テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
ドラゴニュート「羽虫ガ抗ウンジャネェヨ!!!
テメェ等ハモウ墜チロオオオオッ!!!」ゴオオオオオオオオオオオオッッ!!
ラーゲッツの大斧から吐き出される熱の放射線は止まる気配がない。長時間熱線を放ち続けられるようだ。
カオス「…先ずはあの斧をどうにかしないとなぁ………。」
両手で粋護陣を張りながらカオスは作戦を考える。現在カオスはアローネと彼女が操るレアバードに乗りながらラーゲッツの周りを旋回している。
アローネ「突撃するのではないのですか?」
カオス「そうしたいところなんだけど俺剣が無くなっちゃってさ………。」
カオスが持っていた剣はユーラスとラーゲッツから奪ったものでそのどちらともラーゲッツに壊された。なので今カオスに手持ちの剣は無い。剣がなくともラーゲッツに特攻を仕掛けることは出来るだろうが斧で斬り飛ばされるだけだろう。
アローネ「!
………ではこちらを!」
剣が無いことをアローネに伝えると彼女は装備していた羽衣を渡してくる。
カオス「?
これをどうするの?」
アローネ「この羽衣はとても使い勝手がいいのですよ。
これを装備して
カオス「………?
………………こうかな………?」
シュルシュルシュル………、
カオス「!!」
カオスが羽衣を剣を持つイメージをすると羽衣はそれに応えるように形を形成していきやがて剣の形となった。
アローネ「今の私にお渡しできるのは
私はレアバードを操縦しますのでカオスはそれで戦ってください。」
カオス「………有り難うアローネ!!」
思いもしなかった人から剣を渡された。アローネの羽衣にこんな使い方があったとは………。
ドラゴニュート「シャラクセェ!!
チョロチョロト飛ビマワリヤガッテ!!
コイツデケリヲツケテヤルヨオオッ!!!」パァァァァァァァァァッ!!!!
ラーゲッツが一旦黒覇滅封を止めて構えを
カオス「来るよアローネ!」
アローネ「えぇ!!」
なんとなくこの後ラーゲッツがとるであろう行動は予測してとれた。ラーゲッツはこれから……、
ドラゴニュート「黒覇滅封・嵐!!!」
黒色の覇道滅封が全方位に発射される。カイメラの
バアアアアアアアッッッッ!!!!!
カオスは羽衣の剣で受ける。アオスブルフを装着した羽衣は先程のように一撃で壊れることはなかった。
カオス「!!
今だアローネ!!」
アローネ「はい!!」
今度の黒覇滅封は狙いをつけて撃ったものではない。ラーゲッツが自棄になって全方位に撃っただけの流動力の弱い攻撃だった。だから一度ガードして直ぐに二人はラーゲッツの方へと飛び込む。
カオス「有り難うアローネ!!
後はこの剣で俺が………!!」
カオスはレアバードからラーゲッツの頭上へと飛び降りた。次の一撃で決着をつける。そう意気込んで。
ドラゴニュート「!!
サセルカヨオオオオオオオッ!!!!」
ガキイイィィィィィィィィィンッ!!
ラーゲッツを斬りつけようとしたらラーゲッツの粋護陣で剣が止められカオスの体が空中で停滞した。
カオス「!!
しまっ「食ラエエエエエエェェェェェェェェッ!!!!」」ブオオオンッ!!
バゴオオオオオオオオンッ!!
カオスの体はラーゲッツの大斧によって天高く打ち上げられてしまう。
ドラゴニュート「コノママ宇宙ニマデ送リ届ケテヤルヨオオッ!!」
ラーゲッツが黒覇滅封を撃つ体勢に入った。本当に宇宙の彼方にまでカオスを押し飛ばすつもりのようだ。
空へと打ち上げられながらカオスは今の一太刀でラーゲッツを仕止められなかったことを省みる。
カオス「(分かっていた………。
分かっていたんだ。
アイツにはまだ粋護陣があったこと………。
アレをどうにかしないと戦いが長引く。
長引けばまたアローネ達を危険な目に合わせてしまう。
どうしたらあの壁を………。)」
あの防御壁はカイメラの毒撃の
ドラゴニュート「テメェミテェナ嫌ミナ力ヲ持ツ野郎ハコノ星ニイラネェンダ!!
黒覇滅封!!!」
ラーゲッツの黒覇滅封が迫ってくる。一点に収束させたエネルギーは本当にカオスを宇宙にまで打ち上げてしまいそうだ。
カオス「(……この力………さっきは魔神剣で打ち返せたけど本当は魔神剣よりも破壊力があるよな………。
……これどうやって撃ってるんだ………?
斧にマナを集約してるのか………?
……こんな感じか………?)」パアアアアッ!!!
カオスがマナを込めるとアローネの羽衣の剣にマナが集まっていく。それを飛んできた熱線へと振るうと………、
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!
ズバアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!
ドラゴニュート「ウァ……!?ンダトオッ!!」
熱線は綺麗に両断されてカオスの後ろへと流れていく。熱線の力をカオスの力が上回ったのだ。
カオス「…こうやって撃ち出してたのか………。
魔術みたいで使いやすそうだな。」
カオスは剣に更にマナを込めてエネルギーを溜める。生半可な力じゃラーゲッツの粋護陣を貫くことはできない。一撃で粋護陣の盾ごとラーゲッツを斬り伏せるつもりでマナを増幅させていく。
ドラゴニュート「ヤッヤメロ………。
ドレダケノ力デソンナモン撃ツ気ナンダ………!?」
ラーゲッツは攻撃に使っていたマナを全て粋護陣へとシフトさせる。しかしカオスの膨れ上がったマナに既に覇気を失っていた。
カオス「これで終わりにするぞラーゲッツ!!!
今度こそお前をここで倒す!!」
カオスがラーゲッツへと落ちていく。二人が衝突するときこの勝負は決着を意味する。
ドラゴニュート「ウッウオオアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッッ!!!!!」パアアアアアアアアアア!!!!
カオス「止めだ!!
天と大地の二つを斬り裂く刃がラーゲッツへと振り下ろされた。その一太刀はラーゲッツの粋護陣すらも軽々と破りラーゲッツとの因縁を漸く終結させた………。