テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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紙片の燃え残り

ハイス草原 残り期日八日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「あん?

 何言ってるんだ。

 アタシとお前達とでは目的が違うだろ。

 アタシは自分の精神病を治すために旅してんだ。

 お前達の旅の目的はバルツィエを倒してミストに砦を建設させないようにするためだろうが。

 何でそれにアタシを巻き込もうとすんだ?」

 

 

ミシガン「でもレイディーだってどこかに行く予定が無いんでしょ?

 何かイフリートを宛にしてここに来たみたいだしイフリートが倒されたんならレイディーだってどこに行けばその殺魔の力を持つヴェノムに会えるか分からないんだし。」

 

 

レイディー「人を勝手に暇人にするんじゃねぇよ。

 予定なんかいくらでもあるっつーの。」

 

 

ミシガン「ふぅん?

 じゃあどこに行くの?」

 

 

レイディー「そりゃあ………。

 まだお前達が行ってないところとかあるだろ。

 お前達がダレイオスで回ってたのは人里が主なんだろ?

 そこ以外でもしかしたらヴェノムの主とまではいかずともそれに近いアスラがいるだろうよ。

 アタシとはそいつを探す。

 お前達とはここで「俺達と一緒に来た方がいいかもしれませんよ。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「レイディーさんが探してる殺魔の力を持つヴェノム………。

 それなら新しい個体を探すよりも()()()()()()()()()()()()んじゃないですか?」

 

 

 

 

 

 

レイディー「!」

 

 

 レイディーを同行させようとするミシガンに乗っかってカオスがレイディーにそう助言した。

 

 

タレス「…どうしてレイディーさんはその殺魔の力を持つヴェノムを探してるんですか?」

 

 

カオス「ちょっと訳ありなんだけどそれはまた後でレイディーさんから訊いてみて。

 ………それでどうですか?

 俺達と一緒にバルツィエと戦いませんか?」

 

 

レイディー「…アタシがお前達と一緒になってバルツィエと戦うメリットは何だ?

 アタシがこうなったのはバルツィエの薬のせいだぞ?

 アタシからしてみれば奴等に関わって得るものなんて「ラーゲッツが殺魔の力を使ってたじゃないですか。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「バルツィエが開発した新型ワクチン………他にも使うバルツィエがいてもおかしくはありませんよね?

 ランドールとかフェデールとか………。

 そいつらと出会った時にそいつらがラーゲッツのように殺魔の力を使ってきたらどうですか?」

 

 

レイディー「………!」

 

 

アローネ「他のバルツィエがラーゲッツのように………!

 ………十分にあり得る話ですね。

 フェデールはともかく先見隊のバルツィエは皆持ち合わせてると思っていいと思います。」

 

 

ミシガン「あんなのがまだ他にもいるって言うの!?」

 

 

ウインドラ「残念ながら無い話ではないな。

 ワクチン開発などは確実に()()を視野に入れて作られる。

 ラーゲッツ一人があの力を持っていたと言うのは考えにくい。

 ダレイオスに派遣された先見隊は皆あの力を使えると見ていいだろう。」

 

 

タレス「あんなのが他にも………。」

 

 

カオス「薬の力は使ってましたがラーゲッツは感染しても精神を失わないヴェノム………アスラでしたよね。

 殺魔の力だってラーゲッツは使っていた。

 ならレイディーさんは俺達と一緒にバルツィエと戦うのが一番なんじゃないですか?

 他にどこにいるかも分からないアスラを探すよりかはその方がレイディーさんの症状の解決の近道だと思います。」

 

 

レイディー「………確かにな。

 坊やの言う通りだ。

 殺魔の力を持つヴェノムは希少種だ。

 数百万に一体いるかいないか。

 それがそこのラーゲッツの娘によって生産された九体が消えてもう十体目以降を期待出来ないとなるとアタシも他のアスラを探す宛が見つからん………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………………しょうがねぇな。

 お前達とバルツィエの決着アタシが見届けさせてもらうとするかぁ。」

 

 

 レイディーはカオス達の旅に同行することを決めた。

 

 

カオス「レイディーさん!」

 

 

アローネ「悔しいですが貴女の力は今の私達にとっても必要な力です。

 私達が十日以上も時間をかけてしまったイフリート討伐を一日で果たしてしまうほどですから。」

 

 

タレス「あまり皆の空気を悪くする発言は控えてほしいですけどね。」

 

 

ウインドラ「これから貴女のお力を頼りにさせてもらうぞレイディー殿。」

 

 

ミシガン「もう!

 一々理屈っぽいんだから!

 素直に仲間になってよ!」

 

 

レイディー「アホ。

 アタシは世界を旅行するためにレサリナスを飛び出したんじゃねぇんだ。

 アタシなりの目的あっての旅だ。

 その旅がお前達の目的と偶然重なっただけだ。

 アタシにもバルツィエと会う理由が出来た。

 ならお前達と一緒にいてやってもいい。

 アタシがいる間はお前達のことをぞん分に利用するつもりだから覚悟しろ。」

 

 

ミシガン「うげぇ………。」

 

 

アローネ「本当に素直じゃない方ですね。」

 

 

タレス「全くですよ。」

 

 

 こうしてカオスのチームに正式にレイディーが加わった。彼女とはこれで三度目になるが今回の参加は長い付き合いになることだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………それで一つ思ったんだが………、

 イフリートは討伐………ってかラーゲッツが倒したことになるんだろうけどよ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 精霊の方はどうなってるんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ「「「「「!!」」」」」

 

 

 ラーゲッツを倒した直後ローダーン火山が崩れ始め避難することに夢中ですっかりそのことを忘れていたカオス達。

 

 

レイディー「イフリートが倒されたって言うなら………、

 ()()()()()()()()()()()()()()()ってのを果たしたことになる。

 精霊はなんて言ってるんだ?」

 

 

カオス「精霊王マクスウェルは………何も………。」

 

 

 時折精霊マクスウェルはカオスに内側から語りかけてくるが今は無言だ。語りかけようとしても何の反応も示さない。

 

 

アローネ「ヴェノムの主達は全て討伐し終えました。

 これで世界は精霊王マクスウェルによって破壊されることは無い筈です。」

 

 

ウインドラ「…ヴェノムの主は討伐したのに当の本人は何も言ってこない………。

 どういうことだ………?」

 

 

タレス「試練をクリアしたかしていないかぐらいはハッキリ言ってきてほしいですね。」

 

 

ミシガン「え………!?

 まさかまだ終わってないの………?

 ヴェノムの主まだ倒してないのとかいないよね!?」

 

 

カオス「そんな筈無いよ………。

 ヴェノムの主は全部俺達が倒して「!パパが………!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「ローダーン火山の方で………またパパのマナを感じる………!

 パパはまだ生きてるよ………!」

 

 

 会話に加わらなかったカーヤがローダーン火山の方角を見ながらそんなことを言った。

 

 

アローネ「何ですって!?」

 

 

カオス「あれだけ攻撃したのにラーゲッツがまだ………!」

 

 

ウインドラ「二度も復活を遂げた奴だからな。

 三度目があってももう何とも思わん。」

 

 

レイディー「ラーゲッツが生きてやがったか………。

 だったら直ぐにラーゲッツのところに向かうべきだろう。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 カオス達は再びローダーン火山にいるというラーゲッツのところへと向かった。ラーゲッツを倒さねば世界は精霊によって破壊される。ラーゲッツが生きているのであればそれを見失った時こそが世界の終焉を迎えるということなのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「(………でもこのパパのマナの感じ………。

 …………とても凄く弱い………。

 このマナだとパパはもう………。)」

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