テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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深奥を知る者

バルツィエ邸 修練場

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「やぁ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………おう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 子供の時にフェデールとここで会ってからすっかりここはラーゲッツの溜まり場と化していた。それが分かっていたからこそフェデールはここへとやって来たのだろう。

 

 

ラーゲッツ「………何のようだよ?」

 

 

フェデール「少し昔のことを思い出してね。

 ついここに来たくなったんだ。」

 

 

ラーゲッツ「アレックスが次の当主に決まったことで落ち込んでんのか?

 ………今回もお前は選ばれなかったな。」

 

 

フェデール「………そうだね。」

 

 

ラーゲッツ「………いいのかよ。

 お前昔はダレイオスを倒して世界を平和にするって言ってたがアルバートがやり方を変えてダレイオスと条約を締結して世界を平和にするって案に賛成してたじゃねぇか。

 それがアレックスが先々代までの方針に戻しちまってこれじゃあまたダレイオスと戦うハメになるぞ。」

 

 

フェデール「………仕方ないんじゃないか?

 アレックスにはアレックスなりの考えがあって恐怖政治に戻したんだ。

 今はアレックスが当主になったんだし俺がとやかく言う資格は無いよ。」

 

 

 フェデールは表情を曇らせながら今の現状に満足していると言う。

 

 

ラーゲッツ「(全然納得してねぇって顔してるじゃねぇかよ。)なぁ、何でそんなにお前は拘りが無いんだ?

 お前何でもかんでも受け入れてるじゃねぇか。

 そんなんでお前が望む結果に繋がるのか?」

 

 

フェデール「…俺が望むようになんていくらでもやり用はあるよ。

 それに今の方が俺的には都合が良かったのかもしれない。」

 

 

ラーゲッツ「どう都合が良くなるってんだよ。」

 

 

フェデール「………………世界は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………世界は強くならなくちゃいけないんだよ。

 そのためにもマテオとダレイオスは戦っている状態が好都合だ。

 戦いがあるなら人は強くなろうとする。

 負けないために強くなろうとする努力をしてくれる。

 マテオもダレイオスも共に生き残るためには強くならなくちゃいけないんだ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………何でダレイオスまで強くするんだよ。

 兵力を強化するならマテオだけで十分だろうが。」

 

 

フェデール「………」

 

 

ラーゲッツ「こっちだけが強くなれればマテオの国民達はダレイオスの連中にやられずにすむんだぜ?

 それなのに何でダレイオスの奴等も強くなることを望んでんだ?

 奴等が強くなったらマテオの陣営側としては喜ばしいことじゃねぇだろ。」

 

 

フェデール「………お前は………、

 

 

 ()()()()()()()()………?」

 

 

ラーゲッツ「覚えてないって何をだよ?」

 

 

 突然覚えていないか訊かれても何の話をしているのか困惑するラーゲッツ。彼とはそこまで深い話をした記憶はない。何か重要な話でもしていただろうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「………覚えていないならいいよ。」

 

 

ラーゲッツ「何だよそりゃ。」

 

 

フェデール「気にするな。

 こっちの話だ。」

 

 

ラーゲッツ「そんな言い方されて気にならない訳ないだろ。

 一体何のことを言ってやがんだ?」

 

 

フェデール「………」

 

 

ラーゲッツ「………言えよ。

 言ってくれねぇと夜も寝付けなくなるだろうが。」

 

 

フェデール「………もし。」

 

 

ラーゲッツ「もし?」

 

 

 

 

 

 

フェデール「………………もし俺達の敵がダレイオスの奴等以外にもいてそいつに挑もうにも今のマテオの総戦力じゃ足りない。

 マテオとダレイオス両方が一緒になって漸く互角かあるいはまだ奴の力に達てしていない………って状況があるとしたらお前ならどうする?」

 

 

ラーゲッツ「ん?

 そんな敵がいるのか?」

 

 

フェデール「いるかどうかはさておいてお前ならそんな奴がいたらどうするんだ?」

 

 

ラーゲッツ「んん~………。

 先にそいつがどんな奴なのか教えてくれねぇか?

 そのお前が言う敵がどんな奴なのか知らねぇとどうにも答えようがねぇよ。」

 

 

フェデール「悪いがそれには答えられない。

 それに答えちゃいけない決まりになってるんだ。

 この問題は一応()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

ラーゲッツ「当主になった奴だけが知る権利………?

 じゃあ何でお前はそいつのこと知ってるんだよ?」

 

 

フェデール「俺は………つい父が先行して口を滑らせたんだ。

 あんな結果になってなければ俺だけの問題だったんだが俺にはもうこの問題をどうにかすることなんて出来ないからね。」

 

 

ラーゲッツ「まぁお前んところならそういう情報とかも教えられててもおかしくはねぇわな。」

 

 

フェデール「………それでどうなんだ?」

 

 

ラーゲッツ「そうだなぁ………。

 俺だったら先ずは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 横槍が入らないように先に雑魚から片付けるだろうな。

 とりあえずはダレイオスの奴等をぶっ潰してからそいつに挑む体勢を整えた方がいいんじゃねぇのか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「………………そうか。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「それで誰なんだよそいつは?

 どこにいるんだ?

 ここまで話したんならもう最後まで言っていけよ。」

 

 

フェデール「申し訳ないが()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 この話はこれで終わりだ。」

 

 

ラーゲッツ「おい!

 そりゃねぇだろ!?」

 

 

フェデール「そんなことよりも久々に俺と腕試しでもしないか?

 時間余ってるだろ?

 今のお前がどれだけ俺との差が詰められてるのか見てやるよ。」

 

 

ラーゲッツ「話そらすんじゃねぇよ!!」

 

 

フェデール「………もし俺に勝つことが出来たら話の続きをしてやるよ。」

 

 

ラーゲッツ「!!

 言ったな!!

 その言葉負けた後で取り消しとかは無しだからな!!

 口にしたことには責任持てよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その後の行方はフェデールの圧勝で決着がついた。ラーゲッツはフェデールから最後まで話の内容を聞くことは出来なかった………。

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