テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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魔境へ帰ることに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「………………ッハ!?

 ぐッ………!?

 ………生きてる………?

 アイツ………………止めは刺していかなかったのか………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………そうだロベリア!?

 無事か!?」

 

 

 ラーゲッツに気絶させられてから意識を取り戻したフラットはすぐにロベリアの姿を探した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ロベリア「………………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロベリアは簡単に見付かった。彼女は泣きながら遠くの空を眺めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フラット「ロベ………………リア…………………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …………そっ、そんな……………………………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ……………!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ロベリアの様子からフラットはラーゲッツのロベリアが無理矢理暴行を受けたのだと思った。フラットはラーゲッツと偶然鉢合わせして自分達は襲われてしまったのだと誤解してしまった。この時から()()()()()()()にカーヤが誕生したこともあって自分の意識が無い間にラーゲッツはロベリアと事に及んだと錯覚してしまっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……………………………………………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピッ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「よう俺だ。」

 

 

 ラーゲッツは通信機を起動してマテオに連絡を入れる。通信機に出た相手は勿論………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール『ラーゲッツ!?

 ラーゲッツなのか!?

 今までどうしてたんだよ!?

 何で連絡を寄越さなかった!?

 心配したんだぞお前!!

 どうしてこんなに連絡が遅くなった!?

 詳しく話せ!

 こっちはお前からの通信が繋がらなくなって危うくアルバートと同じ様に殉職で公表するところだったんだぞ!!

 俺がどれだけ苦労したと思ってるんだ!?』

 

 

 ラーゲッツの声を聞いた途端フェデールが早口で捲し立ててくる。久々に聞いたその声は実際にラーゲッツが消息を経っていた三ヶ月という期間よりも長く聞いていなかったのではないかと思うぐらいに懐かしく思えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それだけロベリアと過ごした時間はラーゲッツにとってとても楽しい時間だった。永遠に続けばいいと思ってしまうくらいにはロベリアと会っていた時間はラーゲッツにとって何よりも有意義な時間だった。

 

 

 その時間が終わりを迎えた。彼女は始めから自分とは相容れない相手だったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「フェデール………。」

 

 

フェデール『何だ?』

 

 

ラーゲッツ「………お前は手に入らないもんのためにどうしてそんなに頑張れるんだ………?」

 

 

フェデール『何の話だ?

 ダレイオスで何かあったのか?』

 

 

ラーゲッツ「………俺はな。

 お前のようになりたかった………。

 お前のように大切な人のために強くなりたかった。

 たとえその相手と一緒になれなくてもその人が大切に思う全てを全部守ろうとするお前のように俺はなりたかったんだ。」

 

 

フェデール『…俺は………俺はあの人だけが理由じゃないよ。

 俺自身がそう思ってるからそうしてるだけだ。』

 

 

ラーゲッツ「それでもすげぇよお前は………。

 今回のことでそれを凄く実感した………。

 お前がとんでもなく聖人のようにも思えてきたんだ………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()………。

 俺はやっぱり誰かの支えがねぇとそういうふうには生きられねぇ。

 ………そんでもってどうあっても俺には俺が欲しいもんが手に入ることがないってことも理解した。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール『………本当にどうした?

 何でそんなこと』「リスベルン山。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………そこから南方に降りて大きな森林地帯がある。

 俺はそこにいる。

 レアバードが故障して飛ぶことが出来ないんだ。

 通信機も()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

フェデール『………ユミルの森か。

 アインワルドとフリンクの境界付近にお前はいるんだな?

 状況は分かった。

 直ぐに迎えを手配する。

 今少し忙しくて俺は直接迎えにはいけないがダインなら丁度手が空いてそうだから迎えはダインに向かわせる。

 

 

 お前は早くレサリナスに帰ってこい。

 色々と訊きたいことがあるからな。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピッ………。

 

 

 そこでラーゲッツは通信機の無線を切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「………一度はもう戻らないと決めたのに………。

 結局俺はレサリナスから離れられないんだな………。

 

 

 

 

 

 

 

 ………俺なんかが何を本気になってたんだか………。

 俺がいくらどうやったって上手くいくことなんて一つもない。

 そういう人生だっただろうが………。

 俺が欲しいと思うもんは大概既に誰かのもんなんだよ………。

 それが何でダレイオスならあるって思っちまったのかなぁ………。

 ………俺には………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 どうしよもないくらいに世界に拡散された汚名がついてまわってんだ………。

 俺にはもう何も手にすることなんて出来やしねぇよ………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それから数日後ダインがラーゲッツを迎えにやって来た。ダインはラーゲッツを見て特に驚きはしなかったがこれといった反応もしなかった。元々大した興味も持たれてないのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラーゲッツ「(ダインですらこうなのか………。

 これじゃあ他の奴等も同じ様な反応なんだろうな………。

 アイツ等の中ではもう俺は死んだことになってたんだ………。

 そういうふうになるのを期待してた筈だったんだがそれももう意味ねぇよ………。

 俺はどうせどんなに頑張っても俺の望みが叶うことはない………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………なんかもう全てがどうでもよくなってきてぜ………。)」

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