕方ないよ。

 俺だってこんなことになるとは思わなかったしこんな雨が降るなんて誰も予想することなんてできなかっただろ。」

 

 

ウインドラ「それはそうなんだが………。」

 

 

カオス「それに俺達が今日やることはそんなに大したことじゃないだろ。

 そんなに気にすることでもないさ。」

 

 

ウインドラ「………いいや、

 やはり俺達も今できることをすべきだと思うんだ。

 お前達だけが世界を守るために活動して俺達だけ何もしないわけにはいかない。

 俺達にも今できることをやらせてくれ。」

 

 

カオス「ウインドラ達にできること………?」

 

 

ウインドラ「あぁ………、

 ………お前がウィンドブリズが修得した共鳴(リンク)………、

 

 

 あれを修得したときにダイン=セゼア・バルツィエから指導された修業法………それを教えてくれ。」

 

 

カオス「え……!?」

 

 

ウインドラ「ここでお前達の帰りを待つ間にあれを俺とミシガン、タレスの三人で修得しておきたい。

 あの技術を使うことができれば今後の戦術も大幅に向上できると思うんだ。」

 

 

カオス「でもあれはバルツィエの技術で………。」

 

 

ウインドラ「バルツィエであっても()()()()()だ。

 バルツィエにだけできて俺達にできない道理はない。

 バルツィエの技術とされてきた魔神剣をブラム隊長、飛葉翻歩をオサムロウが修得できていただろう?

 それなら共鳴だって俺達も修得できるはずだ。

 共鳴を知ってからも常に忙しさに追われて修得する機会がなかったがこれはいい機会なのかもしれない。

 

 

 頼む、

 教えてくれ。

 俺達も何かやっていないと落ち着かないんだ。」

 

 

カオス「………」

 

 

 ウインドラはウインドラなりに何かできることを模索していたようだ。これからやる仕事には自分とアローネ、カーヤの三人で挑む。そしたら他の三人は変わらずアルターで待機することになる。それでは気分的に優れないのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………分かったよ。

 俺がダインから教わったやり方だけどそれでいいなら。」

 

 

ウインドラ「!

 恩に着るカオス。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 森に向かう前に一通りウィンドブリズでの修業法をウインドラに教えた。後でタレスとミシガンにもそれを伝えるようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてカオス、アローネ、カーヤの三人は森へと飛んでいった………。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。