テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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レイディー「誰がいつどんな方法で作ったかは分からん。

 その魔導書がどうやって使うものかも文献には記されてないがその魔導書にはユニコーンの角同様死者を蘇らせる力が宿っているとされている。

 ユニコーンがダレイオスにいない以上ラーゲッツが復活したのはその書物が関係しているとアタシは思う。」

 

 

カオス「死者を蘇らせる魔導書………?

 そんなものが………。」

 

 

レイディー「実在してるかどうかは今まで薄かったんだけどな。

 だがお前達が言っていたカタスがバルツィエに渡したって言う過去の遺文書と今回のラーゲッツの件はどうも無関係とは思えねぇ。

 

 

 カタスはひょっとしたらそれがネクロノミコンでそうとは知らずにバルツィエに渡しちまったのかも知れねぇな。

 カタス自身が利用していないことからカタスにはネクロノミコンの価値が分からなかったみたいだがバルツィエの奴等はその力を引き出すことに成功した。

 そして自分達が死んだ時また復活するような仕掛けを体内に仕込んでいたんだろうよ。

 それでラーゲッツは復活したんだ。」

 

 

カオス「…本当に人が生き返るなんてことあり得るんですか………?

 魔術にもそんな術を聞いたことなんて「世間一般に知られている魔術が全てじゃねぇよ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「世間でも知られている魔術には基本六元素の六つの攻撃魔術、怪我を癒す治療魔術、対象の力を上昇させる補助魔術と対象の守りを固くする補助魔術の九つがあるが古い魔導書なんかには魔術にはそれ以外にもまだ誰も見たことも聞いたこともないような術が隠されている。

 呪文はまだ見つかってねぇが理論だけなら火属性の魔術ファイヤーボールには上位に位置する中級魔術イラプション、水属性のアクアエッジにはスプレッド、風属性ウインドカッターにはエアスラストといった魔術があるらしい。

 そんで治療魔術ファーストエイドにも更に上のヒールやキュア、シャープネスやバリアーにももっと上の術が沢山ある。

 アタシ達人類が到達してねぇ境地がまだまだありやがるんだ。

 魔術の可能性は無限大だ。

 天井なんてどこまで見上げても見えてきやしねぇよ。

 生命を蘇らせる術があったって何の不思議もねぇ。」

 

 

 魔術について突然勢いよくレイディーか語りだした。その熱の入れようからレイディーがとても熱心に魔術を研究しているようだが………、

 

 

レイディー「………とまぁ魔術にはお前達が全く手もつけてねぇと言ってもいいくらいに深淵に満ちている訳だ。

 超古代文明の遺跡の石碑を解き明かしてもそのことは記されている。

 その中でもネクロノミコンと言えば世の常識を覆して一新させるほどのものだと言われてきたものなんだ。

 正に伝説の書本だな。

 伝説が実在していたとしたらネクロノミコンを作った作者はその時代においての魔術研究の第一人者云わば魔術界の神だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………じゃあラーゲッツは本当に………。」

 

 

 バルツィエが死者を蘇らせる書物ネクロノミコンを所持していたとしたらこれまでの二度の復活はそれを使用して蘇ったのだろう。

 

 

 死者を蘇らせる書本ネクロノミコン。そんなものがバルツィエの手にあるのなら何度倒しても切りがないのではないか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………ん?」

 

 

 と、ここでカオスがあることに気付いた。

 

 

レイディー「あ?どうした?」

 

 

カオス「そのネクロノミコンっていうのは死んだ人を生き返らせることが出来るんですよね?」

 

 

レイディー「伝説の通りならな。」

 

 

カオス「………それだったらラーゲッツの他にもバルツィエで死んでいった奴がいますけどそいつらは………?」

 

 

レイディー「!」

 

 

 死者が蘇るのであればバルツィエは既にラーゲッツの他にも二人程カオス達は倒している。それならその二人もバルツィエは復活させることが出来るのではないか?

 

 

 

 

 

 

 ………がしかしカオス達がダレイオスを訪れてからこの最後の地ブルカーン領まででその二人とは一度も出会わなかった。死亡しているのはグライドとユーラスで二人とも死亡した時期はほぼラーゲッツと同じだ。それなのに復活を繰り返しているのはラーゲッツのみ。まだ遭遇していないだけの可能性もあるがラーゲッツ、ランドール、ダインの三人共レサリナスでカオス達と顔を付き合わせた隊長達だ。先見隊としてダレイオスに潜入しているのがあのレサリナスの広場での三人なのならグライドはともかくユーラスも復活してダレイオスのどこかで見掛けたという話ぐらい聞けた筈だ。だがそんな話は一切聞かない。何か蘇るための法則でもあるのだろうか。

 

 

 

 

 

 

レサリナス「………ラーゲッツ、グライド、ユーラス………、

 アタシもこの三人が一度死ぬところは目撃している。

 ラーゲッツは直接見てグライドはシーモス海道でユーラスと共に追ってこなかったところから擬き達の時限発火で焼き死んでいたことが推測できる………。

 ユーラスについては………殺生石の精霊が降らせた隕石で完璧に体が粉微塵に吹き飛んでいることは確実だ。

 

 

 ………奴等がネクロノミコンで生き返るにはある程度体の損傷があっちゃいけねぇのか………?

 ラーゲッツは二回共擬きが殺ったんだよな?」

 

 

カオス「…はい………。」

 

 

レイディー「………まだ奴等が一体どんな力を使ったのか判断できねぇな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 とにかくラーゲッツが生きてることだけは覚えとけ。

 アイツはバルツィエの中じゃ格下だが執念深さだけはトップクラスだ。

 どうかアイツには今日までは大人しくしておいて欲しいもんだな………。」

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