テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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死者蘇生の禁術

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………誰が来てるんですか………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクンッ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「あぁ?

 聞こえなかったのか?

 二度も同じことを言わせるなって前にも言ったろ!

 だから()()()()()()()()()()()来てんだよ!

 あの女好きがまだ生きてやがったのさ。

 レサリナスじゃ擬きに討ち取られたと思ってたが直ぐに傷を塞いで一命を取りとめてたんだろうな。

 そんでここに来てんだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクンッ………ドクンッ………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「…なっ、何かの間違いじゃないですか………?

 ラーゲッツが生きてるなんてことあり得る筈が………。」

 

 

レイディー「はぁ?

 何言ってんだよ。

 現にアタシも奴がこの辺りを彷徨いてるのを目撃してんだぞ?

 アタシがラーゲッツを見間違える筈がねぇよ。」

 

 

カオス「………………それはいつの話ですか………?

 四ヶ月前ならいたかもしれませんが今はいないと思いますけど………。」

 

 

レイディー「ん?四ヶ月前?

 アタシがラーゲッツを目撃したのは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ここ最近の話だぞ?

 最初に奴の姿を目撃したのは今から丁度()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 もう何回も奴がこの辺りにいるのは見ている。

 奴が生きてるのは間違いようがねぇよ。

 信じられないのも無理はねぇがな。

 だがレサリナスじゃお前も奴が信だのをハッキリと確認しては「そんな筈がありません!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ……!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 動悸が激しくなる。レイディーの話がそれほどまでに衝撃的だった。カオスは強烈な寒気に襲われる。呼吸もしづらくなるほどに。

 

 

カオス「ラーゲッツがここにいる筈がありません………。

 ましてや生きてるなんて話絶対にあり得ません!!

 ラーゲッツは………、

 

 

 二ヶ月前!俺達の目の前で死んだんです!

 俺達の手でラーゲッツを殺しました!

 死体だってその時にリスベルン山で埋めて来たから今アイツが生きている訳がないんです!!」

 

 

レイディー「何………?

 ………お前達は………もうラーゲッツと会ってたってのか?

 そんで奴をその時に………。」

 

 

カオス「………はい………、

 アイツの最期はアローネ達皆と看取りました………。

 レサリナスの時みたいに周りにはラーゲッツを助けたりする仲間だっていなかった………。

 だから………。」

 

 

レイディー「………本当に仲間はいなかったんだな?

 バルツィエは大概は二人一組で行動している筈だが………。」

 

 

カオス「!

 それは………」「パパ以外にはあそこにはいなかったのは確かだよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「あん?

 パパ………?

 誰のことだ?」

 

 

カオス「カーヤ………。」

 

 

カーヤ「………平気………、

 話してもいいと思う。

 それにこの人の話間違ってないよ………。

 この山の向こう側にパパに似たマナを感じる………。

 

 

 パパは生きてる………。」

 

 

カオス「……どうしてラーゲッツがまた………。」

 

 

 一度目はウインドラ、二度目はカオスと戦いその両方で打ち負かすことには成功した。だがその二回でラーゲッツは生き絶えていた筈だった。何がどうなってまたラーゲッツが再び息を吹き返したのかが分からない。ラーゲッツが生きているということはカオス達は二度も彼に止めを刺すのに失敗したことになる。二度勝利したとはいえ何度もまたカオス達の前に姿を表す彼に底知れない恐怖が込み上げてくる。

 

 

カオス「(………何でまたラーゲッツが………。

 しかも二ヶ月前にレイディーさんが見たってことはウインドラがアイツに倒されてからアイツは直ぐに復活してここに来たことになる………。

 どうやってアイツは復活したんだ………?

 ラーゲッツを埋めた場所はフリンク族も近付かないようなリスベルン山の生い茂った森のど真ん中。

 そんなところへバルツィエの誰かが行ってラーゲッツを掘り起こして蘇生したのか?

 ………いやでも死んだ直後ならまだしもラーゲッツを埋めたからあの後結構時間が経ってたし脈も調べて死んでたことは確かめたし………。)」

 

 

 

 

 

 

レイディー「…さっきお前から聞かされた話ではお前達がスラート族にダレイオスのヴェノムの主を倒してほしいって頼まれたことと殺生石の精霊がデリス=カーラーンを九日後に破壊するって話だったな。

 

 

 ………聞かせろよ。

 そいつに気を使ってアタシにまだ話してないことがあるんだろ?

 先見隊のことも知ってたようだしお前達とラーゲッツの間で何があったんだ?」

 

 

カオス「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………」

 

 

カオス「レイディーさんは分かりますか?

 ラーゲッツがどうやってあの状況から蘇ったか………。

 俺にはいくら考えてもラーゲッツが甦ることなんて不可能だと思います。

 ウインドラが心臓に槍を突き刺して結構な血も流れていましたし脈が無いことも確認しました。

 それで俺達はラーゲッツの死体を放っておくのも気まずかったんでその場所に穴を掘って死体を埋めました。

 ラーゲッツは確かに死んでいたんです。」

 

 

レイディー「………ふぅん………、

 そこのそいつがラーゲッツの娘でアルバートのことを実の父親だと思っていたが実際はあの糞外道が父親で待ち焦がれた父親との出会いは儚くも最悪な形で訪れた訳か………。

 ………そこのお前はラーゲッツに思うところは無かったのか?」

 

 

カーヤ「………ずっと聞かされてきたパパは凄く優しい人でカーヤをいつか迎えに来てくれるって信じてたけどそれが嘘であの時は何もかもが嫌になってもう誰も信じられなくなって………。」

 

 

レイディー「そんで自殺を謀ったがじいさんの言葉で思い止まってこいつらと同行することになった訳か………。

 そこにいた連中でラーゲッツの死体を掘り起こしそうな奴はいなかったのか?」

 

 

カオス「そんな人は誰も………、

 ………フラットさんもナトルさんが見ていたでしょうし………。」

 

 

レイディー「………だとするとアタシに思い付くラーゲッツが復活した方法は一つしか無いがこれは………。」

 

 

カオス「!

 何かあるんですか!?

 死んだ人が甦る方法が……!?」

 

 

レイディー「………前にアタシがブロトゾーンの進化の過程で通るユニコーンが死者を蘇らせる術を持っていたと言う話はしたがその術が世に出た時代にもう一つ興味深い魔導書が発見されたようなんだ。

 その書物自体は今どこにあるのかは知らねぇがもしそれが本物でそれがあればもしかしたら本当に人が蘇えることも起こるかも知れねぇ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その“()()()()()()()()()()()”をバルツィエが持ってたらな。」

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