テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
ブルカーン族の住む街シュメルツェン 上空 残り期日十日
カオス達はブルカーンの街シュメルツェンからイフリートを引きずり出す計画を立て一週間程アローネとカーヤの乗るレアバードで空襲をかけ続けるが未だイフリートが火山から出てくることはなかった。
カオス「これだけ攻めてるのにどうしてイフリートは出てこないんだろう………?」
アローネ「空からブルカーン族に攻撃を加えてはいますが死者がでないように加減していますから彼等にとっては被害と言える被害が出てないからでしょうか………。」
最初こそブルカーン族はカオス達の空襲に対して過剰に反応してきたが数日経過してカオス達が自分達に危害を加えることが分かりカオス達が襲ってきても大した反応を見せなくなってきた。それどころか何か怪しげな動きを見せている。
ウインドラ「…何かブルカーン達の様子が変だな。
奴等数年前からイフリートに渡すための食料を隣のフリンク領にまで積極的に出向いて取りに行ってたと聞くがここ数日俺達がこの地に居座り続けているというのに俺達のことを襲撃にし来る気配がない。
始めに何人かのブルカーン族が俺達のことを捕獲しようとしてきた以外では特に俺達を襲ってくることもない………。
俺達が今どの付近でキャンプしているかは奴等も把握している筈だが………。」
カーヤ「カーヤ達の戻る場所が知られてるの?」
アローネ「こう何度も空襲を受けてある程度したらまた戻るの繰り返しですから彼等もそろそろ私達がどこからやって来るのか探し当てていることでしょう。
…もしかしたら抵抗という抵抗が無いのは私達を纏めて捕まえる作戦を計画しているのかもしれませんね。」
カオス「それはまずいなぁ………。
今南側をキャンプ地にしてるから動かれる前に移動しとく?
カーヤ「!
ひっ、東側はちょっと待って………!」
ウインドラ「ん?
東側がどうかしたのか?」
カーヤ「東は………その………。」
アローネ「!
………東側はリスベルン山の直ぐ近くですね。
カーヤはあまりフリンク領に近付くのは辛いのではないですか?」
カオス「あぁ………、
カーヤはあんまりフリンク領近くには行きたくないよね。
あんな酷いことをさせられ続けたんだし。」
ウインドラ「!
………そうか………そういうことなら東側は止めておこうか。
つい先日もカーヤには
それなら西側に回るか。」
カーヤ「あ………えっと………ちっ、違「それじゃあ戻ってミシガンとタレスに場所を移動するように言おうか。」」
カオス「もしアローネの言う通りなら長くあそこに居続けるのも危ないね。」
アローネ「まだブルカーンが襲撃してくるとは限りませんが安全の確保のためには今日にでも移動を開始すべきでしょうね。」
ウインドラ「では今日はこれにて引き上げるか。
これ以上の成果は見込めなさそうだしな。」
カーヤ「………」
ブルカーン族の住む街シュメルツェン 地上
オリヘルガ「………今日も連日と同じか………。
奴等の狙いはイフリート様だろう。
イフリート様を外まで誘き出して叩こうってか?」
「敵の狙いが分かっているのならそれに乗っかってやる必要はないな。
無駄に騒ぎにでもしようものなら奴等の思うつぼだ。」
オリヘルガ「あぁ、
………それよりも………。」チラッ
「あぁ分かってる。
オリヘルガ「おうよ。
もう奴等がどこを根城にしてるのか特定済みだ。
ここらでいっちょ終いにしようや。」
「わざわざ
イフリート様を介して家畜が見てきたものを聞き出せれば俺達が見つかるリスクを犯さずに奴等がどこにいるのかを探れる。」
オリヘルガ「これ以上時間は稼げねぇ。
「おう、
他の連中にも伝えとくぜ。」
オリヘルガ「(………与えられた時間は明日まで………。
明日の夜までに奴等を捕まえてあの蜥蜴野郎に時間ギリギリで差し出せば奴が次の生贄を用意するまでの時間は最大限引き伸ばせる………。
一日でも………一秒でも長く奴に差し出す生贄のピッチは先送りにしてぇ………。
………そのためにも今夜は絶対に失敗できねぇ………。
失敗すれば今度は俺だけでなく他に何人も奴の腹の中に………。)」
ローダーン火山 東側
?????「………どうやらブルカーン共が何か仕掛けるようだな。
カオス達とやりあってるようだが結果はどう転ぶんだろうなぁ………。
まぁ、どう転んだところでこの俺様が全員ぶっ殺すのには変わりねぇんだがよぉ………。」
ローダーン火山 西側
?????「(ブルカーンの連中動き出すようだな………。
あいつらつい最近来たばかりから奴等がどうしてイフリートの下僕になってんのか知らねぇんだろうな………。
教えに行ってやるか………?
もう少し様子を見るべきか………。
ってかバルツィエのレアバードなんてどうやって手に入れたんだよあいつら、しかも二機とか………。)」
この日カオス達陣営とブルカーン陣営、そしてカオス達以外に二つの陣営がそれぞれの思惑を持って動いた………。