テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
ドラゴニュート「…アレホド俺ノコトヲ叩キノメシテキタ奴ノセリフトハ思エネェナァ?
オ前ガ俺ヲフリューゲルデ何度吹ッ飛シテキタノカ覚エテネェノカ?」
カーヤ「………」
ドラゴニュート「俺ガ誰カヲ傷付ケルトコロヲ見タクネェダァ?
ナラ自分ハ誰カヲ傷付ケルノハイイノカヨ?
ソイツァタダノ我儘ッテモンダゼ。」
カーヤ「………」
ドラゴニュート「………何トカ言エヨ………。
ソンナ目デ俺ヲ見ルンジャネェヨ………。
ドラゴニュートは大斧を今度はカーヤに振る。それをカーヤはレアバードで受け止めようとするが体格と力に差がありすぎて踏み留まれずに薙ぎ飛ばされる。
カーヤ「ゥゥッ……!」
ドラゴニュート「オ前モカッ!?
オ前モ俺ノコトヲ見下シテンノカ!!?
母親ト同ジ様ニ俺ノコトヲ蔑ムノカァッ!!?
アノ時ダッテ今ダッテ俺ノ方ガ上ダッタダロ!?
俺ノ力ハモウ誰ニモ劣ッテナイダロォォ!!?
ソレナノニテメェ等ガ俺ノコトヲ見下スンジャネエェェェェェッ!!!」
ドラゴニュートは標的をアローネからカーヤに変えカーヤを痛め付ける。ヴェノムとイフリートの力を吸収してから実力差は一気に逆転してしまった。今のドラゴニュートにカーヤ一人では太刀打ち出来ない。それでなくともカーヤはラーゲッツのことを父親だと知ってから彼を攻撃することは出来なくなっていた。
アローネ「カーヤ!!」
アローネがカーヤとドラゴニュートの間へと入り込み羽衣で盾を作る。
ドラゴニュート「!!
…ッコンナモン!!」ブオンッ!
羽衣で仕切りを作ったがそれも一瞬で払われて再度カーヤへの攻撃を続ける。
アローネ「もう止めて下さい!!」
羽衣を突破されたことによりアローネは体を貼ってカーヤを守る。
ドラゴニュート「邪魔ダ!!
テメェハ後ニ回シテヤルカラソノ女ヲ殺ラセロ!!」
アローネ「嫌です!!
ここを退きません!
これ以上貴方にカーヤを傷付けさせたりはさせません!!」
ドラゴニュート「ッノヤロウ!!
………ダッタラ二人仲良ク真ッ二つツニシテ………!?」ザスッ…、
カオス「ヘッ……ヘヘ!
何処を見てるんだよ?
隙だらけだったから一発お見舞いしちゃったじゃないか!」
ドラゴニュートがカーヤを集中狙いしている間にカオスは足元に走りドラゴニュートの足を斬りつけた。
ドラゴニュート「テメェ……!!
カオス………!!」
カオス「どうしたんだよ?
飛葉翻歩も使えるのにこんな一撃も避けられないのか?
案外お前の力ってそんな大したことないんだな。」
カオスはドラゴニュートを挑発する。ここまでで彼が格下に見られることに異常に逆上することは見てとれた。アローネもカーヤももう戦えない。なら二人を守るためには自分がタゲをとるしかない。左腕はなくとも剣さえ振って斬りつければドラゴニュートは自分に………。
ドラゴニュート「……ソンナニ死ニタキャァ!!
テメェカラ殺シテヤルヨォォッ!!」
ドラゴニュートの大木程の太さもある足でカオスが蹴り上げられる。
カオス「ガハッ!!」
耐えられずカオスが空中で吐血。全身を激痛に襲われる。
ドラゴニュート「オラアアアアッ!!」
ボグウウウッ!!
ドラゴニュートの目線まで蹴り上げられたカオスの体にドラゴニュートが正拳付きの追撃を加えてカオスを遥か遠くまで殴り飛ばす。
カオス「バフッ……!」
たったニ撃でカオスは身体中の骨を砕かれる。痛みに強いカオスだがこの激痛には意識を手放すしかなかった。
そこに来てまだドラゴニュートは………、
ドラゴニュート「マダ終ワリジャネェゾオオオオッ!!!」ガシッ!!ブンッ!!
ドドオオオオンッ!!
水平に飛ばされたカオスの体を飛葉翻歩で追い掛けて掴みそのまま地面へと叩き付ける。
カオス「………!?
………グフッ………。」
叩き付けられた衝撃で失った意識をまた取り戻す。しかし意識を取り戻したところで体を動かすことすら出来ない。
ドラゴニュート「千裂浄破ッッッ!!!」
ドラゴニュートは大斧を構えて無数の連続突きで地面をカオスごと貫き砕く。
カオス「うっ………!ぶっ………ッ……!ハッ………!?
ぶぁっ………!」
何度も何度もカオスは割られる大地に体を打ち付けられる。大斧の直撃こそしないがそれでも地を割り揺らす衝撃はカオスを地面と空中の粉砕された岩の中で弄ぶ。
カオスはこの時自身の死が目の前に迫ってきていることを予感した………。
ドラゴニュート「オイヨォ………?
モウ壊レチマッタノカ?」
カオス「………」
カオスはドラゴニュートの言葉に答えられなかった。肺に折れた骨でも刺さっているのか呼吸することすら出来ない。
ドラゴニュート「………ケッ………!
情ケネェ奴ダナァ………。
一度負カシタ相手ニリベンジサレテ負ケルナンテヨォ?」
ドラゴニュートはそういってカオスの体を掴み持ち上げる。
カオス「……!!?」
今は体に触れられるだけでも激痛に襲われるというの竜の力で握られれば更に苦しくなる。
ドラゴニュート「ドウシタ?
抵抗シテミロヨ?
抵抗シナイト死ヌゼ?
オ前。」
カオス「……!
………ッ!!」
声にならない音を肺から吐き出して精一杯残っている右腕でドラゴニュートの指を押し退けようとするが微動だにしない。
ドラゴニュート「限界ノヨウダナァ?
モウ声ヲ上ゲルコトスラ出来ネェカ?」
カオス「(………こっ………こんな奴………。
魔術や技が………使えたら………………こんな………。)」
心の中の叫びは外に漏れることはなかった。心の声を表に出すことも出来ずカオスはドラゴニュートに握り潰されようとしている。
ドラゴニュート「………テメェヲ痛ブルノニモ飽キテキタァ………。
コノママ握リ潰シテヤッテモイイガドウセナラ俺ノ
そう言うとドラゴニュートの体から黒い炎が吹き出す。その炎はカオスの方にも延びて………、
ジョオオオオオオオオオオオオオォォォォォォッッッッ!!!
カオス「………!!!………!………!!!!」
カオスの体が黒い炎に焼かれる。殺魔の力は六属性の攻撃を無効化するカオスにも通じてしまう。
ドラゴニュート「ドウダァ………?
俺ノ炎ノ味ワァ?
体ノ内カラ暖マルダロウ?」
カオスが焼ける姿を見てにやけ顔を浮かばせるドラゴニュート。
カオスの命は殺魔の炎で今にも尽きかけようとしていた………。