テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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アルター防衛戦

アインワルド族の住む村アルター 残り期日三十三日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズズゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「あれが………アンセスターセンチュリオン………!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「どうもそうらしい。

 昨日退治しそこねた奴が他のトレントやアンセスターセンチュリオンを吸収してあそこまで大きくなったようだな。」

 

 

ラタトスク『俺が独自にトレントとアンセスターセンチュリオンの数を探っていたんだが昨日お前達が作業していた辺りにいた奴が周りにいた個体達と融合していくのを感じた。

 

 

 あの超巨大アンセスターセンチュリオンは()()()()()()()()()()()()()()

 嫌な考察が当たっちまった。

 アンセスターセンチュリオン数体が融合したらなんて話はしたがそれがまさか()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。』

 

 

カオス「全部が合体………。」

 

 

 アンセスターセンチュリオンはトレントが十体前後で合体した姿だ。十体で一体のアンセスターセンチュリオンが完成する。

 

 

 それが千五百。ざっと見積もるとあの山のようなアンセスターセンチュリオンは百五十体分のアンセスターセンチュリオン、百五十体分のヴェノムの主の血からを持つということになる。

 

 

 

 

 

 

ラタトスク『よかったな。

 これまで無駄に多いトレント達を相手にしていたがそれももうあとあの一体を倒すだけになったようだぞ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 で?

 どうするんだアレを。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こうなったのは恐らく自分が焦って考案した作戦が原因だろう。狂暴性を増して行動範囲をぐんと拡げたトレント達を煽るような作戦を立てて結果あの巨大なアンセスターセンチュリオンが誕生してしまった。ラタトスクが作戦を実行する前からこのような生物が誕生してしまうことは予測されていた。しかしそんな生物が誕生してしまっても自分が持つ精霊の力さえあればなんとかなると思っていた。精霊の力を借りていることは癪ではあったがそれでどうにかなるのなら仲間や世界のためにも使わない手はないと思っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それなのに今は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………俺が倒します。」

 

 

ラタトスク『ほう………。

 どうやってだ?』

 

 

カオス「俺が………、

 魔術でアイツを………。」「駄目です!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「今………!

 貴方に魔術の力を使わせることはできません!!」

 

 

 いつの間にか起きてきたアローネがそこにはいた。そして彼女はカオスの魔術の使用を禁じる。

 

 

カオス「アローネ………。」

 

 

アローネ「カオス……!

 …貴方は今私の姉と同じ魔力機能障害を起こしています!

 そんな貴方が魔術を使えばどうなるか想像できますか!?

 貴方の今の状態はパンパンに膨れ上がった風船のようなものなのですよ!?

 いつ破裂してしまうなおかしくない状態なのです!!

 そんな状態で魔術を使えば貴方は一生魔術を使うことができなくなるだけでなくもしもの場合は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………もしもの場合は貴方の精神が砕け散ります………。

 ()()()()()しまうのですよ………?

 そんなこと貴方にさせるわけにはいかないのです………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「心が………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マナは生命にとって水よりも大切なものとされている。マナ=心があってこその生命だ。生命は皆生きていく上で喜び、悲しみ、怒りといった感情を感じながら生きている。

 

 

 もしマナが肉体から全て抜け出てしまえばその生物は感情を失ってしまう。感情を失って無気力になり何にも手をつけなくなってしまう。それは勿論話すことや食事をすることもできなくなりそのまま死を迎える。カオスはその一歩手前まで来ている状態なのだ。もし無理にでも魔術を使おうとすればマナを司る器が壊れ肉体にマナを留めておけなくなる。

 

 

アローネ「貴方はこれ以上魔術を使うことは私がさせません。

 貴方は今後は魔術を使うべきではないのです。

 分かってくださいカオス。」

 

 

カオス「………じゃあどうしたら………。」

 

 

アローネ「………私が………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 私があの怪物をどうにかして見せます!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クララ「具体的にどうされるおつもりなのですか?

 アレを………。」

 

 

 ラタトスクの人格が引っ込み元のクララの人格に戻ってアローネに問いかけてくる。

 

 

アローネ「…アレはトレント………アンセスターセンチュリオンも基礎になっているのはトレントです。

 トレントであるなら弱点は変わらず火の筈です。

 

 

 ですのでアレを焼き払います!」

 

 

 アローネの作戦はあの巨大なアンセスターセンチュリオンを単純に火で焼くというものだった。

 

 

クララ「………それは容易な話ではないでしょう?

 あれほどの巨体をどう焼き払うと仰るのですか?

 一人二人程度の火ではこの雨に「でしたらアインワルドの方々で火の魔術が使える方をお借りできますか?」」

 

 

アローネ「貴女が仰るように私達の力だけでは火力が不足しています。

 私達の中で火の魔術が使えるのはカーヤだけです。

 カーヤ一人だけではとてもあの質量を焼き付くすことは敵いません………。

 

 

 それならば質量には質量をぶつけるだけです。

 カーヤとアインワルドの方々の火の魔術を一つにしてあの怪物へと放つのです。

 そこへ私の風の魔術で火を増幅させます。

 風と火の力は掛け合わせればとても大きな熱風を巻き起こせるのです。」

 

 

クララ「風で火を………?

 そんな方法が本当に………?」

 

 

アローネ「可能です!

 風の力は元来そういった使い方をするのが正しいのです!

 攻撃性に乏しい能力ではありますが他の属性の力と組み合わせれば強力なエネルギーを生み出す力を宿しているのです!

 私の力で皆さんの火をあの怪物まで送り飛ばします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 やりましょう!!

 アレがこのアルターに到達するまでに私達の手で食い止めるのです!!」

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