テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
アインワルド族の住む村アルター 残り期日?日
カオス「………ッハ!?」
ベッドから勢いよく飛び起きた。自分はまた魔術を使った反動で気絶した。一度魔術を使うと半日以上は目が覚めることはない。気絶する瞬間にアンセスターセンチュリオンを倒しきるつもりで全力で無理な魔術を発動させてしまった。それによって今回は大分長く意識が戻らなかったのではないか。カオスは一瞬でそこまで考えた。
アローネ「………お目覚めですかカオス。」
カオス「アローネ………。」
ベッドの横にはアローネが立っていた。アローネは窓のところに立ち外を眺めている。外からはあの長く降り続けた雨が止み暖かな日差しが指していた。
アローネ「…少々お待ちください。
今珈琲でも入れて…「アローネ!」」
カオス「アンセスターセンチュリオンはどうなったの!!?
あれから俺度のくらい寝てたの!?
皆は………アインワルドの人達は誰も怪我とかしてないの!?」
巨大アンセスターセンチュリオンがアルターのすぐ目の前まで迫ってきたあの日ざっと見た感じではアインワルドの者達はマナが枯渇し倒れ伏す者ばかりだった。アンセスターセンチュリオンの攻撃は直接受けたということはなかったようだがカオスが意識の無かったまる二日間アルターの者達とアローネ達は休まずアンセスターセンチュリオンへと応戦していたことだろう。
アローネ「カオス………。」
カオス「………?」
何か様子のおかしなアローネ。カオスの質問には答えずゆっくりと彼女は此方へと振り向き………、
アローネ「………
カオス「………………………………………………………
………………………最終日………………?」
ヒュゥゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウッッッ!!!!
アローネ「………えぇ………、
今日が世界が終わる日です………………。」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!
窓から見えていた青空が突如聞こえてきた爆音と共に深紅の空へと変わる。遠くの方から煙が上がり続いて何かが空から降ってきて先程の爆音が連続で聞こえてくる。
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
カオス「ど、どういうこと!!?
俺………一ヶ月もずっと………!?」
アローネ「はい………貴方はアンセスターセンチュリオンを倒してから一ヶ月もの間眠り続けていました。」
カオス「そんな………!!?
俺どうしてそんなに………!!」
アローネ「頑張りすぎなのですよ貴方は………。」
カオス「だってそうしないと皆が………!!」
世界が今日終わるというのにアローネは至って冷静に徐々に近付いてくる外の破壊の光景を観察していた。あの破壊は精霊の力によるものなのだろう。しかし体の中の精霊が何かしているようには感じない。だがそれでもあのようなことができるのは精霊だけだ。
カオス「アローネ!!
今すぐ逃げないと!!
あれに巻き込まれるよ!!?」
アローネ「一体どこにお逃げになると仰るのですか?
どこへ逃げても同じことです。
私達は
それだけです………。」
カオス「それでもこんなところにいるよりかは「カオス」」
アローネ「……最期に………貴方が目覚めてよかった………。
貴方とまたお会いできて本当によかった………。」
儚い笑顔を浮かべてアローネはそんなことを言い出す。
カオス「何をこれで最後みたいなことを言ってるんだ!!
まだこれからだろ!!?
アローネはまだウルゴスの人達を見つけてあげないといけないんだろ!!?
こんなんで諦めるのかよ!!?
アローネ!!」
何もかもを諦めきったアローネをカオスは責めた。自分が一ヶ月も眠っていたことも悪いのだがそれでも彼女には諦めてほしくなかった。
アローネ「…私は………、
貴方と出会えて幸せでし「ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッッッ!!!」」
とうとう外の爆発がカオスのいる室内にまで及びアローネが目の前でその爆発に呑まれていった。
カオス「アローネェェェェェェェェェェェッ!!!?」
爆風に消えたアローネの名前を叫ぶカオス。世界は本当にこれでお終いなのか。
そう思った時爆風が晴れてきて中に人影が見えた。
カオス「!!
アローネ!!
大丈夫…………………、
………だった…………の………。」
煙が薄くなって人の輪郭が現れはじめてそこに立っていたのは………、
ヴェノム「カ………オス………。」
カオス「うわあああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!!!?」