テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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アインワルドと結束

アインワルド族の住む村アルター 残り期日三十三日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 巨大な山の怪物が吼える。その一声はけたたましく空気を振動させ垂直に降る雨を直角に曲げ辺りの木々を薙ぎ倒す。

 

 

 

 

 

 

ズズズズゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!!!!

 

 

 

 

 

 

 巨大な山の怪物がその一歩を踏み出せばそれだけで地揺れが起き大地が割れ地面に大きな窪みができる。

 

 

 

 あの怪物は特別何か攻撃モーションをとった訳ではない。ただ()()()()()()()()()()()()()()()()()。それだけで何かが狂暴な生物が暴れた跡のような道が出来上がる。前に歩くだけでなんという破壊を生み出すのか。アルターからその怪物を見上げる者達は自分達が蟻になったような気分になった。自分達からしてみれば蟻は気が付かずに踏み潰して通り過ぎたりもする。蟻からしてみれば自分達に気付かずに接触することもなく人のような自身と比較にならないサイズの生物とは関わることは避けたいだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だがあの目の前の怪物は真っ直ぐこちらへと歩を進めてくる。あの怪物は絶対に自分達の真上を通り過ぎて去っていくことはない。間違いなくあの怪物は自分達のいるこのアルターへと進み村を蹂躙しつくしていくだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「やはり奴はこのアルターへと向かってきているな………。」

 

 

ミシガン「何で………!?

 だってアルターは先代の巫女の人達の石像の結界で守られて入ってこれないんじゃないの!?」

 

 

タレス「確かにそういう話でしたがあの大きさの相手にまともに結界が働くかは………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

クララ「あの怪物の力が巫女達の力を上回ったのでしょう。」

 

 

アローネ「!

 力を上回った………!?」

 

 

ラタトスク『あぁ、

 これまでは石像から発せられる聖なる力が近寄るヴェノム達を浄化していってたがあそこまでの数のヴェノムが合体したことによってウイルスの力が増してやがる。

 あいつの力はもうここにある巫女達の石像の力じゃ相殺することができないくらいに強まってる。

 そんなアイツが狙うのは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世界樹カーラーンだ。

 アイツは世界樹を取り込むためにここへと真っ直ぐやって来てるんだよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッ!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビリビリビリビリッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 体がどれだけ大きくなろうともヴェノムはヴェノム。マナに引き寄せられてマナを生む世界樹カーラーンを取り込む気なのだ。

 

 

カオス「もし世界樹カーラーンがアレに取り込まれたらどうなるんですか!?」

 

 

ラタトスク『さぁ………どうなるんだろうな………?

 世界樹カーラーンを取り込んだことによって世界樹カーラーンがアイツを浄化するか………、

 

 

 

 

 

 

 逆に世界樹カーラーンがアイツのウイルスに殺られて世界が障気まみれになって滅ぶかだ。』

 

 

アローネ「なんてことに………!?」

 

 

ラタトスク『驚いてる暇は無いぞ?

 早くアレをどうにかしてくれ。

 アレをどうにかしないと本当に世界が滅びてしまう。

 さっさとアイツをぶっ倒してくれよ。』

 

 

アローネ「………そうですね。

 ここで何もせずにいてはそうなってしまいます。」

 

 

ウインドラ「アローネ、

 どうするんだ?

 先程は火を飛ばしてアレを焼き付くすという話だったがこの天候下で火など飛ばしても雨に………。」

 

 

 アローネは少し考え込む。怪物は巨体ということもあって動きは緩慢でアルターに到達するまでに大分時間はあるだろう。しかし時間はあるといってもあの大きさを完全に焼き付くす程の火力を用意するのが問題なのだ。どう火を使える者を集めたとしてもこの雨が降る中では徐々に火の勢いは衰えてしまう。それを風の力でブーストをかけたとしてもこの距離では届いたとして全身に火が回るような火力は期待できない。火の勢いを保ったままあの巨体に届かせるにはどうしても接近しなければならない。だが接近すればあの巨体に踏み潰されてしまう恐怖がある。いくら魔術という超常的な力を持っていたとしても人の十万倍以上はあろうかという生物に向かっていけるものなどそうはいない。

 

 

 現に………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お、おいおい!!?

 どんどん近付いて来てるぞ!?

 ヤバイんじゃないのかここ!!?」

 

 

「はっ、早くここから避難しよう!!?

 急いでこの森から避難するんだ!!」

 

 

「あんなデカブツ誰も敵わねぇよ!?

 もうこのアルターは終わりなんだぁぁぁぁぁッ!!!?」

 

 

 怪物の気迫に精神が負けて狼狽えだすアインワルドの者達。彼等は自分達とあの怪物との埋めようのない力の差を察して抵抗は無意味と畏縮する。

 

 

アローネ「お、落ち着いてください!!

 今あの怪物を倒す算段を」「静まりなさい!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クララ「三万年もの月日世界樹カーラーンを守り続けてきた民族が何を呆けているのですか!!!

 貴殿方は祖先から受け継ぎし使命を忘れたのですか!!!

 ここで世界樹カーラーンを守らねばアルターが滅びるだけのことではすまないのですよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 立ち向かいなさい!!!!!

 我々は今日この日のために生きてきたことをあの怪物へと知らしめて差し上げなさい!!!」

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