テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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フェデールに入れた一太刀

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシガン「それって一度私達でマテオに戻ってみるのがいいってこと?」

 

 

レイディー「あぁ、

 ダレイオスはただマテオに勝つことだけが目的だがマテオはダレイオスじゃない別の組織を追ってるようだ。

 奴等がダレイオスを侵略した後に何がしたかったのか調べてみる必要がある。

 この件はまだ本格的に戦争が始まってない今しか出来ねぇことだろ。」

 

 

ウインドラ「それはまぁ時期的にも今しかないだろうが奴等が口を割るかどうかは分からないんじゃないのか………?

 問い詰めたところでそれを知ってるのはバルツィエの上層部………俺達で直接対峙出来るとしたらアレックスかフェデールのどちらかだが………。」

 

 

レイディー「会うんだとしたらフェデールになるだろうな。

 フェデールは騎士団長としてちょくちょくレサリナスから外出している。

 奴自身部下をあまり信用なんかしてないから作戦を計画するときは先に現場に直々に視察に行ったりしてるんだ。

 そこを抑えて奴に白状させるんだよ。

 “お前らは何に怯えてんだ?”ってな。」

 

 

 レイディーの意見でこれからカオス達は戦争前にマテオに帰還することが決まる。

 

 

カオス「ダレイオスの方はどうするんですか?

 今他の部族も全部集まってるのに。」

 

 

アローネ「部族が集結したとしてもそう直ぐにマテオに攻め込むということはないでしょう。

 恐らくスラートの人達は私達が合流するまで開戦はしないと思います。」

 

 

レイディー「その通りだ。

 部族がまた集まったことについてはお前達の功績によるところが大きい。

 お前達がスラートやクリティアに合流しない限り戦争が始まることはない。

 

 

 アタシ等が部族会議に出席した時にダレイオスはマテオに突入する計画を立てることだろう。

 だからそれまでにフェデールの奴から情報を引き出すんだ。

 バルツィエが実際にはダレイオス制圧して何と戦いたかったのかをな。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミシガン「マテオかぁ………。

 私達がダレイオスに来てからもう半年も経つんだもんねぇ………。」

 

 

タレス「フェデールに会いに行ったとして奴がそれを正直に話すでしょうか?

 行くだけ行って何の収穫もなく戦いになるのがオチじゃないですか?」

 

 

ウインドラ「俺もフェデールが素直に答えるとは思えんな………。

 バルツィエの当主格が極秘にしている敵の情報なのだろう?

 そんなことをわざわざ俺達に教えてくれるかどうか………。」

 

 

 フェデールの元へと向かうにしてもカオス達が知りたい情報を話すとは限らない。フェデールに会いに行っても戦いになる未来しか想像出来なかった。

 

 

レイディー「そん時は力付くでも喋らせるさ。

 今のアタシ達の戦力ならアイツが他のバルツィエと組みさえしてなければなんとかまともな戦いくらいにはなるだろう。

 叩きのめして無理矢理にでも奴が知ってることを聞き出すんだ。」

 

 

 やや強引だがその方法でしかフェデールから情報を聞き出す手段がないことが分かっている皆はレイディーの言葉を否定はしなかった。

 

 

タレス「戦いになったら勢いあまって殺しても構いませんよね?

 何せ手加減ができる相手ではありませんし。」

 

 

 フェデールと対面し状況によっては戦闘になると分かるとタレスがそう口を挟んできた。

 

 

カオス「タレス………。」

 

 

タレス「相手は騎士団のトップです。

 実力も他のバルツィエとは一線をかく力を持っています。

 そんな敵に油断して殺られそうになるくらいならボクがフェデールを討ちますから。」

 

 

レイディー「………それでいいさ。

 ガキの言うことはもっともだ。

 奴の実力は剣の腕だけで言っても相当なものだ。

 舐めてかかると一人を相手どったとしてもこっちの方が危ない。

 戦うなら全員本気でかかりな。」

 

 

アローネ「フェデールとはそこまでの騎士なのですか………?」

 

 

レイディー「あぁ、

 そこは断言する。

 奴の剣術はここにいる()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 こっちに坊やとラーゲッツの娘がいたとしても絶対にこっちが勝てるとは言い切れねぇ。」

 

 

 レイディーにここまで言わせる程フェデールの実力は計り知れないものを秘めているようだ。その力は数でどうにかなるというものではないらしい。

 

 

ウインドラ「しかしレイディー殿。

 レサリナスではカオスがフェデールに一太刀浴びせていたぞ?

 カオスがいるのならそこまで心配することもないのではないか?」

 

 

 半年前のレサリナスでカオスはフェデールと一度剣を交えている。その際フェデールが使うトラクタービームに捕らえられはしたが隙をついてフェデールに斬りかかりレサリナスを脱出している。それだけ見ればカオス一人でも戦えそうには思うがレイディーは、

 

 

レイディー「あの時の状況を思い出せよ。

 フェデールは坊やをどうしようとしていた?

 自分達バルツィエの仲間に引き入れようとしていたよな?

 他のバルツィエ達は坊やを倒そうとはしていたがフェデールだけは違った。

 大衆の面前で坊やをバルツィエの当主に仕立てあげようとしていたんだ。

 そんな奴があの場で坊やと本気で戦うと思うか?

 次期当主にしようとしてる男を傷つけられると思うか?

 フェデールにとってはあの場で坊やに勝っちゃいけなかったんだよ。」

 

 

カオス「!

 じゃあフェデールは………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「お前が一太刀入れられたのは()()()()()()()()()()()

 お前がユーラス達に止めを刺さないのを見て自分が殺されることは無いと見てわざとあの場で負けたように見せたんだよ。

 アタシの考え通りならまだフェデールはお前をバルツィエに加えるのを諦めてはいない。

 フェデールももし次に会った時はお前やアタシ達をぶちのめしてでもお前を拐おうとすると思うぜ。

 奴はどうしてもお前のような強い駒が欲しいみたいだからな。」

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