テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ならば共にいざ行かん、最後の大砦へ

ローダーン火山 麓 残り期日十八日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれからカーヤも戻ってきて時間帯も遅くになってしまったため翌日の今日今後どうするかを話し合うことになった。

 

 

アローネ「状況を見ますとイフリートはブルカーンの街シュメルツェンのどこかにいるということで間違いないのですね?」

 

 

ウインドラ「そのようだ。

 俺達も共鳴が使えるようになってある程度離れた場所にいる生物のマナも感知できるようになった。

 その結果イフリートはシュメルツェンの中………、

 より性格にはシュメルツェンから入れる火山の内部にいることが判明した。」

 

 

ミシガン「カーヤちゃんにも確認してもらったから確かな情報だよ。」

 

 

カーヤ「うん………、

 カーヤが近くまで飛んで調べたから確実………。」

 

 

カオス「シュメルツェンまで行ってきたの?

 迎撃されなかった?」

 

 

カーヤ「攻撃はされたけどカーヤには火の魔術は効かないから。」

 

 

タレス「ブルカーンは接近戦ではカオスさんやカーヤさんに匹敵する剣撃を浴びせてきますが遠距離の攻撃は火の魔術に限定されるようです。

 空から偵察するだけなら問題なく行えるでしょう。」

 

 

ウインドラ「現状では偵察止まりな訳だがここからどうやってブルカーン族に邪魔されることなくイフリートと対峙するかだな。

 ブルカーン族がイフリートの影響下にある以上シュメルツェンに侵入すれば必ずブルカーンとぶつかることになる。

 奴等に囲まれてしまえば捕らわれてしまうのは確定だ。

 それではイフリートと戦うどころではない。」

 

 

アローネ「捕まってしまえば拘束されてイフリートの元へと連行されるでしょうがそれでは戦闘どころではありませんね。

 私達がただイフリートに殺されてしまうだけでしょう。」

 

 

ミシガン「イフリートが火山の中にいるのならそこに突撃して入り口を塞いじゃえばいいんじゃない?

 そしたら私達とイフリートだけの空間が作れるよ?」

 

 

ウインドラ「入り口を塞ぐとは天井や壁を破壊して塞ぐという意味か?

 それだと俺達が出られなくなるぞ?

 第一入り口を塞いでしまったら逃げ場のない場所で最強種レッドドラゴンと戦闘を行わなければならなくなる。

 カイメラの咆哮程じゃないにしろドラゴンは強力なブレスも使ってくる。

 攻撃をかわせないような場所での戦闘はなるべく避けたい。」

 

 

タレス「どうにかしてイフリートを外へと誘き出せればいくらでもやりようはあるんですけどね………。

 上空を飛んでも姿を現さないとなると外へと誘導するのは難しそうですね。」

 

 

アローネ「ブルカーン族の人達を利用して食料となるものを集めさせているとなるとイフリートは今の居場所から動くことはなさそうですね。

 自ら狩りには出向かずにブルカーンに獲物を運ばせる。

 ………意図してのことではないと思いますが私達にとってはそれがとても今回の討伐の達成を困難にしている………。

 何かイフリートとブルカーンを両方相手にしてイフリートのみを討つ作戦を計画しなくてはなりませんね。」

 

 

カーヤ「ブルカーンも一緒に倒せばいいんじゃないの?

 ブルカーンは一緒にバルツィエと戦ってくれそうにないんでしょ?」

 

 

ウインドラ「安易にブルカーンを手にかけると連中と本格的に戦争になるぞ。

 俺達の狙いはイフリートのみだ。

 イフリートを倒したらこんなところはさっさと離れた方がいい。

 連中の恨みを買うようなことは避けよう。

 連中は執念深そうだ。」

 

 

タレス「でもイフリートを倒してもそれは同じことが言えるんじゃないですか?

 彼等がイフリートと呼ぶヴェノムの主は本物ではないようですけどそれでも主を本物のように扱っているとすればイフリートを倒そうとするボク達は彼等にとっては許しがたい敵でしょう。

 ブルカーンのイフリート信仰は伊達ではありませんからいざって時にブルカーンが本気でボク達を排除しようとしてくれば応戦するしかないですよ。」

 

 

アローネ「なるべく被害を少なくしてここを去りたいですね………。

 正面からぶつかればこちらも負傷を覚悟せねばなりませんから主との対決の前に消耗してしまっては主を討つこともままなりませんし………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブルカーン側は部族全体でイフリートに従いイフリートの敵となるものを攻撃してくるだろう。シュメルツェンに近付いただけでも手荒い歓迎を受けたのだ。ブルカーンのイフリートへの忠誠心は本物だ。イフリートを討つのであればブルカーンがそれを止めに入る。不用意にシュメルツェンへと足を踏み入れれば袋叩きにあうことは目に見えている。そうならないようにイフリートの元へと辿り着きイフリートを倒すにはどうすれば良いのか………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「………隙を伺うしか手はありませんね。

 次はカーヤと共に私も偵察に向かいます。

 上空からシュメルツェンへの侵入経路を探して来ます。」

 

 

 今カオス達にできることは偵察しかなかった。昨日今日だけではまだこれからどう攻めるかを決定することはできない。カオス達には情報が少なすぎるのだ。

 

 

ウインドラ「お前が一緒に行くのは構わないがブルカーンは火の魔術を飛ばしてくるぞ?

 お前は火を無効化できないだろう?

 撃ち落とされて捕虜にでもなれば状況は益々悪化する。

 どうするつもりだ?」

 

 

アローネ「一度カーヤがシュメルツェンの上空を飛行してみたのですよね?

 でしたら次の偵察では狙撃されることはないと思います。

 火の攻撃では撃ち落とすことが出来ないということを彼等も学習している筈ですから。」

 

 

タレス「相手の先入観に訴えた作戦ですか………。

 ブルカーンがそれでも撃ってきたら危険ですよ?」

 

 

アローネ「…その時はどうにか「俺が一緒に行くよ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「俺が一緒ならアローネが撃ち落とされることもないでしょ?

 攻撃は全部俺が受けるから。」

 

 

 

 

 

 

アローネ「カオスが攻撃を………?」

 

 

ウインドラ「確かにカオスなら魔術による攻撃は効かないだろうが………。」

 

 

ミシガン「手は平気なの?

 空飛ぶのって結構揺れるから振り落とされたりしない?」

 

 

カオス「大丈夫だよ。

 アローネの運転は荒くはないから俺が落ちる心配もないよ。

 俺が付いている限りはアローネが撃ち落とされることはないから。」

 

 

アローネ「……カオス………。

 宜しいのでしょうか………。

 貴方をまるで盾のようにしているみたいで気が引けますが………。」

 

 

カオス「今の俺にはこれくらいしか出来ないからね。

 行こうよ俺とアローネで。」

 

 

アローネ「………えぇ、

 分かりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 宜しくお願いします。

 その代わりにカオスのことは私が守りますからね。」

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