テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ブルカーンとの和解

ローダーン火山 麓 深夜 残り期日八日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「オリヘルガ!!

 こいつは……!?」

 

 

「シュメルツェンでラーゲッツとやり合ってた奴だ!!」

 

 

「アイツがイフリートが探してたカオスって奴なんだろ!?」

 

 

「ちょっと待て今コイツどこから降ってきた!!?」

 

 

「イフリートとラーゲッツはどうしたんだ!?

 ………まっ、まさか!?」

 

 

「いや………あり得ないだろ!?

 イフリートはヴェノムの主だぜ!?

 ラーゲッツもヴェノムに変わってたしアイツ等がやられたなんてことは………!?」

 

 

 カオスの登場で崩落する山のことを忘れてカオスについての話を始めるブルカーン。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「イフリートとラーゲッツなら倒しました。

 もういませんよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「「!!!?」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリヘルガ「………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスの宣告にブルカーン達は驚くが直ぐにそれを信じることはなかった。

 

 

「うっ、嘘だ………!

 あのイフリートが倒されたなんて信じられねぇ。」

 

 

「お前がやったとでも言うのかよ!?」

 

 

「出鱈目だ!

 貴様の言葉を信用するに値せんな!!」

 

 

「そこをどけ!

 どかないなら排除するぞ!!」

 

 

「元より貴様等とは敵同士!

 一人で我等の前に立ちふさがったことを後悔するのだな!」

 

 

 

 

 

 

「一人ではありませんよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「「「「「「「「!!」」」」」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオスとブルカーンが睨み合っている間にレアバードに乗ったアローネ、カーヤ、レイディーも合流する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「このような場所でのんびりと過ごしているお暇があるのですか?

 早く避難しなければ雪崩に巻き込まれますよ?」

 

 

レイディー「イフリートとラーゲッツが倒されたってのは真実だぜ?

 もうお前等ブルカーンを縛り付ける野郎はどこにもいねぇ。

 なんならお前等もう一回シュメルツェンに戻って確認してきたらどうだ?」

 

 

カーヤ「?

 戻ったら危ないよ?」

 

 

メーメー『ゴシュジン、

 タダノヒニクニハンノウシチャダメダゼ。』

 

 

 続々とカオスの周りに仲間が集まってくる。ブルカーンからすれば敵が全員合流してしまった状況だ。

 

 

「どっ、どうする!?

 バルツィエの乗り物に乗ってるってことはコイツら皆バルツィエってことか!?」

 

 

「そんな筈はない!

 奴等の何人かはバルツィエじゃない者もいる!

 オリヘルガが捕まえてこれたのが証拠だ!

 奴等ただアレに乗ってるだけだ!!」

 

 

「バルツィエじゃなくてもあの乗り物に乗ってる二人さっきラーゲッツと戦ってたぞ!?

 感染者じゃないのか!?」

 

 

「何!?

 ヴェノムに感染してる奴までいるのか!?」

 

 

「だったら何で会話が出来るんだ!?

 感染者は理性を失って言葉を話すことなんて出来ないだろ!?」

 

 

「でもラーゲッツは理性を失ってなんかいなかったぞ!?

 それなのにドワイト達はヴェノムに感染していた!!

 またバルツィエが新兵器を開発してヴェノムの精神汚染をどうにかする薬でも作り出したんじゃないか!?」

 

 

「だとするとそれもコイツ等が使って………!?」

 

 

「そうだとしたら俺達がコイツ等と戦っても感染して死ぬだけじゃ………!」

 

 

「にっ、逃げた方がいいんじゃねぇか!?

 こんな奴等相手にするのが間違ってる!!

 オリヘルガ!!

 ここは相手にしないで早く皆を連れて………!?」ドサッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オリヘルガの取った行動にその場にいた全員が静まり返る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 オリヘルガは膝をついて武器を前に置き両手を手を上げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………何のつもりだそれは。」

 

 

 この静かな空気の中レイディーがオリヘルガのとった行動に質疑する。

 

 

「オリヘルガ!

 何やってるんだ!?

 そんな()()()()みたいに「黙れ!!」!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリヘルガ「よく考えてみろお前等………。

 イフリートが何で俺達を見捨てたのか………俺達を見捨ててまで何でそこにいるバルツィエを欲しがったのか………どうしてコイツ等がここに来てイフリートもラーゲッツもここにいないのか………。

 ………長年イフリートを見てきた俺達なら分かるだろ………?

 イフリートにこのローダーン火山をこうまで破壊する力は無かった。

 ラーゲッツだってこんな破壊が出来るなら最初からシュメルツェンごと俺達を爆砕していた筈だ。

 それをしなかったのはアイツ等がそれを出来なかったからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 このローダーン火山をこんなにしたのはお前達………、

 ………いや………お前なんだろ………?

 ()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「そんな呼ばれ方をするのは不本意だけどそうだよ。

 俺がちょっとやり過ぎてこうなったんだ。

 

 

 ゴメンね。

 シュメルツェン消しちゃったみたいで。」

 

 

 謝罪はするが大して反省はしていないカオス。カオスからすれば先に手を出してきたのはブルカーン達の方だ。仲間を捕らえられて少しやり返した気分になったので口だけの謝罪の言葉でおあいこにしろと言わんばかりの態度だ。

 

 

「こっ、コイツがこれを………!?」

 

 

「どこにそれだけの力がコイツに………!?」

 

 

「ほっ、本当なのか………!?

 本当にイフリートがこんな奴等に倒されたって言うのか………?」

 

 

レイディー「だから何度もそう言ってるだろ。

 ………そんで後残ってるのはアタシ達と………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イフリートに命令されていたとはいえアタシ達を捕まえようとしてきたお前達ブルカーンだけだ。

 ………どうすんだ?

 そこのソイツは抵抗する気はねぇようだがアタシ達もただの謝罪なんかでお前達を許したりはしないぞ。」

 

 

 レイディーはブルカーン達にケジメを付けさせたいようだ。ブルカーンがイフリートに操られていた事情は知っていたがそれでもカオス達側からしてみればそれで許せるかは違う話である。あと数時間カオス達が攻め混んでなければアローネ達はイフリートに殺されていた。結果的にそれを未然に防ぐことは出来たが命を危険に晒されたことに違いはない。

 

 

アローネ「レイディー………、

 私達は別にそこまで気にはしていませんよ。

 ………私達の知らない事情があるようですしここは穏便に事を解決にはかるのが宜しいかと………。」

 

 

レイディー「甘ったるいこと口にしてんじゃねぇよ。

 今はイフリートがいなくなったことでコイツ等はアタシ達を攻撃する理由が無くなったけどな。

 コイツ等は自分達が助かりたいがために関係無い連中を拉致してはイフリートの土産にしていたんだ。

 早々そんなことをアタシ達の一存で許していい筈がねぇ。

 アタシ達がやらずとも他の部族の連中は黙ってねぇだろうよ。

 どこかで落とし前を付ける必要が「俺が全部やったことだ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オリヘルガ「………俺がイフリートの命令を聞いてフリンク領からフリンク族を捕らえて来たりカルト領やブロウン領に行ったりしていた。

 六年前からずっと俺が一人でやっていたことだ。

 他の奴等は何もしてねぇ。

 精々俺が捕まえてきた連中が逃げないように見張ってただけで何もしてねぇ。

 お前達の仲間を捕らえたのも俺がやったことなんだ。

 

 

 俺一人を処断して手打ちにしてくれないか………?

 仲間達は見逃してほしい………頼む………。」

 

 

 オリヘルガはそう言って頭を下げる。ブルカーンの仲間のためにオリヘルガは一人で裁きを受けることを申し出た。オリヘルガの潔さにはカオス達も彼を問い詰めることに躊躇するがそんな中で一人彼の発言を否定する者がいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「………違うよ………。

 お兄さんは何も悪くない………。

 悪いのはイフリートを生み出したカーヤだよ………。

 責められるなら………カーヤの方だよ………。」

 

 

 カーヤがオリヘルガの言ったことを否定して自分を責めるように言う。

 

 

オリヘルガ「………?

 さっきもそんなこと言ってたが一体何のことだ………?」

 

 

カオス「…えと………。」

 

 

アローネ「………ダレイオスのヴェノムの主達はとある事故から誕生したのです。

 一先ずはここを移動きしてからご説明致します。」

 

 

 カオス達はブルカーンにヴェノムの主の誕生秘話を話し出す。一応は彼等も被害者であることに変わりはないので場所を移して一から順に説明を講じることにした………。

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