テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ブルカーンの戦闘力

ローダーン火山 中間部 残り期日十九日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?????「イフリート様を討つだと?

 どの口がそんなことを言うんだ?

 あのお方に敵う者がこの世にいる筈がないだろうが!!」

 

 

カオス「敵う敵わないじゃなくて俺達はそうしないといけないんだよ。

 そうしないと世界が大変なことになるからね。」

 

 

アローネ「貴殿方ブルカーンを操るそのイフリートに付き従ってもブルカーンも世界も滅ぶだけですよ。

 私達が立ち向かわねばならない敵は貴殿方の想像もつかない程の強大な力を持っております。

 ヴェノムの主の一体だけで太刀打ちできるような相手ではありません。

 どうかここを通していただけませんか?」

 

 

 どれ程の他の生物を吸収して知能や力を高めたところで星一つを消し去る力を持った()()()()()に勝てる可能性は無きに等しい。一撃で世界地図を塗り替えるような力を前にして抗うことは許されない。ならば精霊が課した試練を乗り越えて破壊を回避すべきだろう。

 

 

 ダレイオスからヴェノムの根絶。それさえ達成できれば一先ず世界は存続し続ける。そのためにもカオス達はヴェノムの主レッドドラゴン、もといイフリートを討ち取らねばなないのだが………、

 

 

 

 

 

 

?????「下らないな!!

 戯れ言に貸せる耳は持ち合わせていない!!

 貴様らがどのような敵を想定しているのか知らんがイフリート様は()()()姿()()()()()()()()()この世界の最強生物レッドドラゴンとしての全てを蹂躙する無敵の力を有しておられる!!

 そんなお方に一体どこの勢力が対抗できると言うんだ!!

 殺されるのを恐れていもしない敵を作り上げようとするな!!」

 

 

 男はカオス達の話を聞く気は無いらしい。ここでカオス達を倒してイフリートへと引き渡すつもりのようだ。

 

 

カオス「話し合いにならないなぁ………。

 この人と戦ってから先に進むしかないのかなぁ。」

 

 

アローネ「相手は戦う気のようですし落ち着かせるためにも一度気絶させてしまいましょう。」

 

 

 仕方無くカオスとアローネは男と戦うことにする。戦況的には二対一。カオス達が負けることなど考えられない………がカオスは今術技を使えず剣のみで戦うしかない。アローネには何のハンデも無いが男の気性からはかなりの自信を感じる。立ち振舞いからしても相当な実力者であることは間違いない。

 

 

カオス「…俺が前に出て短剣を止めるからアローネは援護お願い。」

 

 

アローネ「分かりました。

 カオスは………技を使わないようにしてくださいね。

 できることなら大人しくさせてからゆっくりとお話を聞きたいので。」

 

 

カオス「あぁ、

 あの様子じゃ俺達の話し全然聞いてくれなさそうだしね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?????「何をくっちゃべってやがる!!

 俺を前にそんな余裕があると思うな!!」ダダダッ!!

 

 

 男が再び短剣を構えてカオスに迫る。

 

 

 

 

 

 

カオス「(………遅い………。

 これなら。)」

 

 

 対人戦はリスベルン山でのラーゲッツ以来だ。それ以外ではウインドラやオサムロウ、ユーラス、ランドールと戦ってきたがこの男はそこまでの大した力は持ってはいな………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?????「爪竜連牙斬ッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガガガガガッッッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 男はカオスに肉薄した瞬間高速の剣撃を仕掛けてきた。その激しい手数にカオスは反応するのが遅れそうになるがなんとか全てを剣で弾き返す。

 

 

カオス「くっ……!!

 やるな「まだまだまだぁ!!」……!!!」

 

 

 男からの猛攻は止まらない。短剣を捌いても捌いても男は怯むことなく短剣を振るってくる。次第にカオスは押され始め後ろに飛ぶがそれを男は追ってくる。

 

 

?????「ヘッ!!

 お前大したことねぇなぁ!!

 さっさと諦めて楽になれよ!!

 抵抗すると余計苦しむだけだぞ!!」

 

 

カオス「………ッ!

 もう勝った気でいるのかよ!!

 アンタなんかにそう簡単にやられる訳無いだろ!!」

 

 

 男の挑発に乗ってしまいカオスは前に踏み込んで剣を振った。

 

 

 ………だがその剣筋を読まれていたらしくカオスの剣は空を斬って………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

?????「もらったぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」

 

 

カオス「なっ………!?」

 

 

 カオスの剣をしゃがんでかわした男はカオス目掛けてその短剣を突き刺そうと………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「『ウインドカッター!!!』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………したところにアローネの風の魔術が発動し男がいた場所に旋風が巻き起こる。

 

 

 しかし男はアローネの術を寸前で跳びすさりかわす。

 

 

アローネ「カオス!

 大丈夫ですか!?」

 

 

カオス「うん、有り難う………。

 ………あいつ………。」

 

 

アローネ「えぇ、

 かなりの猛者のようですね。

 これは一筋縄ではいかない相手でしょう。」

 

 

 バルツィエのような俊足な足は無いが代わりにカオスでも捌ききれない程の執拗な連撃で攻めてくる。改めて相手のスタイルを確認してみればいつの間にか短剣の他に両方の手の甲から鉤爪が飛び出している。短剣と鉤爪の二つの武器を駆使して連撃を放ってくるようだ。

 

 

カオス「(今まで相手にしたことのない戦い方をする相手だな………。

 攻撃に使う武器も俺の剣よりも軽いからかスピードが凄く早い………。

 俺が一度剣を振る間にあっちは数回は攻撃してくる。

 

 

 接近戦じゃ部が悪いな………。)」

 

 

 たった一度の攻防でカオスは相手との相性の悪さを察した。この男は至近距離での戦闘では敵わない。相手の男の方がカオスよりも数段は経験の差で優る敵だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『接近戦戦術に関してダレイオスはバルツィエを凌駕しているのだ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスはセレンシーアインでオサムロウと対峙した時に言われたことを思い出した。

 

 

 ダレイオスの民は皆俊足と強大な魔力を持つバルツィエを相手に生き残ってきた。魔術ではバルツィエに軍配が上がり近接戦闘においてはダレイオスの民が上をいく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 最後のヴェノムの主討伐は精霊イフリートを名乗るレッドドラゴンとそれを王のように崇め奉るダレイオスの民のブルカーン族との対決の運びとなった………。

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