テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
カオス「………この………姿は………。」
?????「ククク!!
何ダァコノ力ハァ?
ドンドン力ガ溢レテクルゾオオオォォォォォ!?」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!
イフリートが突如姿を変え口調を変え興奮した様子で立ち上がる。新たな姿へと変わった
カオス「お前………ラーゲッツなのか………?」
カオスにはそれがラーゲッツであるとしか思えなかった。所々イフリートの竜の鱗や足はあるのだが上半身の骨格や頭部が人の形をしていた。人と竜の特長が混ざりあって残ったのがこの姿なのだろう。生物としての種類を述べるのであればそれはまさに
ラーゲッツ?「………アァ。
ソノ通リダ。
俺ハラーゲッツダヨ!」ガッ!
自身をラーゲッツと認めたそれはイフリートが使っていた大斧を手に取る。
ラーゲッツ?「ソシテコレガ………!!
コノ俺ノ………新シイ力ダァッ!!」グググググ!!
パァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!
大斧にマナが収束していく。それだけでこれからラーゲッツが巨大な力を振るおうとしているのが分かる。
レイディー「マズイ!!
逃げるぞ!!」
レイディーはそう言いラーゲッツが入ってきた扉へと走る。カーヤとメーメーもそれに続きカオスも最後尾で追い掛ける。
ラーゲッツ?「皆、皆消シ飛ベ!!
全てを焼き尽くす灼熱の波動のエネルギーがカオス達の後方から放たれる。火山の内壁はそれだけで破壊され崩落を始める。カオス達も急ぎ外へと駆け走るがエネルギー波が追い付いてきた。
カオス「!!
危ない!!」
カオスは咄嗟に前方を走る三人を庇いエネルギー波を受け止める。
ドドドドドドドトドドドドドドドトドドドドッッッ!
カオス「ぐぅぅぅ!!
こっ………れは……!!!」
そのエネルギー波がマナを通して放たれていれば精霊の力で封殺できたがエネルギー波によってマナを含まない瓦礫なども飛ばされてきている。全てを防ぎきることが出来ない。
バキンッ!!
カオス「(!!?うっ、腕が………!?)」
エネルギー波の勢いに負けて石化していた左腕が耐えられず砕けた。片方の腕が無くなったことにより右手だけでは抑えるのがエネルギー波がカオスを押し退けてレイディー達に迫る。
レイディー「!?
『アイシク………、』
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォッッッッッッッッッ!!!!!!!
ラーゲッツの放った一撃でローダーン火山は上半分がシュメルツェンと共に爆砕された。
カオス「うっ………。」
ラーゲッツの一撃で吹き飛ばされたカオスは全身を強く打ち痛みで起き上がれないでいた。
ドッオオオオオオオオオオオオオオオッ!!!
ラーゲッツ?「フクククク!!
ナンテ………!
ナンテ爽快ナ力ダ!!
コレガ俺ノ力ナノカヨ!!
コンナニ強クナレタノカ俺ハァッ!!
ハーッハッハッハ!!!」
カオス「ラーゲッツ………!」
崩れた山の瓦礫の中から巨人と化したラーゲッツが出てくる。火山内部で爆発が起こったのか体に溶岩を浴びていた。そんな溶岩をものともせずラーゲッツは高笑いをしている。
カオス「(…とっ、とりあえずカーヤとメーメーとレイディーさんを見付けて避難しないと………!
三人はどこ………に……!?)」
痛みを我慢し立ち上がろうと地面に手を付こうとしたところで左腕が無くなっていることを思い出す。石化が進行して肩のすぐ下まで石になっていたおかげで出血はしていないがこれではまともに戦うことすら出来ない。
ラーゲッツ?「出テキヤガレェッ!!
カオスゥゥゥッ!!
マダクタバッテハイネェンダロ!!
強クナッタ俺ガテメエノ相手ヲシテヤルヨォッ!!
ホラドウシタァ!!?
俺ノ力ニビビッテ出テコレネェノカァァァ?」
ラーゲッツが自分を探している。しかし今出ていったところでラーゲッツには敵わない。イフリートを逆に吸収し返したラーゲッツの力は本来の彼の力を何百倍にも上昇させている。仲間の援護も無しにラーゲッツに立ち向かうことは無謀としい言いようがない。
「カオス!」
カオス「!!
アローネ!?」
ラーゲッツの呼び掛けにどうすまいか考えているとカオスの元へアローネがやって来る。
アローネ「カオス!
無事………ではないようですね!
立てますか?」
カオス「!
………なんとか………。」
痛みはまだ引かないがそれでも倒れているよりかはアローネを安心させられると思い足と右腕だけで立ち上がるカオス。
カオス「………どうしてアローネが………?
ブルカーンに捕まってたんじゃ………?」
アローネ「そのことでしたら先程オリヘルガが私達の所へ来て檻から脱出させていただきました。
何やら外で問題が発生したようで………。」
カオス「オリヘルガが………?」
オリヘルガとはイフリートとの戦いが始まる前に遭遇した。彼はイフリートに見捨てられて何もかもに絶望していたが何故そんなことを………?
ウインドラ「カオス!
そこにいたか!」
タレス「カオスさん!」
ミシガン「ちゃんと生きてる!?」
アローネに続いて他に捕まっていた仲間達も駆け付けてきた。後ろにはぐったりとしたレイディーに肩を貸しているカーヤも一緒だ。側にはメーメーもいる。
ウインドラ「………それでアレは何なんだ?
俺にはアレが俺が止めを刺した筈のラーゲッツに見えるのだが………。」
タレス「しかもどうしてあんな大きく………。」
ミシガン「それでイフリートはどうなったの!?」
後方を振り返りカオス達を探す巨人に目を向けてウインドラ達が質問してくる。
カオス「………実はラーゲッツは生き返ったんだ。
レサリナスでもリスベルン山でもどっちとも死んでたんだけどバルツィエがネクロノミコンっていうヴェノムの力で人を生き返らせる方法が記されている本の力でラーゲッツが蘇って………。
イフリートは生き返ったラーゲッツを食べてラーゲッツがカイメラの時と同じようにイフリートの体を奪って………。」
アローネ「オサムロウさんが仰っていたパラサイティズムですね………。
ではイフリートは………。」
カオス「イフリートはラーゲッツに吸収されて死んだ………。
イフリートは倒されたことになるけど変わりにアイツが………。」
ウインドラ「ラーゲッツがヴェノムの主と成り代わったか………。
なんとも理解が追い付かない話だな………。」
ミシガン「じゃあまだ終わった訳じゃないんだね………?」
タレス「あのラーゲッツを倒さない限りダレイオスはヴェノムから解放されない………。
ならあの巨人を倒すだけです。」
タレスの一言で皆ラーゲッツへと向き直る。
アローネ「…カオスは下がっていて下さい。
その腕ではもう剣を振ることすら出来ないのでしょう?」
カオス「それは………だけど………。」
アローネ達はたった四人でラーゲッツへと挑むようだ。長く共に旅してきたカオスは四人とラーゲッツの戦いの結末が決して
カオス「(アローネ達だけじゃアイツには勝てない………。
………けどアイツと戦えるのはアローネ達しかいない………。
どうしたら………。)」
アローネ「皆!
カオスとカーヤ………と何故かレイディーにも迷惑をかけてしまいました!
ここからはバトンタッチです!
私達であのヴェノムの巨人を倒しますよ!」
ラーゲッツ「………ソンナ所ニイヤガッタカ………。
………全員纏メテ灰ニシテヤルヨ!!」