テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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救出作戦開始

ブルカーン族が住む街シュメルツェン 檻

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シュメルツェンのアローネ達が捕らわれている檻の前にオリヘルガはいた。

 

 

オリヘルガ「(…今夜………。

 夜までに昨日取り逃がした餌を捕まえてあの蜥蜴野郎の前につき出さなければ蜥蜴野郎はまた俺達の中から一人食らうだろう………。

 ………その時は俺が………。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「オリヘルガ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリヘルガ「………気安く声をかけるな。

 お前達と話す気はない。」

 

 

 昨夜捕まえた女が檻の中から話し掛けてくる。オリヘルガはそれに取り合うつもりはなかった。自分達がこの後どうなる運命なのか察して自分達を逃がせと命乞いをしてくるのだ。そんな要求が通ることは………、

 

 

 

 

 

 

アローネ「私達を解放してください!

 そして私達をイフリートの元へと連れて行ってください!」

 

 

オリヘルガ「………はぁ?

 何言ってんだよ?

 そんなに死にたいのかお前?」

 

 

アローネ「私達はこの地へヴェノムの主イフリートを討伐しに参りました!

 私達でイフリートを倒さなければならないのです!

 でないと世界が………!」

 

 

オリヘルガ「世界がイフリート様のものになっちまうなぁ………。

 イフリート様に敵う奴なんてどこにもいやしないんだ。

 そう慌てなくてもお前達は今夜イフリート様のところに連れていく予定なんだ。

 騒がずにそれまで待て。」

 

 

 この期に及んで女は世迷い事を言い出す。ふとオリヘルガはこの来訪者が来たときのことを思い出した。彼等は始めからそればかりを伝えてくる。どういった力と意図が彼等にあるのかは不明だが十日前と昨晩彼等は自分に敗北をきっしている。そんな彼等にイフリートが倒せる訳がない。オリヘルガはそう思って女の言葉を聞き流そうとした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「聞いてください!

 もしかしたら九日後………、

 イフリート等よりもとても力の強い恐ろしい存在がこのデリス=カーラーンに現れるかもしれません………。

 ………その方は言いました。

 もし私達が期日までの九日後までにヴェノムの主を全て討伐出来なければこの星を破壊すると。」

 

 

オリヘルガ「………何?

 星を破壊だぁ………?」

 

 

アローネ「………はい………、

 ですから私達は何としてもそれを未然に防がなくてはなりません。

 貴方達がイフリートと崇めている者はイフリートの偽者です。

 決して貴殿方が神と信じるイフリートなどでは「だったらよォ!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリヘルガ「是非ともそのイフリート様よりも強くて恐ろしい奴ってのを拝んでみてぇな!

 本当にそいつがイフリート様よりも強い力を持ってんのかこの目で確かめてやるよ!

 お前達がイフリート様に食われた後でな!」

 

 

アローネ「!!

 ですからそれでは遅いのです!

 彼が………!

 彼がこの世界に現れたのと同時にこの世界が残っているという保障が「話は終わりだ!大人しくしていろ。」………オリヘルガ………。」

 

 

 オリヘルガはアローネとの話を強引に終わらせ退室する。アローネの言葉はオリヘルガにはどう聞いても恐怖で頭がおかしくなったようにしか聞こえなかった。

 

 

 そんなことよりも今は取り逃がした二人をどう捕まえるかが問題だ。捕らえた仲間の様子からしても仲間を見捨てるような奴等ではないことが伺えるが今日中に見付け出して捕らえなければならないのも事実。だというのにその二人は前々から現れては姿を眩ます氷の術使いの女と共にゲダイアン跡地へ逃亡した。人の身であの地へと踏み込んでしまえば身体に影響を及ぼして数日から数ヵ月で死に至る実例もある。それを知ってか知らずか三人はゲダイアンへと潜伏しているのだ。

 

 

オリヘルガ「(どうやって奴等をあそこから炙り出すか………。

 モンスター共に行かせるか………?

 ………いや蜥蜴野郎の命令でもモンスター共はゲダイアンの中にまでは入ることはしないだろうな。

 それなら俺達で行くしかないが連中の三人の内の二人の女達は手強い。

 数を引き連れていけば奴等に気付かれて逃げられる。

 そうなったらもうお終いだ。

 

 

 

 

 

 

 ………蜥蜴野郎に俺だけ山から出る許可を取らねぇとな。

 俺だけで奴等を捕らえられれば他の皆が病気になったりすることなんてねぇ。

 もしそれで駄目でも俺が蜥蜴野郎に身を差し出せば時間は稼げる。

 最悪()()()()()()()()()()()()()取っ捕まえてくりゃ蜥蜴野郎も機嫌を悪くすることはねぇだろ。

 妙に固執してたしな。)」

 

 

 オリヘルガはイフリートのところへと向かった。イフリートから一方的に連絡をとることは出来るがオリヘルガからはイフリートの元へと赴き話を通さなければならないからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリヘルガ「(………世界を破壊する奴か………。

 そんな奴がいたらあの蜥蜴野郎もあっさりとぶっ倒せるんだろうなぁ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だったら九日後なんて言わずに今すぐ出てこいっての………。

 もう今日には俺が死んじまうかもしれねぇってのによ………。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ローダーン火山 西 残り期日九日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………よし………、

 やれ。」

 

 

カオス「はい!」

 

 

ミニジャバウォック「クオオアッ!」パァァ…

 

 

カーヤ「うん。」パァァ…

 

 

 カオスの側に立ってジャバウォックに変身したメーメーとカーヤが同時に魔術を使う。氷と火の魔術を掛け合わせてローダーン火山の周りに蒸気を発生させて山を覆うのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニジャバウォック「クアアアアッ!!」

 

 

カーヤ「『ファイヤーボール。』」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バシュウウウウウウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ………!!!

 

 

 蒸気が立ち上っていく。カオスが周囲から集めているマナを借りることによってメーメーとカーヤの術の影響が大きくなる。

 

 

 

 

 

 

 そしてローダーン火山は完全に蒸気に覆い隠されてしまった………。

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