テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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バルツィエの敵とは………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「何にしてもアタシ等がダレイオスに加勢するかどうかはまだ決められることじゃねぇだろ。

 坊やの力はバルツィエも分かってるだろうし坊やがダレイオスにつくことはバルツィエ側も想定してる筈だ。

 それを踏まえた上でマテオがダレイオスに対してどう動くかだ。

 戦力差を秤にかけて早々に降伏するか………、

 

 

 

 

 

 

 ダレイオスと戦うかだ。」

 

 

 半年前まではマテオはダレイオスに宣戦布告を言い渡そうとしていたがここのところラーゲッツ以外の先見隊とは遭遇していない。半年前から方針が変わらなければ戦争になる確率が非常に高いがもし考えを見直しているのであればマテオから攻撃を仕掛けてくるということは無いだろう。そうなればダレイオス側がどう動くかだが………、

 

 

ミシガン「戦争になったとしてダレイオスの人達はどうやってマテオに向かうの?

 マテオとダレイオスを繋ぐシーモス海道は壊れちゃったんだよ?」

 

 

レイディー「その辺はミーア族が大量に船を用意してるだろ。

 海域のことについては九の部族の中でもミーア族が詳しいって話だ。

 戦争するとなりゃミーア族が用意した船に他の部族達も乗せてマテオに向かう。」

 

 

ウインドラ「海で隔れていても両者が互いの大陸を渡る手段は確保されてるのだな。

 それならもう後はいつ戦いが始まってもおかしくはない。

 最初の一手をどちらが先に打つかたな。」

 

 

アローネ「そうですね………。

 ブルカーンも他の部族の元に向かいましたし私達がヴェノムの主を全て倒し終えた報がもうじきスラートやクリティアにも伝わることでしょう。

 

 

 そこからどのような策を練ってマテオに踏みいるかですが………。」

 

 

 深刻そうな表情を浮かべてアローネがマテオとダレイオスが衝突する際のことを懸念する。

 

 

アローネ「真正面から船でまともに踏み込もうとすればマテオからの魔術の砲撃を受けます。

 それによってダレイオス側は甚大な被害を被ることでしょう。

 出来ることならこの戦いは両者共大きな犠牲を払うことは避けるべきです。

 犠牲者が増えれば増えるほど取り返しがつかないほどの憎しみの連鎖が続きます。」

 

 

タレス「憎しみなら既に十分にありますけどね。」

 

 

 アローネの意見に被せるようにタレスが口を挟む。タレスからすればこの話し合いは聞くに絶えない綺麗事のように聞こえるのだろう。戦争でバルツィエを討ち取りたいタレスはアローネが言うような犠牲者を少なく抑えるというのがどうしても共感することが出来ないようだ。

 

 

タレス「戦争は殺し合いをするところですよ。

 そんな甘いことを言ってるとこっちが殺られてしまいます。

 こっちだけが人の生き死にに拘って攻撃の手を緩めるのはかえって危険です。

 その時が来たら徹底的に叩くべきです。」

 

 

 断固アローネの意見を受け入れようとしないタレス。彼が抱く憎悪の念はバルツィエが倒されない限り消えることは無さそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「人の生き死にに拘ってるのは何もアタシ等だけじゃねぇだろ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 タレスにレイディーが反論する。

 

 

レイディー「ラーゲッツの話を聞く前からそうなんじゃねぇかと疑ってたがアタシの予想は的中していた。

 バルツィエも結構人の生死に関しては慎重な奴等だ。

 昔カタスからバルツィエがマテオのレサリナスの周辺の村やダレイオスを何度かに分けて攻撃した記録を見せてもらったことがあるんだがそこにラーゲッツが言っていた通りの傾向が見られた。」

 

 

カオス「どんな内容だったんですか?」

 

 

 バルツィエがこれまでどのようにマテオやダレイオスで侵略行為を行ったのか気になったカオスは訊ねてみた。

 

 

レイディー「先ず奴等は村や街を襲う時先にその村に向けて予告するんだ。

 そんで一番目立つ建物を破壊するんだがその後の出方次第でバルツィエがそこの奴等をどれだけ殺るかが決まる。

 

 

 素直に従えば殺すのは一人か二人だ。

 抵抗すればそこから増えていくが多くなっても十人前後。

 その間にそこの奴等は降伏する。

 降伏しなければ降伏するまで殺戮の手は止めない。」

 

 

アローネ「………別段目立った特長はありませんね………。

 軍隊なら普通はそうすると思いますが………?」

 

 

 レイディーの説明を聞いても何かバルツィエに特殊な傾向があるようには思えなかった。今のバルツィエの特長からは何も不思議な行動は見られなかったが、

 

 

 

 

 

 

レイディー「まぁ待て。

 今のは作戦の現場に()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

ウインドラ「当主関係者………?」

 

 

レイディー「そうだ。

 今の世代ではアレックスかフェデールということになるがこういったバルツィエでの立場が上の奴等がいない場合の作戦は問答無用に住民達を殺し尽くす。

 そこには情けや人を相手にしているといった感覚は一切ありはしない。

 ただ目の前に生きてる奴がいるから殺すだけのことしかないんだ。

 奴等は血に飢えた獣さ。

 責任者の目がない場所ではとことん敵を殺しては次の獲物を狩っていく。

 そんな感じの奴等だ。」

 

 

アローネ「フェデール達が通常の制圧方針を取る一方で彼等がいない場でそのように振る舞うとは………。

 ………そのことはフェデール達は………?」

 

 

レイディー「一応はちゃんと正規の手順を踏ませる指令は出してるようだぜ?

 だが現場で目標から激しい抵抗があってやむなく惨殺してしまったって報告で済ませるようだ。

 フェデール達も力は認められてはいるようだが完全に他のバルツィエ達を掌握はしきれてねぇようだ。

 下の奴等が性悪な奴等ばかりだと上の連中も苦労するみたいだな。」

 

 

ウインドラ「………ということはつまり………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「フェデール達は比較的に殺さずに相手の心を折って支配下に加えようとしている。

 ラーゲッツの話を纏めりゃそうして世界を征服して挑みたい敵がいるんだとよ。

 それも()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 ラーゲッツ達同じバルツィエにも伝えずに本家だけがその情報を握っているってことはそういうことだろ。

 

 

 ………アタシ達も戦争が始まっちまう前にどうにかして奴等が敵視する奴のことを探った方がいいかもしれねぇな。

 奴等が()()()()()()()()()………。」

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