テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ブルカーンの真実

消滅都市ゲダイアン 深夜 残り期日九日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………じゃあ先ずはお前達がこれまで何をしてきたか、今情勢がどうなっているのな話せ。

 アタシの話はそれからだ。」

 

 

カーヤ「カーヤ達のこと………?」

 

 

カオス「レイディーさん、

 今はそんな悠長なことは言ってられないんです!

 こうしてる間にもアローネ達はオリヘルガにシュメルツェンに連れていかれてイフリートに「待てよ。」!」

 

 

レイディー「今日アイツ等がシュメルツェンに連れていかれたとしてアイツ等もそんな直ぐに食われる訳じゃねぇ。

 イフリートが猿達を食うとしたら明日の今頃………日付が変わる辺りぐらいだ。」

 

 

カオス「え………?」

 

 

 アローネ達がオリヘルガに捕まっていてもたってもいられず何かアローネ達を奪い返す策があるのかと聞こうとしたらレイディーは落ち着いた様子でカオス達のこれまでの話を訊いてきた。それが一体何の役にたつと言うのだろうか。

 

 

レイディー「アタシはここへは()()()()()()()()()()()()()

 その時からブルカーンの連中の様子をずっと探っていたんだ。

 連中が捕まえたイフリートへの貢ぎ物をいつ奴に献上するかぐらいは調べがついている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 連中が猿達を差し出すのは今日の日付が終わる頃だ。

 それまでは猿達がイフリートに食われる心配は要らねぇ。

 だからお前はさっさとアタシにお前達が今どうなっているか話せばいいんだよ。

 包み隠さずな。」

 

 

カオス「………分かりました。」

 

 

 レイディーがあまりにも自信たっぷりにアローネ達がイフリートに殺されるのが今日の終わりと強調するので取りあえずはレイディーの指示通りにカオスはこれまでの旅のことをおおまかに話した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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レイディー「………そうか………、

 もうここのヴェノムの主で最後なのか………。

 じゃあ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()………。」

 

 

カオス「残されたチャンス………?」

 

 

レイディー「………とにかく状況は把握した。

 あの殺生石の精霊が世界をあと残り九日で終わらせようとしていることもダレイオスが今もう一度再集結してマテオと戦う準備が整いつつあることも。

 ならここでのことは尚更失敗できねぇよな。

 猿達を助けるためにもお前達二人はアタシに協力しな。」

 

 

カオス「は、はい、

 お願いします。

 ………それでレイディーさん、

 アローネ達がイフリートのところに送られるのが今日の終わりというのはどういうことですか?」

 

 

 レイディーにこれまでの話を聴かせている最中もどうしてもその事ばかりが頭にちらついた。何故レイディーはアローネ達がシュメルツェンに到着して直ぐではなく今日の日付が変わる寸前なのか………?

 

 

レイディー「アタシはここに来たのはイフリートに会うためだ。

 アタシの目的のためにイフリートに会う必要があった。

 だがブルカーンの連中はお前らも知っての通りイフリートのしたっぱとして奴の食糧調達係を任せてやがってアタシも思うようにイフリートのところへと辿り着けなかった。

 

 

 だから四ヶ月間ずっと観察してたんだよ。

 そして分かったんだがブルカーンの連中の不審な点に気が付いた。」

 

 

カーヤ「不審な点………?」

 

 

 カオス達より四ヶ月も先にレイディーはこの地へとやって来た。四ヶ月前と言ったらカオス達がまだカイメラに苦戦していた時のことだ。レイディーはカオス達がトロークンを訪れる直前にはカイメラと戦っていたらしい。ではレイディーはカイメラ戦後直ぐにここへと来たことになる。何故彼女は真っ直ぐここへと向かったのだろうか。

 

 

レイディー「アタシの方でもクリティアの奴等からブルカーンの連中が異常なまでのイフリート信仰を教示していることは聞いていた。

 けどまさか奴等が何を思ったかヴェノムの主をイフリートと思い込んでたことには驚いた。

 ………がいくらなんでもそりゃ無理があるよな?

 あそこにいるイフリートだって始めはただの主だったんだぜ?

 それを自分達が神としているイフリートに置き換えることなんて無理があると思わねぇか?」

 

 

カオス「そう言われると確かにおかしいとは思ってましたけど………。」

 

 

 イフリートの原点はこの世界のどこかにいるとされる幻の存在精霊だ。カオス達の旅で精霊マクウェルとラタトスクと出会いはしたがそれは二体とも人の体を借りて話をした程度で具体的な彼等の姿形をこの目に捉えた訳ではない。

 

 

 精霊は一体どのような姿をしているのか、それは誰にも分からないが少なくともレッドドラゴンのようの昔からその生態を知られていた種ではないことは間違いない。

 

 

レイディー「アタシはブルカーンが何を考えているか知りたくなって観察し続けた。

 本当に奴等がアレをイフリートと信じて従ってんのか調べてみた。

 ………その結果はアタシの想像通りのものだった。

 あいつらブルカーンの連中は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 別にヴェノムの主のことを本気でイフリートと信じてるようじゃないらしい。

 寧ろアイツ等にとっては消えてほしい存在みたいだな。」

 

 

カオス「ブルカーンがイフリー………ヴェノムの主に消えてほしい………?

 どうしてそんなことが分かったんですか………?」

 

 

 レイディーの話はどうにも信じがたいものだった。カオス達はまだ全てのブルカーン族と会った訳ではないが少なくともオリヘルガからはそんな印象は受けなかったが………、

 

 

レイディー「それをこれから説明してやるぜ。

 この話を始める前にお前達には確認したいことがあるんだが………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()ってお前達は知ってるか?」

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