テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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長きに渡る戦いに終止符を

アインワルド族の住む村アルター 残り期日三十一日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「!!?

 いけません!!

 カオス!!」

 

 

 強力な魔術の気配を感じて振り替えると二日前から意識の無かったカオスが魔術を発動させようとしているのが見えた。

 

 

ウインドラ「何ッ!?

 カオス!!?」

 

 

ミシガン「カオスはもう魔術を使っちゃ駄目だよカオスッ!!!!

 一昨日それでどうなったか覚えてないの!!?」

 

 

タレス「カオスさん!!」

 

 

アローネ「カーヤ!!

 カオスを……!

 カオスを止めてください!!」

 

 

カーヤ「!!」

 

 

 アローネが叫びレアバードで飛行してアンセスターセンチュリオンを攻撃していたカーヤがカオスの元へと向かう。

 

 

 だがそれでもカオスは魔術を発動させてしまう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「『ファイヤーボール!!追撃の百連撃ッッッ!!!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスから放たれた大量の火球がアンセスターセンチュリオンを穿つ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バババババババババババパババッ!!!!

 

 

ボゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォッッッッッ!!!!!

 

 

 火球が被弾してアンセスターセンチュリオンを覆い隠す程の爆炎が巻き起こる。

 

 

カオス「………ッッ!!

 ッンンンッ!!!?」

 

 

 魔術を放つのと同時に全身を激痛が襲う。身体中の神経が緊急警報を鳴らしてカオスの意識を刈り取ろうと暴れる。

 

 

カオス「(ぐっ………!!

 まだ………!!

 まだ気を失う訳には………!!)」

 

 

 二日前に痛みを経験して覚悟していたこともあって今回は魔術を撃っても意識が持っていかれるようなことはなかった。二度目の痛みはなんとか耐えることができた。今のでアンセスターセンチュリオンが倒れてくれれば………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッッッッッッッッ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 煙が晴れて中から所々焼け跡が残ったアンセスターセンチュリオンが現れる。

 

 

クララ「今ので倒れないとは………!!」

 

 

ビズリー「どれだけこの怪物は我々を絶望させると言うんだ………!」

 

 

ダズ「もうここは危険です!

 巫女様だけでもお逃げください!!

 ここは我々がこいつの相手を引き継ぎます!」

 

 

クララ「私だけ逃げてどうなるのです!

 私が逃げてもここには世界樹があるのですよ!

 世界樹を奪われてしまえばどこにいても結果は同じです!

 私も最後の最後まで戦います!!」

 

 

ケニアの「クララ………、

 だがこれは………。」

 

 

クララ「誰も退くことは許しません!!

 私達はこの戦いから逃げ出してはならないのです!

 私達は………、

 

 

 

 最後まで足掻かなければならないのです!!」

 

 

 とびっきりの一撃を耐えても倒れることのなかったアンセスターセンチュリオンを前に退かないアインワルド族。

 

 

カオス「(この人達は………本当に世界のことを思って………。

 

 

 ………この人達だけは守りたい………。

 こんな人達をここで終わらせたりさせたくない。

 そのためなら俺は何度だってこんな痛み耐えきってやる!!)」パァァァァァァァ!!!

 

 

 再び魔術を放つ構えをとるカオス。

 

 

カーヤ「カッ、カオスさん!

 魔術は駄目だって皆が「カーヤ!」」

 

 

 

 

 

 

カオス「お願いだ!

 止めないでくれ!!

 俺はここで止めることはしたくないんだ!

 俺が止めたらアインワルドの人達がアイツに殺されてしまう!!

 俺はそうなってほしくないんだ!!」

 

 

カーヤ「だっ、だけど………!」

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「何をしてるんだカーヤ!!

 もういい遠慮するな!!

 そんな分からず屋は殴り飛ばしてでも止めさせろ!!

 そうしないとカオスが死んでしまうぞ!!」

 

 

アローネ「そうです!

 カオスの体はもう限界なのです!!

 それ以上の魔術の使用は命に関わります!

 絶対に次を撃たせてはなりません!!」

 

 

ミシガン「止めてよカオス!!

 本当に死んじゃうよっ!!?」

 

 

タレス「カオスさん!!

 止めてください!!!」

 

 

 仲間達が必死に自分に魔術を使うなと叫んでくる。それは世界よりもカオスのことを思ってのことだろう。

 

 

カオス「(…そう言われるとやっぱり俺は魔術を撃つしかないじゃないか………。

 世界よりも俺なんかをとるなんて………。

 ………ここにはこんな俺なんかを本気で心配してくれる仲間達がいる………。

 こんなどうしようもない俺を好きでいてくれる人達がいる………。

 こんなところでこの人達を死なせることなんて俺にはできない………。

 例え俺がどうなったって構わない。

 俺がこの人達を守りたい………。

 ただそれだけだ。

 それだけで俺は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どんな苦しみも乗り越えることができる!!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………もうどうなったって構わない!!

 俺が二度と魔術を使えなくなっても!!

 俺がそれで死ぬことになっても俺は………!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 お前だけは道連れにしてでも打ち倒してやる!

 この俺の力で!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 『戒めの楔は深淵へと導く!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 グラビティ!!!!!』」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 球体上の膜がアンセスターセンチュリオンを包みその巨体を空中へと持ち上げていく。そしてその力はアンセスターセンチュリオンを少しずつ中心へと落ち潰し始める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「グッ………ガガガッ!!!ガッ………ギガアアッッ!!!」

 

 

 負けじとアンセスターセンチュリオンも毒撃のオーラで押し返そうとする。カオスの力とアンセスターセンチュリオンの毒撃の力は僅かにカオスの力の方に軍配が上がる。

 

 

 それでもアンセスターセンチュリオンを倒すには至らない。

 

 

カオス「(だったら………!!)これで終わりにするぞ!!

 アンセスターセンチュリオン!!!

 この攻撃でもうお前は終わりだッッッ!!!

 

 

 『火炎よ!!我が手となりて敵を焼き尽くせ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ファイヤーボール!!!追撃の()()()!()!()!()』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスが放つ千発の火球がアンセスターセンチュリオンを襲う。グラビティによって空中に浮き上げられてそこに千の火炎弾が集中し膜の中が紅色に染まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「フガッ……アガガ………………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「うっ………!?

 ………フゥ………ッ………うぅ………!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ユナイテッド・アンセスターセンチュリオン「ッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ゴアアアアアアアアアッ!!!!…………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アンセスターセンチュリオンはグラビティの術が解けるのに合わせてその体から出せる最大の毒撃のオーラを放出して、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 消滅した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………お、…………………終わっ…………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 た………………………。」ドサッ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスも激痛に耐えかねてその場に落ちた。これによりカイメラと同じ期間四十日をかけてのアインワルドの地方のヴェノムの主討伐が完了した………。

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