テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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カイメラの援護

消滅都市ゲダイアン 朝 残り期日九日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「お前………ヴェノムウイルスで暴走してたんじゃないのか………!?」

 

 

 急に共鳴によるテレパシーで話し出したかと思うとメーメーはトロークンとグリツサーでのブロウン族とカルト族は己の意思で滅ぼしたと言ってきた。

 

 

メーメー『マァナ。』

 

 

レイディー「なんでんなことしたんだ?

 お前に元々意識があったってんなら奴等を襲う理由はねぇだろ?

 力を手に入れてひけらかしたくなったのか?」

 

 

 メーメーは六年前にカーヤといた際にレッドドラゴンと運悪く遭遇してしまい餌食にされてしまった。しかしその時からメーメーはカーヤによってヴェノムの主となっておりレッドドラゴンを逆に体内から支配した。結果カオス達がこれまで会った中でも恐ろしい怪物へと変貌を遂げてしまった。だが意識はメーメーのマウンテンホーンズのままであったなら温厚なマウンテンホーンズが人を襲ったりなどしない筈。それなのにメーメーは二つの部族を滅ぼした。それには一体どんな動機があったと言うのか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メーメー『ゴシュジンノタメダヨ。』

 

 

 

 

 

 

 メーメーは悪びれもなくそう告げた。

 

 

カーヤ「カーヤの………?」

 

 

 カーヤもこれには驚く。カーヤにはフリンク族のフラットからダレイオスの主がどういった経緯で生まれたのか聞かされてあった。そのことが他の部族に露見してしまえばフリンク族は他の部族から敵と認識されてしまうのである。なのでカーヤは六年間フリンク領に半軟禁状態であったがカオス達の働きで彼女をフリンク領から連れ出すことになった。

 

 

メーメー『オレハアノチカラヲモツマエカラゴシュジンニゴシュジンガドウイウアツカイヲウケテキタノカキイテキタ。

 キケバゴシュジンハスンデタトコロノヤツイガイニモキョゼツサレテダレイオスヲサヨッテタミタイジャネェカ。

 コンナニゴシュジンハイイヒトナノニナンデホカノエルフタチハゴシュジンヲキョゼツツスルンダ?

 オレハゴシュジンガダイスキダ。

 ゴシュジンヲオイツメルヤツラヲユルセナカッタ。

 

 

 ダカラオレハゴシュジンヲイジメル()()()()()()()()()()()()()()()()()

 ゴシュジンヲイジメルヤツガイナクナレバゴシュジンハダレイオスデモスミヤスクナル。

 ダカラオレハチカラヲツカッテエルフドモモコロシテイタンダ。

 ソウスレバマタゴシュジンハオレトイッショニイテクレルトシンジテナ。』

 

 

 メーメーがトロークンとグリツサーで暴れていたのはヴェノムウイルスによる暴走ではなかった。カーヤの境遇を憐れんだメーメーが自主的にカーヤの敵であるだろう人々を殺して回っていたのだ。

 

 

カオス「じゃあお前がウイルスの力を失った時に真っ直ぐフリンク領に向かったのは………。」

 

 

メーメー『ダレイオスノヤツラヲコロシツクスダケノチカラヲオマエニケサレタカラナ。

 オレニハモウコノダレイオスノエルフタチヲホロボスコトハデキナイ。

 

 

 ダガオレハドウシテモゴシュジントイッショニイタイ。

 ムカシミタイニオレニヤサシクシテクレタゴシュジント………。

 ダレイオスノエルフヲホロボスケイカクノトチュウダッタガソレヲアキラメテゴシュジンニアイニイッタンダ。

 オマエタチガイウキョウメイトカデゴシュジンガドコニイルノカサグッテナ。

 ソシタラグウゼンオマエタチモオレトオナジホウコウニススンデヤガッタ。

 オレハサイショオマエタチガホカノエルフタチトオナジデゴシュジンヲイジメルヤツラカトオモッタガヨウスヲミテタラソウジャナイコトガワカッテオレハオマエタチヲゴシュジントイッショニイルノヲミトメタ。

 オマエタチハゴシュジントオナジデイイヒトミタイダカラナ。』

 

 

カオス「そんなふうに思ってたのか………。」

 

 

 カルト族とブロウン族を全滅させたのは赦されないことだとはカオスは思う。だがメーメーの心情を知って本気でメーメーが暴れたいだけ暴れたかった訳じゃないことが分かった。

 

 

 メーメーはカーヤのためを思ってそうしていたのだ。カーヤは六年前フリンク領を追い出されて再びフリンク領に戻るまでに他の部族達から拒絶を受けた。ダレイオスのどこに行っても受け入れられなかったカーヤは最後にはフリンク領に戻ることになった。それが元でヴェノムの主は各地で誕生していったがヴェノムの主の中にはメーメーのように心を保ったままヴェノムとなった個体もいるようだ。

 

 

レイディー「…この分だと他の主達も同じかもな。

 ブルータルやジャバウォックはヴェノム化してもヴェノムになる以前と差はあまりないって話だ。

 イフリートに関してだけは人を食い過ぎて小賢しい知恵がついたようだがな。」

 

 

カオス「アローネ達の考えは当たってたんだ………。」

 

 

カーヤ「それでメーメーさんはカーヤのところに来たんだね。

 でも何で急にメーメーさんカーヤ達に話し掛けてきたの?

 今までそんなことなかったのに…。」

 

 

メーメー『ゴシュジンタチイマコマッテルンダロ?

 コノ()()()()()ガアノヤマノヤツラニツカマッテソレヲタスケダソウトシテルンダロ?』

 

 

カーヤ「その予定だけど………。」

 

 

メーメー『………ダッタラ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オレモツレテッテクレヨ。

 コレデモソレナリニハタタカエルンダゼ。』

 

 

 メーメーはそんな提案をカオス達にしてきた。

 

 

レイディー「……連れていくのは構わねぇがお前こいつ等から精霊の力を付与されてるんだろ?

 それだったら術の属性も一つに制限されてる筈だ。

 悪いが今アタシ達に必要な属性はイフリートを倒せる()()()()()。」パァァ…、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パキィィィンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・カーヤ・レイディー「「「!!」」」

 

 

 メーメーは先程のミニジャバウォックの姿へと変身する。そしてその直後に()()()()を撃った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニジャバウォック『オレハヘンシンスレバ()()()()()()()()()()()()()()()

 ゴシュジンタチガホシイジンザイッテノハオレミタイナヤツノコトナンジャナイカ?』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ブロウン族の生き残りハンターをもってしてヴェノムの王とまで呼ばれたカイメラの力は弱体化してもなお能力だけは保持したままだった。メーメーの力を拝見したカオス達はこの後メーメーを隊列に加えてイフリートへと挑むこととなった………。

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