テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ここでの終わり方

ローダーン火山 麓 残り期日十七日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「今日も行くの?」

 

 

アローネ「えぇ、

 まだシュメルツェンの街全体がどの様に成り立っているか把握できておりませんから。

 昨日の一度目と二度目とではまた見えてくるものが違いますでしょうし。」

 

 

ウインドラ「ブルカーンもあれでも他の部族と同じで一つの社会組織体型で形成されている。

 それならブルカーン族にも族長格がいることは確定だ。

 族長格と思わしき者が頻繁に出入りしているところに俺達が探しているイフリートのいる場所への通路があると見て間違いないだろう。」

 

 

タレス「マテオでもダレイオスでもそういった人達の場所と言ったら街全体の中心か入り口からは一番遠い奥の方にありましたよね。

 それを探すんですか?」

 

 

ミシガン「そう何度も何度も街の上なんか飛んで大丈夫なの?

 絶対ブルカーンの人達に目を付けられてると思うんだけど………。」

 

 

ウインドラ「目を付けられてるのは最初からだろう?

 奴等俺達がここに来た時から攻撃してきたんだ。

 俺達をイフリートの餌としてしか見ていないことは明らかだ。」

 

 

カオス「普通はそんなふうに見てくる人がいたら近付いたりはしない方がいいんだけどね………。」

 

 

アローネ「そうも言ってはいられない理由が私達にはあります。

 イフリートを倒さなければこの星はもう間もなく破壊されてしまいます。

 精霊マクスウェルの手によって………。」

 

 

カオス「……………うん、

 ………そうだね。」

 

 

 カオス達が住む星デリス=カーラーンは残り二週間と三日という時間で存続か消滅かの採択が決定する。ダレイオスに蔓延るヴェノムウイルスを振り撒くヴェノムの主を全て倒しきらねば精霊はこの世界を破壊すると言うのだ。その主達はもう既に九体いる内の六体を打ち倒し二体は無力化に成功している。その二体と言うのは同行しているフリンク族とバルツィエのハーフのカーヤと今は姿が見えないマウンテンホーンズのメーメーのことだ。二人(一人と一匹)はヴェノムの主であった時はそれぞれがカオス達を圧倒するほどの力を有していたがそれもウイルスの力が無くなってからは大人しくなり人に危害を加えなくなった。

 

 

ミシガン「…話し合いが出来るんだったらレッドドラゴンのイフリートととも話してウイルスの力だけでも打ち消すことができればよかったんどけどねぇ………。」

 

 

タレス「カオスさんの能力でウイルスを消すってことですか?

 でもカオスさんは………。」

 

 

ミシガン「違うよ。

 カオスにやってもらうんじゃなくて私かアローネさんでウイルスの力を消すんだよ。

 スラート族もミーア族もクリティア族もそうやってやって来たでしょ?」

 

 

ウインドラ「!

 ………言われてみればそういう方法もあったな………。

 カオスに触れている間はカオスからマナが供給されてミシガン達はマナを消費せずにあの術を………。

 

 

 今はその方法がまだ使えるのか?」

 

 

 一時期過去の事件のこともあって精神的に魔術を行使することができなかったカオスの代わりにアローネとミシガンの二人で他の部族達がウイルスに感染しないように術を使用していた。カオスが自由に魔術を使えるようになってからはそれもする必要がなくなっていたのだが………、

 

 

カオス「……試しにやってみる………?」

 

 

 カオスはアローネとミシガンの方へ手を差し出す。その手を握ったのはミシガンだった。

 

 

ミシガン「…じゃあ言い出しっぺの私が………。」

 

 

 ミシガンはカオスの手を握りながら術を発動させる。この場には術の対象がいないので誰もいない空間に向かって………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシガン「『………彼の者を死の淵より呼び戻せ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 レイズデット………。』」パァァァァァ………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 術は発動した。カオスの体に影響を与えることなく発動することができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「…どうですかカオス………、

 今のは………。」

 

 

カオス「…多分成功してるよ。

 俺も特に苦しくなったりとかはしてなかったしこの方法でなら俺もマナを誰かに使ってもらうことが出来るみたいだ。」

 

 

ウインドラ「本当か………?

 それなら今後は()()()()()()で作戦を立てることにするか。」

 

 

カオス「え………?」

 

 

アローネ「現状ですとイフリートを討伐するのは難しいです。

 街へと入るにはブルカーンが私達を捕縛しようとしてくるためイフリートと戦うにはブルカーン族を全て倒さなければならない。

 ですが彼等の戦闘能力は非常に高く私達の中からも犠牲無しにはそれを成し遂げることはできない。

 かといって誰かが欠けてしまっては地上最強の生物レッドドラゴンを倒すのはとても………。

 

 

 ですのでイフリートのウイルスさえどうにかできれば私達はブルカーンともイフリートともムリシテ戦う必要は無くなるのです。」

 

 

タレス「カオスさんとアローネさんかミシガンさんのどちらかがイフリートに近付きそのレイズデットを付加させればボク達の仕事も完了するわけですね。」

 

 

ウインドラ「そうなるな。

 だからここからはアローネとカーヤで何度かシュメルツェンに飛んでもらって上空から奇襲をかけ続ける。

 ブルカーン族は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ようだしな。

 ブルカーン族がいつまでも俺達を捕らえられないのであれば空を飛べるレッドドラゴンのイフリートが火山の中から出てくるわけだ。」

 

 

ミシガン「そこでカオスとアローネさんでレイズデットをぶち当てるんだね。

 その後はどうするの?」

 

 

アローネ「ウイルスの力さえ無くなるのでしたらもうイフリートは私達が無理に戦うことはありません。

 撤退してセレンシーアインへと戻りましょう。

 スラートにヴェノムの主討伐を完了したことを報告するのです。」

 

 

カオス「…倒さなくていいの………?」

 

 

ウインドラ「俺達が奴を倒さなくてはならなかったのほヴェノムの主ダからだろ?

 ウイルスをばら蒔きダレイオスが滅亡する危機に瀕していたからこそ倒さなくてはならなかったんだ。

 

 

 その脅威が無くなるのなら深追いするだけ無駄だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 倒すだけが俺達の目的ではない。

 世界を存続させることが俺達の目的なんだからな。」

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