テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

655 / 972
最古の大惑星とアインス

アインワルド族の住む村アルター 民家 夜 残り期日三十八日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………………は?

 ………あいつが俺の体を使って俺達を救った………?」

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「そう考えるのが妥当だろう。

 ユミルの森にいたのはお前達三人だけだった。

 環境的にもトレントやアンセスターセンチュリオンが徘徊する森で尚且つこの天候の中他に人がいたとも思えん。

 ここにはバルツィエの先見隊も来ていないようだしな。

 そう整理するとお前達を救った()()()はお前自身の中に宿る精霊マクスウェルが一番しっくり来る。

 お前が意識を取り戻してから他に誰もいなかったと言うのであればこれが「そんなことあり得るはずがないだろ!!?」」

 

 

 カオスはウインドラの推測に激怒した。

 

 

カオス「あいつが俺達を救った!!?

 何を言ってるんだよ!?

 あいつがそんなことするはずないだろ!!?

 あいつは俺達のことをゴミのようにしか思ってないんだぞ!?

 後一ヶ月経ったらあいつはこの世界を破壊するかもしれないんだ!!

 そんな奴がどうして俺達を助けようとするんだよ!!?」

 

 

ウインドラ「いやしかしだな………他にお前達を救ったのは奴しか「もういい!」………カオス。」

 

 

カオス「この話はもう終わりにしてくれ!

 あいつが俺達を助けただなんて話は聞きたくない!

 あいつのせいで俺は今まで散々な時間を過ごしてきたんだ!!

 それが今更になって何で俺を助けたりするんだよ!?

 訳分かんないよ!!

 そんなのおかしい!!

 違う!!

 絶対に違う!!

 俺は認めない!!

 あいつは俺達を助けたりなんてしない!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺はあいつになんて助けられたりなんかしていない!!」

 

 

 

 

 

 

バンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスは部屋から飛び出していった。彼からしたらマクスウェルが善行をすることなど考えたくもないのだろう。しかし冷静になってみるとマクスウェルは世界を破壊しようとはしてはいるが彼の力に助けられたことは数知れずだ。彼の力があってこそカオス以外の仲間達は命を拾うことができたこともあった。タレスもミシガンもウインドラもカーヤも………そしてアローネも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それでもカオスにはマクスウェルが自分を救っただなど言う話を受け入れることはできなかった。命は救われてもそれ以外を彼に滅茶苦茶にされてきたカオスにはそれで全てを無かったことにはできない。それなら最後まで悪に徹していてほしかった。何故今更自分を助けようとするのかカオスには理解できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「………カオスには少し酷な話だったかもな。

 カオスはマクスウェルとは相性が悪いと言うのに俺は………。」

 

 

タレス「でもウインドラさんの話が一番可能性としてはあるんじゃないでしょうか。

 カオスさん達の置かれていた状況でカオスさん達を助けたのは()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

ミシガン「でもそうだとしたら何でマクスウェルがカオスを………?」

 

 

ウインドラ「クララ殿とラタトスクの話では精霊は人に宿っている間にその宿主が死ぬようなことがあると一緒に死んでしまうこともあると言っていたな。

 それを恐れて行動したんじゃないか?」

 

 

ミシガン「やっぱりマクスウェルも死んじゃうのは怖いのかな?」

 

 

ウインドラ「死ぬのが怖いんじゃなくて死んだ後に自分の力を誰かに利用されるのを避けてるんじゃないか?

 奴を付け狙う輩がどこに潜伏してるのか知らんがな。

 マクスウェル的にはそいつがヴェノムを作り出してそれでいて精霊をも狙っている。

 その二つを手にいれて何をするのか分かったもんじゃないがそいつがその両方を手にいれた時奴が最も恐れる事態、()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

タレス「時間は実際に止まらないとは思いますがずっと同じ風景を見続けるのは本当に地獄でしょうね。」

 

 

ミシガン「あぁ………それだったら死んじゃった方がマシかもね。

 私達の御先祖さま達もそれで死ぬために体を作ったとか言ってたし。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………死ぬために体を作った………?

 それは何の話ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ミシガンの一言に疑問を感じたアローネが話に入ってくる。

 

 

ウインドラ「昼間の話だ。

 俺達も今日ラタトスクに聞かされたことなんだがな。」

 

 

タレス「何でもこの世界の全ての生命が始めは体を持たないマナ………心だけの存在だったらしいんです。」

 

 

ミシガン「そこからその精神だけで過ごしていく内に終わりが来ないのが嫌になって肉体を作り始めたんだって。」

 

 

アローネ「………?

 よく呑み込めませんが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その話私にも聞かせていただけますか?」

 

 

カーヤ「カーヤも気になる………。」

 

 

 ウインドラ達が聞かされた話に妙な引っ掛かりを感じアローネは話の内容を追求する。

 

 

ウインドラ「そうだな。

 先ず始めに………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………そのような星がこの星よりも以前に………。」

 

 

ミシガン「あれ?

 あんまり驚かないね?」

 

 

アローネ「…私にとっては別にそこまで驚くようなことでもないのですよ。

 私自身が長い間眠っていて時代を跨いで目覚めましたし宇宙のことについては昔から無限の可能性を秘めているものと教えられてきましたからそういう歴史があったとしてもそんなには………。」

 

 

タレス「そういうものですか?」

 

 

アローネ「…ただその最古の大惑星という星の環境はアインスの時代の環境と類似していますね。

 アインスでも夜になると星空というものは全く見えませんでした。」

 

 

ミシガン「アインスにも星が見えなかったんだ?」

 

 

ウインドラ「このデリス=カーラーンから星が見えない時代があったのか?」

 

 

アローネ「えぇ、

 カオスや皆があの空について気にする様子がなかったのでそういった空の景色があるものとして受け止めておりました。」

 

 

カーヤ「星はどこででも見られると思うけど……。」

 

 

アローネ「アインス………デリス=カーラーンは広いですから私の訪れたことがない地域などでは()()()()と言われる空のカーテンのようなものが見られる場所もあったそうです。

 星もその一種なのかと………。」

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「………案外()()()()()()()()()()()()()だったりしてな。」

 

 

アローネ「流石にそれはないでしょう。

 アインスの時代がこの時代よりも優れた技術を有してはいましたがその最古の大惑星はマクスウェルによってバラバラのされたのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 いくらなんでもアインスには()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。