テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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人の祖先

ユミルの森 丘 残り期日三十八日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザアアアアアアアアアアアアアアアア………!!!

 

 

アローネ「では参りましょう。」

 

 

カオス「う、うん。」

 

 

 カオスとアローネはラーゲッツのレアバードに乗り飛び立つ準備を始める。

 

 

カーヤ「カーヤはあっちの方を飛び回るだけでいいの?」

 

 

アローネ「はい、

 トレント達の頭上ギリギリを飛んでトレント達をこの場の近くにまで引き寄せてください。

 戦闘は禁止されているので今回は()()()()ことに専念するだけです。」

 

 

カーヤ「うん、

 分かった。」グッ…

 

 

フィィィンッ!!

 

 

 カーヤがレアバードを起動させ空へと飛び立っていく。

 

 

アローネ「…私達も参りましょう。」

 

 

カオス「うん、

 いつまでも雨の中で飛び回ってたくないもんね。

 さっさと終わらせてアルターに戻ろう。」

 

 

アローネ「えぇ、

 それでは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 行きますよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アインワルド族の住む村アルター

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「では共鳴(リンク)の修行をしようか。」

 

 

 ウインドラはミシガンとタレスを集めてカオス達がユミルの森に行っている間に共鳴を修得するための修行を開始しようとしていた。

 

 

ミシガン「共鳴かぁ………。

 私達にできるのかなぁ………?」

 

 

タレス「お手本となる人がいないのにボク達だけでやって意味があるんですか?」

 

 

ウインドラ「意味か………、

 意味があるかどうかは分からん。

 だがここでカオス達だけに働かせて俺達はのんびりと何もせずに待っているだけでいいのか?」

 

 

ミシガン「そう言われると………。」

 

 

タレス「いい訳ではないですけど………。」

 

 

ウインドラ「…元はバルツィエが………人が編み出した技術だ。

 バルツィエは生まれながらにして()()に溢れた連中だが俺達には精霊から与えられた力がある。

 バルツィエと俺達の魔力にそう差は無いだろう。

 ミシガンもセレンシーアインではランドールに押し勝ったんだ。

 それなら俺達の力はバルツィエよりも上なんだ。」

 

 

ミシガン「うん………まぁまたあのランドールが相手なら私は負けるつもりはないけど………。」

 

 

タレス「ボクは誰が相手でも負けたりはしません。」

 

 

ウインドラ「その意気だ。

 奴等は強い。

 が、俺達は奴等の自慢する力を超える魔力を持っている。

 今のところは奴等には俺達の弱点は知られていないから奴等は確実に各々得意とする属性の攻撃を使ってくるだろう。

 そうなったら後はただの力比べだ。」

 

 

タレス・ミシガン「「………」」

 

 

ウインドラ「想像できたか?

 俺達はウィンドブリズでカオスに力を上げてもらったこともあってまた更にバルツィエとの差を引き離している。

 そんな俺達がバルツィエの技術くらい使えなくてどうする?」

 

 

タレス「!

 ……そう………ですね………。

 あんな奴等に………ボク達が劣るはずがないんです………。

 あいつらにできるならボク達にだって………。」

 

 

ミシガン「私だってカオス達に置いていかれてばかりいられない………。

 私も共鳴を覚えてカオスに………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クララ「何やら面白そうな話をしておりますね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス・ミシガン・ウインドラ「「「!」」」

 

 

 これから共鳴の修行を始めようとしているとクララがウインドラ達の元へとやって来た。

 

 

クララ「なるほど………、

 共鳴ですか。

 あの技術を身に付けようと言うのですね。」

 

 

ウインドラ「ん?

 知っているのか?」

 

 

クララ「えぇ、

 知っておりますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()ですよね?」パァァ…、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス・ミシガン・ウインドラ「「「!!?」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さも共鳴を既知かのようにクララは魔術で左手に炎を、右手に氷を発生させそれを()()()()()()。炎の中にうっすらと氷が見える。その様子から氷が炎の温度で溶けることも炎が氷によって消えることもないようだ。

 

 

ウインドラ「そ、それは………!?」

 

 

ミシガン「嘘………!?

 クララさんが共鳴を………!?」

 

 

タレス「…氷と炎が………干渉せずに共存してる………。」

 

 

 基本六元素の六つの属性は三組の相反する属性がある。その相反する属性同士が接触すれば互いに互いを打ち消し会うように消えてしまう。その常識が今目の前で覆されている。

 

 

クララ「そしてここから………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『レイジングミスト』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クララが炎と氷のオブジェを()()()()()()そこから半径数十メートルに渡って空気をも焼き付かす高温の水蒸気が立ち込める。その中にはタレス、ミシガン、ウインドラもいたが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タレス・ミシガン・ウインドラ「「「………!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クララの放った術の範囲にいたのに三人はその術の影響を受けなかった。

 

 

ウインドラ「……間違いない。

 これはカオスやカーヤが使っている共鳴だ………。」

 

 

タレス「でも何で共鳴をクララさんが使えるんですか………?」

 

 

 ウインドラ達が知っている情報では共鳴を使うのはバルツィエ達だけだ。だというのにバルツィエですらないアインワルド族のクララが何故………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『この技術は俺が教えた。』

 

 

 瞬間的にクララの人格がラタトスクへと交代され彼がクララの代わりに答えた。

 

 

ウインドラ「教えた………?

 精霊が共鳴のことを知っていたのか………?」

 

 

ラタトスク『お前達は俺のことをまだ理解してないようだな。

 俺がお前達エルフの何千倍生きていると思ってるんだ?

 俺は古代のカーラーン大戦にだっていたんだぜ?

 それどころかそんな大戦よりも遥か前、

 この世界に初めて生命が誕生した時から世界樹を守り続けて来たんだ。

 お前達エルフの小手先の技術で俺が知らないことなんて殆ど無いんだよ。

 

 

 っつーかこの技術は俺達精霊がお前達()()()()()の中に入り込む際に使ってるものだ。

 我が物顔でエルフの専売特許にしてんじゃねぇ。』

 

 

タレス「有機生命体の中に入り込む………?」

 

 

ラタトスク『精霊はお前達人の言葉で言うなら物質でも非物質でもない。

 

 

 ()()()だ。

 物理的には触れねぇがお前達はマナを介してなら精霊に触ることができる。

 マナを介してのやり取りだから触っている感触は感じにくいだろうがな。』

 

 

ミシガン「私達って精霊にマナ伝いに触ることができるの………?」

 

 

ラタトスク『俺達が誰か人の体の中に入り込んでなきゃな。

 触ることぐらいならできるぜ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんせ元々お前達全ての()()()()()()()()()なんだからよ。』

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