テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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二度目の裏切り

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロベリアがいるであろう川へと進むと早速ロベリアを発見するラーゲッツ。ラーゲッツは彼女に声をかけようとして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「ロベ「族長も心配してるんだぞロベリア。」………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「あまりこういった場所で一人で来るのは感心しないな。

 他に誰かと一緒に来るとかなら分かるが。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロベリアと親しげに話す男が目に写りラーゲッツは咄嗟に身を隠す。

 

 

ラーゲッツ「(何だアイツ………。

 ロベリアの知り合いか?)」

 

 

 一瞬何者か疑ったが普通に考えればフリューゲルに住むロベリアの知り合いだろう。ロベリアを心配してここまで様子を見に来たといった具合で男はここへと参ったのだ。

 

 

ラーゲッツ「(………まぁこれまでもこういう奴がここに来るんじゃねえのかって思ってたところだ。

 それが今日だったってことか。

 ここで俺が出ていくのはマズイよなぁ………。)」

 

 

 敵国の兵士である自分がロベリアと親しくしているのを見られるのはロベリアにとっても都合が悪いだろう。本来自分とロベリアは相容れない仲なのだ。ここで出ていってロベリアの立場を悪くするのも忍びないと思い二人の様子を観察することにした。

 

 

ラーゲッツ「(………思えば俺はロベリアのフリューゲルでの付き合いを何も知らねぇなぁ………。

 それを聞いたとしても俺がフリューゲルの奴等のことを何も知らねぇから訊いても何も分からねぇから訊くこと自体あまり意味が無いからだが………。)」

 

 

 

 

 

 

 二人の会話からロベリアがどの様な環境で過ごしているのか聞けるいいチャンスだと思い耳をすませて見物していると思いもよらない言葉が飛び出してきた。

 

 

ロベリア「あっ、

 あのねフラット………。

 私は「()()()()がこんな人気も無い場所で一人でいればもしものことだってあり得るんだ。アインワルドはともかくブルカーンの連中にでも見付かれば拘束されてシュメルツェンへと連行されたりもしかねないんだぞ?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「(………族長の………………娘………?

 ロベリアが………?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フラットと呼ばれた男が言うにはロベリアはフリンク族族長の娘とのことらしい。まさかロベリアがそんなに立場が上の娘だとは思いもしなかった。自分に会いに毎日山を登ってくることからフリンク族の中でも役職も無い特に平凡な女性だと思っていた。

 

 

ラーゲッツ「(………族長の娘………、

 そんな女が………、

 ………そりゃ族長も放っておく訳がねぇよなぁ………。

 こうして遣いを出して様子見に来るくらいだからロベリアも大切にされて育って………。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「せめて()()()である僕に一言言ってくれればいつでもここへ連れてきてあげるのにどうして今まで黙っていたんだ?

 僕も族長に………お義父さんに言われるまでは君がこんなところに来ていることなんて知らなかったよ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………婚………………約者………………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 男の口から出た言葉にラーゲッツは頭が真っ白になった。男は自分を婚約者だと言った。誰の………とはならない。この場にいるあの男が誰に対して婚約者だと言ったかは明白だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロベリアには結婚する相手がいたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「(…ロベリアに………婚約者………?

 ロベリアに………?

 ………………でもそんな………ロベリアは俺と………。

 それなのに………嘘だろ………?

 どうしてそんな相手がいるのにロベリアは俺と………?)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「君が昔から放浪癖があるのは知ってたがもう僕達も子供じゃないんだ。

 君もいつまでも子供のままではいられないんだよ?

 前々からよくセレンシーアインに行きたいとかゲダイアンに行きたいとか世界を回ってみたいとか言ってたがこんな御時世なんだ。

 少しは危険なことに目を向けてほしい。

 君の望みはとても大きすぎるんだ。

 世界を………マテオにも行ってみたいと言っていたのは叶えられそうにはないけど僕と結婚して僕も族長に就ければダレイオスくらいなら回れるくらいの立場にはなれるからそれで我慢してほしい。

 

 

 さぁ僕と一緒にフリューゲルへ帰ろう。

 父さん達もそこで待ってるから。」

 

 

 二人の後ろを見てみればもう二人ほど男女が待機していた。男の言葉から男の両親だと思われる。男は両親と共にロベリアを連れ戻しに来ていたのだ。そう多くモンスターを見かけることはないが全くいないということもないのでここへやって来るなら人手があった方がいいとは思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 だが今はそんなことはどうでもいい。ロベリアに婚約者がいたことが問題だ。立場がある者の家系ならそういった相手がいてもおかしくはない。おかしくはないのだがそれでは自分はどうなる。この三ヶ月でロベリアはラーゲッツにとってかけがえのない相手と思えるくらいに存在が大きくなっていた。それはロベリアも同じだと思っていた。そう思えるくらいにロベリアを信頼し始めていた時に婚約者が登場した。婚約者がいるというのにロベリアはどういうつもりで自分に接してきたのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『ラーゲッツなんかよりももっと上の奴の彼氏にシフトするから別にいいのよ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 脳裏に例のあの女の顔がよぎる。純粋に好意を寄せていたと思っていたら裏では別の男と遊び自分を踏み台にして上にのさばろうとしたあの………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………ロベリア………、

 お前は俺をただの足に使いたかっただけなのか………?

 マテオに行くためだけに俺に近付いて俺のことを………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ラーゲッツの中でロベリアへの思いがだんだんと暖かい感情から冷たいものへと変わっていく。ロベリアへの不信感が一気に高まりだしラーゲッツは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「………!

 お前は………!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………教えてくれよ………。

 なぁ………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 二人の前に飛び出していた………。

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