テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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研ぎ澄まされた剣

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランドール「はぁ?

 どういうこったよ?」

 

 

フェデール「簡単な話だよ。

 ただお前はラーゲッツにリリスを譲って欲しいんだろ?

 そしてラーゲッツは彼女をお前に渡したくはない。

 両者共に引く気がないならこれからお前は腕付くでラーゲッツから彼女を奪おうとしようとしている………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ガキだなお前。」

 

 

 フェデールがランドールを嘲笑する。

 

 

ランドール「何ィッ!?」

 

 

 フェデールの馬鹿にした態度にランドールがくってかかる。

 

 

フェデール「餓鬼だって言ってんだよお前に。

 欲しいものを脅して手に入れようとするのはガキ大将と同じだ。

 仮にも俺達は名門貴族だぜ?

 貴族が欲しいものを相手に対価を払わずに得ようとするなんてみっともない。

 そんなのは貴族のそれも大人がすることじゃないだろ?

 だからお前のことを餓鬼だって言ったんだ。」

 

 

ランドール「テメェ………!

 関係ねぇ奴は引っ込んでろ!!」

 

 

フェデール「じゃあお前の方が引っ込んでろよ。

 俺とラーゲッツは今ここで剣の稽古をしていたんだ。

 邪魔しないで貰えるかな?」

 

 

ランドール「くっ…!?」

 

 

 フェデールの正論に反論できずにランドールは苦虫を潰したように表情を歪める。ランドール自身上下関係がどちらが上なのかを自覚しているからこそフェデールには強く出れない。

 

 

フェデール「どうしても俺とラーゲッツの邪魔をしたいってんならラーゲッツと勝負してみないか?」

 

 

ラーゲッツ「は?」

 

 

ランドール「あ?

 コイツと俺が?」

 

 

フェデール「そうお前達二人が()()()()勝負するんだ。

 勝負して負けた方が勝った方の命令を聞くこと。

 それでいいだろ?」

 

 

ランドール「………何だよそりゃあ………?

 それじゃ今から俺達がやろうとしていたことと変わらねぇじゃねぇか。」

 

 

フェデール「変わるよ。

 俺がお前達の勝負の立会人になる。

 もし勝負して負けた方が命令を無視するようなら俺が勝った方に加担して無理矢理にでも言うことを聞かせてやるよ。」

 

 

ラーゲッツ「何!?

 フェデールお前………!?」

 

 

ランドール「………ハハハ!

 おもしれぇ!!

 そいつぁいいなぁ!!

 その方が俺としてもやり易いぜ!!

 要はコイツをぶちのめすだけだろ?」

 

 

フェデール「言っておくけど魔術は無しだ。

 純粋に剣の腕だけで勝敗を決めること。

 いいな?」

 

 

ランドール「ハハハハハ!

 いいぜ?

 格下にはハンデぐらいつけさせてやらねぇと勝負にならねぇからな!

 万が一にも俺がコイツに負けるなんてこたあり得ねぇし!!」

 

 

ラーゲッツ「フェデール!!

 どういうつもりだ!?

 俺はそんな提案受けるつもりはねぇぞ!!

 お前が介入するのにも反対だ!!」

 

 

フェデール「いいから黙ってこの勝負受けろよ。

 ここにいるのは三席の俺と他五席と八席………。

 誰がこの場を取り仕切るのに相応しいか言われなくても分かるだろ?」

 

 

ラーゲッツ「ぐぅっ………!?

 糞ッ!!」

 

 

 ラーゲッツは今回の件はランドールに連れていかれて一方的にボコボコにされるだけで終わるつもりだった。ランドールに脅されても自分が口を割ることさえなければ彼女との関係はこれからも続けられると思っていた。

 

 

 しかしそこにフェデールが加わるのであればフェデールはあの手この手でラーゲッツとリリスの仲を引き裂こうとするだろう。フェデールは話すだけならいい相手だが敵に回すと色々と厄介だ。フェデールは出来ないことを口にはしない。出来るからこそここまで自身を持って言うのだろう。彼は他の家との繋がりがバルツィエの中で多い。きっとラーゲッツとリリスが一緒にいられなくなるほどの悪い噂をばら蒔いたりする。ラーゲッツは言い知れない悔しさに拳を握る。

 

 

 

 

 

 

フェデール「………そんなに力むなよ。

 気楽に構えな。

 精々ランドールとの勝負をいい訓練になる程度に捉えておけ。」

 

 

ラーゲッツ「そんなふうに考えられるかよ………!

 俺がしくじったら………俺はリリスと………。」

 

 

フェデール「………安心しろよ。

 そうはならないから。」

 

 

ラーゲッツ「どうしてそう言い切れるんだよ!?

 俺はアイツに勝ったことなんて一度も「昔の話だろ?それも魔術ありきの。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「俺の全てを賭けてもいい。

 今回の()()()()()()()()()()

 剣の腕ではもうお前はランドールを寄せ付けない域にまで達してるよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「…………はぁ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そうしてラーゲッツとランドールが準備を終えて向かい合う。

 

 

フェデール「ルールを確認する。

 この試合は剣術のみだ。

 攻撃性の魔術、補助系の魔術、それから治療術も禁止する。

 それらを使用した場合その場で即敗け判定させてもらう。

 両者異論は無いな?」

 

 

ランドール「あぁ問題ねぇよ。」

 

 

フェデール「ラーゲッツは?」

 

 

ラーゲッツ「攻撃性の魔術はともかく俺には()()()()()()()使()()()()()()分かりきってんだろ………。」

 

 

フェデール「………異論は無いようだな。

 ………では………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 始めッッッ!!!」パンッ!

 

 

 フェデールが手を打ち鳴らしてランドールとの試合が開始された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「(………どうしてこうなるんだよ………。

 俺がランドールに勝ったことなんて一度も無いってのに俺が勝つなんてそんなことが起こる筈が………。)」「おおおおおおおぉぉぉッッッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランドール「魔神剣・双牙ッ!!」

 

 

 ランドールが先制の魔神剣で牽制を行ってくる。二つの衝撃波がラーゲッツへと迫りくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「(!!

 もうなるようになれだ!!

 せめて善戦ぐらいはしてやらねぇとリリスに申し訳がねぇ!!)魔神剣!!」ザザザッ!!

 

 

 負けじとラーゲッツも魔神剣を放つが一手遅く出してしまったせいで一発だけの魔神剣になってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザスンッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ランドール「ぐおぁ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「…………あ…………え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ランドールの二発の魔神剣とラーゲッツの一発の魔神剣がぶつかった結果ランドールの魔神剣をラーゲッツの魔神剣が突き破りランドールへと直撃した………。

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