テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
アインワルド族の住む村 残り期日三十三日
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!
アローネ「カオス!?
何を……!」
魔術を使うなとは言われたがあれほどのスケールの敵を目の前に自分だけ何もしないということな耐えられなかったカオス。自分が参戦できないのであればせめて皆の助けになることがしたくてマクベルがカオスに伝えた
クララ「!!
これは………!?」
カオスが作ったのは大人百人は入れそうなトンネルだった。アルター側からは入り口は大きく作られてはいるが奥の方へと進むにつれてトンネルは少しずつ小さくなっていく。最奥は入り口に比べて小さいがそれでも大きさはそこそこある。
マクベル「ほっほほう♪!!
お客さんマジで凄いでやんすねぇ!!
こんなもんを一回聞いただけで作り上げられるなんて!!」
カオス「ハァ………!!
ハァ………!!」
アローネ「マクベルさん………!
これは………?」
マクベル「話は俺っちも聞いてたでやんす!!
これはその話を聞いてピンときたんでお客さんにつくってもらった火炎をあの怪物へと届かせる舞台でやんす!!
名付けて
アローネ「吹き矢砲台………。」
マクベル「この中で火を焚いてそこに風を送り込むでやんすよ!
そうすれば雨の心配もこの中じゃ関係ないでやんすし
難点としては筒の方向が固定されてるんで一点集中と言うよりかは一点しか狙えないところでやんすが………。」
クララ「………お見事ですね。
私達の話でこのようなアイデアを咄嗟に思い付くとは………。」
マクベル「何事も早いことに関しては誰にも負けないうさにんでやんすよ!!
これくらいうさにんなら誰でも考え付くでやんす!!
追加としてはこの中に枯れ木や葉っぱを沢山摘めて火を焚くのがベストでやんす!!
そしたら少人数でも火の勢いが強められるでやんす!!」
アローネ「アイデアには感謝しますがカオスは今………!?」ドサッ…
カオス「くっ………ハァッ………。」
魔術を使った途端カオスが顔色を真っ青に染めてその場に倒れる。魔術を使う前とは体調が激変してしまった。
アローネ・クララ「カオス(様)!!?」
即座に駆け寄ってカオスを抱き起こす二人。しかしその時には既にカオスの意識は沈んでいた。
アローネ「カオス………!
無茶するからですよ!!」
クララ「誰か……!
手を貸しなさい!!
カオス様を休める部屋へ!!」
起きてから一時間もしない内にまた気を失ってしまうカオス。今の様子からカオスがもう魔術を使うだけで体に相当な負荷がかかることが分かった。
ウインドラ「!!
カオス………!
魔術を使ってしまったのか………。
またお前は一人で勝手にやろうとして……。」
ミシガン「えぇー!?
またカオス気絶しちゃったの!?」
タレス「これくらいの物を作るだけならボク達だけでも十分だったのに………。」
アローネ「話は後です!
カオスの力のおかげで突破口が見えました!
カオスが作ったこのトンネルを使ってあの怪物へと攻撃します!
急ぎよく燃焼しそうな物をトンネルの中へ!!」
そこからカオスが外れたメンバーとアインワルドの者達で超巨大アンセスターセンチュリオンとの戦いが始まる。その激戦は昼夜休むことなく続けられた………。
カオスが目覚めた時その戦いは………、
カオス「…………………………………………………………
………!!?」ガバッ!!
カオスは飛び起きた。自分がまた魔術を使ってしまい倒れたことは覚えている。体に感じる異常な不快感がそれを一瞬で思い出させてくれた。
カオス「(アイツは………!?
あのアンセスターセンチュリオンはどうなったんだ!!?)」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!!!!!
カオス「!!」
部屋の外から爆音が聞こえる。すぐ近くで戦闘が行われているようだった。
カオス「今どうなってるんだ……!?」ダッ!
カオスはベッドを飛び降りて部屋を出る。そこから彼が見たものは………。
「「「「「「『ファイヤーボール!!!』」」」」」」
アローネ「『ウインドカッター!!!』」
ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!」
アルターの目前まで接近してくる無傷なアンセスターセンチュリオンとそれに応戦する仲間達とアインワルドの者達の姿だった。
カオス「アンセスターセンチュリオンが………こんな近くに………。」
マクベル「あぁッ!!
お客さん!!
助けてくださいでやんす!!!」
カオス「マクベルさん………!
俺はどれくらい寝てたんですか………?」
マクベル「
それよりも助けてくださいでやんす!!」
カオス「二日も………?
それでアンセスターセンチュリオンがここまで………。」
マクベル「お客さんが気を失ってから皆であの怪物に攻撃を始めたでやんす!!
最初はいい感じにダメージを与えられてたでやんすけど途中からあの怪物が
カオス「黒い………オーラ………。」
ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアア!!!!」
カオスの言葉に応えるようにアンセスターセンチュリオンが黒い空気を身体中から発する。
毒撃だ。毒撃で皆の攻撃を弾く。弾かれても皆は攻撃の手を緩めず畳み掛けるがどの攻撃も期待するほどのダメージは見込めそうになかった。
カオス「二日………、
俺が何もしていない間にこんなことに………。」
眼前には仲間達とアインワルドの者達が総力を上げて立ち向かっても歩を止めずに平然と向かってくる毒撃の鎧を纏った敵アンセスターセンチュリオン。自分があのような怪物を作り上げてしまったからアルターはここまで追い詰められた。
カオス「………俺が………、
俺がアイツを何とかしなくちゃ………、
俺が………!!!!」パァァァ………