テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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 青年カオスはアローネ、タレスと共に旅をしている。

 イクアダにて凶刃にさされ意識を失ったカオスは昔のアルバートとの剣術の夢を見る。


新術、飛葉翻歩

要塞都市イクアダ 北門

 

 

 

「カオス!?あぁ…!カオスまで!!」

 

 

 

「あ~あ、一撃で終わるなんて面白くないなぁ。

 こんなにあっけないと楽しくないよ。」

 

 

 

「貴方、今の動きは………。」

 

 

 

「動き?

 あぁ、これのこと?」ヒュッ

 

 

 

「!?」

 

 

 

「これは『飛葉翻歩』って言ってね。

 風のマナを足の裏に集中させて走る技なんだよ。

 バルツィエの人以外には使える人はいないけどね。」

 

 

 

「それで二人を………。」

 

 

 

「さてお姉さん一人になっちゃったけどどうしよっか?

 降参する?」

 

 

 

「降参したとして私達はどうなるのですか?」

 

 

 

「う~ん、そうだねぇ。

 お姉さんは………

 ねぇ、お姉さん、王都に行ってみない?」

 

 

 

「王都へ?」

 

 

 

「ぼくの家でお姉さんみたいな綺麗な人が大好きなのがいてさ。

 その人にお姉さん会わせたら喜ぶと思うんだ!

 だからさ一緒に王都へ行ってくれない?」

 

 

 

「………そうしますとこの二人は………。」

 

 

 

「その二人?

 う~ん、別にいらないから殺しちゃおっか?」

 

 

 

「!………私がここで大人しく従ってもですか?」

 

 

 

「だって、そっちのお兄さんは殺せって言われてるしね。

 あ!そっちの小さいお兄さんはどうでもいいよ?

 逃げても。」

 

 

 

「………分かりました。」

 

 

 

「ほんと!?じゃあ「貴方とは一緒には行けません。」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「この二人を見捨てるような真似は例え殺されてもお断りします!」

 

 

 

「………そっかぁ、せっかく片方は助けてあげてもよかったのにね。

 それじゃあ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バイバイお姉さん。」ヒュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガッ

 

 

 

「ん?」

 

 

 

「させないよ。

 その人に手出しはさせない。」ググッ

 

 

 

「カオス!?」

 

 

 

「へぇ~、あの怪我で動けるんだねぇ~。」バッ

 

 

 

「アローネ、タレスの治療を続けてて、

 コイツは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺が止めるから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お兄さんがぼくを止めるだって?

 もしかして一人で?

 ぼくは別に二人でもいいんだよ?」

 

 

 

「君は俺一人で十分だよ。」

 

 

 

「へぇ~、自信あるんだぁ。

 さっきやられたのに。

 じゃあ、止めて見せてよ。」ヒュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キンッ!!

 

 

 

「あれ?」

 

 

 

「………」ブンッ!

 

 

 

「うアッ!?」

 

 

 

「もう君の動きには馴れたよ。

 君は、うちのおじいちゃんよりも遅いからね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カオスの攻撃が………!?」

 

 

 

「痛~、何するんだよ!

 うわ、血がでてるじゃないか!?」

 

 

 

「君が向かってくるんだから返り討ったまでだよ。」

 

 

 

「……!クソ~、

 たまたま当たっただけの癖に!!魔神拳!」ザザザッ!

 

 

 

「フンッ!」ザンッ

 

 

 

「!?

 魔神拳を!?」

 

 

 

「俺だって魔神剣使いだ。

 魔神剣なら簡単に防げる。」

 

 

 

「…このぉ!だったら」ヒュッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザザッ!!!!

 

 

 

 

 

「これは………!?」

 

 

 

「どう!?

 このスピードなら捉えきれないでしょ!?

 バルツィエを舐めるからこんな風に「もう見切ったよ。」ウハッ!?」バンッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうその速度じゃ俺はやれないぞ。」

 

 

 

「………ッあ………痛い、何で………?」

 

 

 

「俺は君より早く動く人を知っている。

 君なんか足元に及ばないそんな強い人を。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カオス………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「どうする?

 まだ続けるなら相手になるけど。

 このままやるならお仕置きしなきゃね。」チャツ

 

 

 

「ヒッ………!?」

 

 

 

「………謝るならならこのまま出ていくよ。」

 

 

 

「!?だ、誰が謝るか!!」

 

 

 

「………そうか、じゃあ。」ギュッ

 

 

 

「う、わ、まっ、待って謝る!

 謝ります!

 ごめんなさい!!」

 

 

 

「………アローネ、タレスを連れてここを離れよう。」

 

 

 

「は、はい。」

 

 

 

「もう向かってくるなよ。」ザッザッザッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………っのぉ!!」ギリッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………アローネ、ちょっとタレス持って先に行っててくれる。」

 

 

 

「?わ、分かりました。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(………何でぼくが謝らなければならないんだよ。

 

 

 

 ぼくはバルツィエだぞ?

 

 

 

 何でこんなゴミみたいなやつらにこんな目にあわされなきゃならないんだ。

 

 

 悪いのはアイツらだろ?

 

 ぼくは何も悪いことなんてしてないのに。

 

 こんなの理不尽だ!

 

 絶対におかしい!!

 そうに決まってる!!

 ふざけるなよ!?

 ぼくはコイツらを倒してお兄ちゃん達にご褒美をもらうんだ!なんで邪魔するんだよ!?大人しく倒されとけよ!?ぼくがそこらのゴミに負けるなんて有り得ない!何かズルしたんだろ?そうとしか思えない!卑怯者め!!こんなのお兄ちゃん達に報告できないよ!負けたなんて言えるはずない!そうだ!ぼくは常に勝つのが当たり前なんだ!さっきのは偶然剣が当たっただけ!あいつなんかいつも通り斬って終わるだけ!今ならいける!後ろ向いてる今がチャンスだ!ほらいけよ!それで終わりなんだ!今なら殺せる!)」ヒュッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

「カオス!?後ろです!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ッハハハハ!!!遅いよ!?昇龍礫破ァッ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴゴォォォォォォォォォォォオオォォォォォォオォォォォォォォオォォォオォォッッッッッ………!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カオスゥッ!!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ン、フフフフフフフ!!!ウッハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!

 バ~カ!バ~カ!

 お前が悪いんだぞ~?

 ゴミ平民の分際で男爵のぼくに手を出すから!!

 ウフフフフフフフ!!アッハハハハハハハハハハハハ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なるほど、こうやってやるんだね。」ヒュッ

 

 

 

「ハハハハハ………ハ?」

 

 

 

「ご丁寧に技の解説までしてくれたから真似しやすかったよ。

 おじいちゃんはこんな風に動いてたんだな。」

 

 

 

「あ、あぁあぁあぁ………………お、お前ぇ!!?」

 

 

 

「技が派手だから止めをさした相手に確認をしないのは注意した方がいいよ。

 視界が悪いから仕方ないんだろうけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 まぁ、今回は素直に負けときな。」ガンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ヘブッ…!?」

 

 

 

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