テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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吸収されるラーゲッツ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バリッ!ボリッ!!シャクシャク………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラーゲッツの体が噛み砕かれる音だけが空間に響く。

 

 

カーヤ「パッ……パパ……!?」

 

 

カオス「ラーゲッツが………!?」

 

 

 イフリートがラーゲッツに食らい付いたのは一瞬のことだった。ラーゲッツにはカオス達しか見えておらず斧を回収しに壁際まで移動していたイフリートが彼の視界には映らなかったのだ。

 

 

 今の一噛みは即死だっただろう。カオスはそんな感想を心の中で抱いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イフリート「………スバラシイアジデアッタ………。

 コレホドノマナヲモツモノヲクッタコトハイチドモナイ。

 

 

 ………カンジルゾ!!

 アノモノノマナガワシノモノニナルノヲナァ!!」

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!

 

 

 イフリートの放つマナの波動が伝わってか大気が振動する。イフリートとラーゲッツのマナが合わさって力を増幅させていく。

 

 

カオス「魔力が増大していく………!

 これは………!」

 

 

ミニジャバウォツク『マリョクガアガッタトテコイツガコイツノママナラタイシテシンパイシナクテモヨイノデハナイカ?

 サッキマデトカワラズタイショシテイケバコンナヤツニヤラレタリハ………。』

 

 

 

 

 

 

レイディー「………ヤバイかもな。」

 

 

カオス「え……?」

 

 

 ボソリとレイディーが呟く。

 

 

 

 

 

 

イフリート「!!

 オオオ!!

 コレハ………!

 コノモノノチ識ガワシノナカヘト流レコンデイクノガワカル!!

 コノモノノ全テガワシノモノトナルノヲカンジル!!

 コレホドマデトハ!!」

 

 

 ラーゲッツを吸収してラーゲッツが得た知識や経験をまるごとイフリートは取り入れていく。口調も少しずつ片言から人の話し方に近付いていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「()()()()()()()()………。

 この言葉を耳にしたことがあるか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パラサイティズム、その言葉は約三ヶ月前にとある人物からカイメラがどういった経緯を経てあのような変貌を遂げたかを考察した時に聞いた。

 

 

カオス「………えぇ、

 前に一度だけ………。」

 

 

レイディー「パラサイティズム………。

 他の生物の体内に侵入してその侵入した生物の体を乗っ取るっつーゾッとするような生物の生態だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イフリート「フフフフフ!!!

 コレホドマデニワシノ力ヲ高メルトハ……!

 コレデコヤツラモワシノ物トナレバコノ地ジョウニワシヲ害スルコトガデキルモノハイナイ!!

 ワシコソガコノ世界全てノ王トナルノダ!!

 フハハハハハ!!

 フハハハハハハハハハハハハハ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「それと前にレサリナスでアタシがバルツィエにヴェノムについて研究させられていた時に()()()()()()()って呼ばれる個体がいたことは話したな。

 その個体の話をした時はそいつが最後は他のヴェノムと化した個体に食われて死んだって話したが………実はこの話には続きがある………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イフリート「ハハハハハハハ!!!………調子ニノルナヨ爬虫類………!!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「アスラの失敗作と呼ばれていた個体は他のヴェノムに食われて死んだと思われていたがその後の経過観察で失敗作を食ったヴェノムがヴェノム化する前の姿に戻った。

 アタシ達はそれでそのスライム形態だった奴が失敗作から能力を奪って失敗作の代わりになったんだと推察した。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イフリート「ナッ、ナニガ………!?

 ワシハ今自分ノ意思トハムカンケイニ言葉ヲ………!?

 ………イキナリ人ノコト食ッテンジョネェヨ!!

 !!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………だがその元の姿に戻ったヴェノムを見ていてある一点が変化していた。

 感染したゾンビってのは実は結構個体によって習性が違うんだ。

 感染する前から俊足で駆け抜けて獲物を狩るような獰猛な肉食の奴や背景に溶け込んで獲物を一瞬の内に仕止めるような奴とかはゾンビになった後もそうやって狩りをする。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

イフリート「キッ、キサマ!?

 ワシノ………………体ヲ貰ウゼ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「最初に食われた方のアスラはハーピーっていう鳥型のモンスターがアスラ化した奴でな。

 それを食ったのは同じ肉食性でも種類が全く異なる植物型のモンスター、ピーマンヘッドだ。

 二匹は完璧に何もかも違う種類だったんだがピーマンヘッドがスライム形態に変身してからハーピーを食った後にピーマンヘッドに戻ったらピーマンヘッドの習性が変化していたんだよ。

 腕をばたつかせてまるで()()()()()()()()()()()()()()()()()()()………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブクブクブクブクブクブクブクブクブクブク!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「そういった実験結果があったことからアタシ達研究チームの結論はこうだ。

 ヴェノム同士が共食いをした場合姿形は食った側でも意識として残るのは()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジュウウウウウウウウウ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「ヴェノム適合率ってのは大半の生物が十パーセント未満だ。

 十パーセント未満で数時間でスライム形態変化、十から二十パーセントで一日で同じくスライム形態変化、三十から六十パーセントで数日でスライム形態変化、七十から九十パーセントでスライム形態変化を避けられる。九十から九十九パーセントで自我を保つことが出来る。今までのヴェノムの主達のようにな。」

 

 

カオス「………じゃあ百パーセントは………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メキッ!メキメキメキッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「そんな個体はこの世にはいねぇ………。

 ………と言いたかったところだがついさっき()()()()()()()()()()()()()()

 ……………百パーセントの個体は………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「ヴェノムの力を完全に操り体を自在にスライム形態に変化させられる。

 人の姿でもスライムの姿でも自由に切り換えられるって能力だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうなんだろ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラーゲッツ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヨクコノ姿デ俺ダト分カッタナァ………。

 俺ト気付イタコト誉メテヤロウ………。」

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