テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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自分はどうあるべきか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「それでアローネ………。

 俺って………今度はどのくらいここで意識が戻らなかったの?」

 

 

 意識が戻る前に見た夢では目覚めると同時に世界の崩壊が始まってしまった。あんな夢を見れば悪い予感がしてならずカオスはあとどのくらいの時間が残されているのかを問う。

 

 

アローネ「…カオスは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「十日………ってことは………。」

 

 

 アンセスターセンチュリオンを倒すために規模の大きな魔術を連続で使用したことで今回は一日や二日では済まなかったようだ。十日意識を失っていたのであれば残りの期日は二十一日。ここで消費してしまった時間を考えてみれば二十一日という時間はあまりにも余裕が無さすぎる。カイメラとの戦いの時もずるずると四十日という時間が経ちここでは五十日が経過してしまった。

 

 

カオス「たっ、大変じゃないか!!?

 すぐにここを出てレッドドラゴンのいるブルカーン族の地方まで行かないと!!」

 

 

アローネ「あっ、慌てないで下さい!

 今日はもう少しで日が落ちますし私とカオスが出発するのは明日からでも追い付きますよ。」

 

 

カオス「そんな悠長なことは………!!

 ………()()()()()………?」

 

 

 アローネの今の発言に疑問を感じる。その言い方ではまるで明日出発するのがカオスとアローネの二人だけのようにも聞こえるが………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「はい、

 私とカオスの二人です。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()?()

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………皆が先にブルカーンの地方に向かったの………?」

 

 

アローネ「えぇ、

 これまでずっと私達はカオスに頼ってヴェノムの主と戦ってきましたから今度のことでもうこれ以上カオスに負担はかけられないという話になり最後のヴェノムの主はウインドラ達で倒すそうです。」

 

 

カオス「ウインドラ達だけで………?」

 

 

アローネ「一応は私もカオスが目覚めたら貴方と共にレアバードで追い掛ける手筈にはなってますよ?

 彼等だけでレッドドラゴンの相手は厳しそうですから。」

 

 

カオス「…何だそれなら「ですけど」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「カオスはもう戦いには参加しないで下さい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………何で………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 然り気無くアローネがカオスに戦い自体を禁じてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「前に私が危惧していたことが貴方の体に起こっているのですよ?

 貴方はもう無暗に戦う必要はありません。

 貴方は貴方の体のことだけを考えてこれからは過ごしてください。」

 

 

カオス「そんなこと急に言われても困るよ………。

 俺から戦うことを取られたら何が残るんだよ………。

 俺は戦ってないと俺の存在意義なんて何も………。」

 

 

アローネ「何を仰ってるのですか。

 私やタレス、ミシガン、ウインドラ、カーヤは貴方に戦うことを求めてはいません。

 貴方に求めているのは()()()ことです。

 …貴方はもし戦いになれば魔術や魔技を使ってしまう。

 貴方の今の体で魔術や魔技を使わせるわけにはいかないのです。

 

 

 分かってくださいカオス。

 これは貴方のためなのです。

 次に貴方が魔術を使ってしまえば()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()考えられるのですよ?

 そうなってしまってもカオスはいいのですか?」

 

 

カオス「それは………嫌だけど………。」

 

 

 仲間を守るためなら自分が犠牲になることも覚悟していたつもりだったがいざそう問い詰められると言葉に詰まってしまう。自分でも仲間達と離れ離れになってしまうことはしたくない。どうしてもという状況に陥ればそんなことを考えずに自分は動くだろうがそうでないのならそんなことにはなりたくない。

 

 

 自分はもう戦うべきではないのか………?

 

 

アローネ「カオスはミストを追い出されてからここまでよく頑張ってきました。

 十年もの月日をあの村の防衛に努めてそれから私を騎士の方から守っていただき更にはカタスとまで再会させていただきました。

 貴方の人生はとても辛い日々の連続であったというのに貴方はバルツィエのような誰かを苦しめるような悪い人にはならずに誰かを影ながら救うそんな素晴らしい青年へと育ちました。

 

 

 貴方はもう頑張らずとももう良いのではないですか?

 これからは私達が貴方の盾となって戦います。

 貴方のことを全力でお守りしますから………貴方は………()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

カオス「俺の幸せのために?」

 

 

アローネ「えぇ、

 貴方がもう危険を犯すようなことはなさらなくて良いのです。

 貴方は人の何倍もの苦行を背負ってきたのですからこれからは逆に御自身の幸せな未来に目を向けて歩んでいきましょう?

 私もカオスが幸せになれる道を共に探しますのでこの旅が終わったらその未来へと歩めるように私達でこの世界を守ります。

 精霊マクスウェルにこのデリス=カーラーンの未来は奪わせたりはしません。

 カオスは十分この星の存続に貢献しました。

 後は私達が貴方の意志を継いでいきます。

 ですからカオスは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 側で私達のことを見守っていてください。

 私達が必ずこの星の未来も守ってみせますから。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(俺の………幸せ………?

 俺が………幸せになってもいい………のか………?

 こんな俺が………?

 俺の幸せ………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺は今アローネ達と一緒にいられるこの時間こそが一番の幸せなのに他に幸せなんて………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………もし全てが終わったら………皆はバラバラになるよな………。

 …だったら俺は………俺の幸せはこのまま皆とずっと一緒にいることだけど………、

 けどそれは………。)」

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