テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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山のような大きさ

アインワルド族の住む村アルター 朝 残り期日三十三日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「ぅ………あ………?

 ………朝………なのか………?」

 

 

 カオスが目が覚めてもカオスのいる室内は暗く時間帯が朝なのか夜なのか分からなかった。ここ数日は停滞している雨雲が空を覆っているため朝や昼でも少し薄暗いのだが昨日の自分の記憶の断片から辿っていき自分がまた倒れた時間から意識を覚醒させるのであれば十時間は経過していないと自分は目覚めないだろう。ということからカオスは今が朝であると結論付けたがそれにしても今日はやけに暗すぎる。

 

 

カオス「…先ずは外に出て皆に昨日あれからどうなったかを聞かないと………。

 俺のせいでもっと多くのトレントを………、

 ………!」

 

 

 ふと自身の左手に布団以外の感触があることに気付く。その感触が何なのか体を起こして確認するとそこには、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………アローネか………。」

 

 

 カオスの左手に触れていたのはアローネであった。カオスが起きる前からアローネはカオスの手を握っていたようでこうして体を動かそうとするまで自分が手を握られていたことに気付かなかった。彼女はカオスが寝かせられていたベッドの傍らですやすやとまだ夢の中のようだ。

 

 

アローネ「……スゥ………カオ………ス………。」

 

 

カオス「…申し訳ないな………。

 俺に付きっきりで看病してくれてたのかな………。

 アローネだって本当は疲れていただろうに。」

 

 

 体を起こして後ろを見れば少し湿ったタオルが枕の横に落ちていた。それは自分の額に乗せられていたのだろう。それを眠っている間に寝返りをうって落としたのだ。

 

 

カオス「………どうしようもないな俺は………。

 土壇場で倒れちゃって皆に迷惑かけて………。

 どうして俺は………。」

 

 

 自分が何故倒れたのかまだカオスは知らない。昨日は体調を崩した時から皆の声は朧気にしか聞けなかった。

 

 

カオス「(…何か………突然アローネのお姉さんが関係していることを聞いたような気がするけど………。

 何だったんだろ………?

 よく思い出せ………。)」

 

 

 カオスが昨日起こった出来事を思いだそうとしている時に部屋に勢いよく入ってくる者が現れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシガン「アローネさん!!

 カオス!!

 大変だよ!!?

 大変なことが「シィッ―!」え!?」

 

 

カオス「アローネが今眠ってるところだから声を小さくしてから話してミシガン。」

 

 

ミシガン「ご、ごめんね………。

 ってかカオス起きてたんだ………。」

 

 

 ミシガンはカオスに言われてから声を抑えて話し出す。ミシガンが戸を開けるのと同時に外の景色が見えて外も部屋と同じく暗い様子だった。

 

 

カオス「(まだ夜だったのかな?それか一日中寝てたのか俺は?)俺が起きたのはたった今だよ。

 それまでは普通に眠ってたよ。」

 

 

ミシガン「もう体大丈夫なの?

 疲れが残ってたりしない?」

 

 

カオス「うんもう平気だよ。

 特に疲れを感じたりは………してないかな。」

 

 

ミシガン「………よかった………。」

 

 

 そう言って近くに置いてあった椅子に腰掛けるミシガン。心からカオスのことを心配していたようだ。

 

 

 

 

 

 

カオス「…それよりミシガン、

 何か話があってここに来たんじゃなかったの?」

 

 

ミシガン「!!

 そうだった!!

 本当に大変なんだよカオス!!

 今大変なことが起こってるの!!」

 

 

 声を抑えるように注意してから一分と持たずにまたミシガンが声を張り上げて叫ぶ。よくよく耳を澄ませてみれば外の方からもアインワルドの人達の騒がしい声が聞こえてくる。何があったと言うのか。

 

 

カオス「先ずは落ち着こうか。

 そしてゆっくりと話してみて。

 ………何があったの?

 何かよくないことでも………?」

 

 

ミシガン「あぁえっと~……!!

 

 

 とにかく外に出てみれば分かるから!

 カオスも外に出て!!」

 

 

カオス「?」

 

 

 ミシガンが落ち着きそうになかったのでミシガンに急かされるまま外に出ることにする。アローネの方は起きそうになかったので自身が使っていたベッドに寝かせた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「?

 こんな夜中に皆どうしたの?」

 

 

ウインドラ「!

 カオスか。

 起きたんだな。」

 

 

タレス「()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「?

 お、おはよう………。」

 

 

カーヤ「もういいの?」

 

 

カオス「あぁ、

 もう平気だよ問題ない。

 それよりもこれはどういう状況?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワザワ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 外に出るとアインワルドの者達が大勢外へと飛び出してきており何やらあちらこちらで話をしている。そしてどうも彼等は()()()()()()()()()()()会話をしていることが見てとれた。その視線の先には………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 大きな山があった。そしてその山は少しずつ動いているようにも見えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズズゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クララ「カオス様!

 もうおかげんはよろしいのですか!?」

 

 

カオス「!

 クララさん………。」

 

 

 カオスが突然現れた謎の山を眺めていると巫女のクララがやって来る。

 

 

クララ「そうですか。

 それは誠によかった………。」

 

 

カオス「クララさん………、

 あれは………?」

 

 

 自分が多くの人に心配されていたのは申し訳なく思うがそれよりもあの山のことを聞きたかった。こんな夜にいつの間にあんな物が………。

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『よう、

 起きたか。

 ()()ぐっすり眠れたようだな。

 朝までには響かなかったようだな。』

 

 

カオス「………?

 今が夜なんじゃないんですか?

 こんなに暗いですし………。」

 

 

 先程から皆の挨拶が不自然に感じていたがここでまラタトスクがまた奇妙なことを言う。この暗い空を見てみても時間帯は今は夜ではないのか。

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「信じられんことだとは思うが今が朝なんだ。

 お前は十二時間まるまる眠っていた。」

 

 

カオス「朝……!?

 だけどこの空は………?」

 

 

 ウインドラがカオスの疑問に答えるように今が朝だと告げる。しかしいくらなんでもこの空で朝だと信じることはカオスには考えられなかったのだが、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『ここら辺が暗いのはな。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()

 あの………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 特大級に巨大化した()()()()()()()()()()()()()がな。』

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