テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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フェデールの強襲

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………フェデール………?」

 

 

ウインドラ「ミストをやったのは騎士団長フェデールなんだな?」

 

 

ザック「!

 あっ、あぁ………確かカオスさんについて次期当主だって明かし時に自分はレサリナスの騎士団長だとか言ってた。

 そいつで間違いない筈だ………。」

 

 

レイディー「フェデール………だと?

 奴が………。」

 

 

ザック「………なっ、なぁ?

 何でアンタ等今更こんなこと訊いてくるんだ?

 アイツはそこのカオス………さんの命令でミストを消しに来たんだぞ?

 そんなの本人に訊けば直接確かめ「カオスではありませんよ。」」

 

 

アローネ「フェデールとは私達も直にお会いしました。

 そして半年前に一度お会いしてから今日までカオスはフェデールとはお会いしておりません。

 命令についてもカオスは指示していませんよ。」

 

 

ザック「………なんだって………?

 じゃあやっぱりミストは………?」

 

 

ウインドラ「フェデールの独断で攻撃したと言うことになるな。

 カオスの名を使ってあたかもカオスがミストを襲わせたかのように。」

 

 

ザック「………」

 

 

タレス「でも何でフェデールがミストを………?

 まだカオスさんのことを諦めていないということなんでしょうか?」

 

 

アローネ「村の人達にカオスのことを訊き回っていたのはカオスを仲間に引き入れる算段を探していたのかもしれません。

 ですがそこでカオスがミストで容赦ない虐待を受けたことや十年もの間一人孤独に追いやられたことを知って滑降の策と見たのでしょう。

 

 

 ()()()()()()()()()()()()()()

 カオスの敵を葬ればカオスを仲間に引き入れやすくなるのでは?………と。」

 

 

カオス「………俺のせいでミストがフェデールに………。」

 

 

 ミストを攻撃したのはフェデールらしいが動機については自分が関係していることにショックを受ける。ミストの者達はそこまで親密な仲ではなかったがそれでもその空間に長年住みそこを大切に想いいつかカオスとウインドラと三人で戻ってこれたらと願い続けてきたミシガンがカオスの側にいる。カオスにとっては魔境でもミシガンにとっては心落ち着けられる故郷なのだ。

 

 

ミシガン「………よく分かった。

 騎士団長フェデール………。

 その人がミストを焼尽くしたんだね………?」

 

 

ザック「………あぁ………そうだよミシガン。

 あのフェデールって男がミストを焼いたのをこの目でハッキリと見ていた………。」

 

 

カーヤ「見ていた………?」

 

 

レイディー「あん?

 お前その時どこにいたんだよ?」

 

 

ザック「俺は………その時………ミストの森の中にいたんだよ。

 俺ミストでは警備隊に入って森の見回りをしてたんだ。

 騎士の連中だけじゃ心もとないから俺達も用心しとこうとな………。」

 

 

ウインドラ「村には封魔石があっただろ?

 アレがあるならモンスターやヴェノムはミストには侵入することは出来んと思うが………。」

 

 

ザック「あんなのを当てにしてたから十年前はあんな事件が起こったんだ。

 あの事件で俺は親父とお袋を………。」

 

 

カオス「………」

 

 

 十年前の事件から何も変わってないと思っていたが人によってはあの事件で成長出来た部分があったようだ。ザックのように曖昧な守護の力を頼りにするのではなく自分の力で村を守ろうとする者が洗われたのはミストにとっては大きな進展とも言えよう。

 

 

ザック「………そんであの日森の奥から()()()()()()()()()()()()………。」

 

 

レイディー「変な気配だぁ?」

 

 

アローネ「それはどういったものだったのでしょうか?」

 

 

ザック「…何か黒いと言うか………黒い闇のような………そんな靄が村と森を覆っててな………。

 前にあのヴェノムってのが現れた後にもなんかそんなのが漂ってた時期があって………。」

 

 

タレス「黒い靄………それって障気なのでは?」

 

 

アローネ「障気が漂っていたということは近くにヴェノムが………?」

 

 

カオス「それでザック………君はその障気のことを調べに森へ出ていったと言うことなんだね?」

 

 

ザック「あぁ………、

 正直またあの化け物経ちに会いたくはなかったがそれでも化け物達がどの辺りまでミストに近付いてきてるか確認しないといけないしな。

 

 

 ………そして結局森には入ってみたがどこから障気ってのが漂ってきてんのか分からなかった………。

 そんで村に戻ろうとしたら村が爆発して入り口にアイツがいて………。」

 

 

レイディー「犯行現場を目撃したってことか。

 顔は見られなかったのか?」

 

 

ザック「その点は大丈夫………だと思いたい………。

 村が焼き果てていく轟音で奴の後ろにいた俺の姿は満てねぇ筈だ。

 奴も暫くは村を眺めていたのを走入ながら確認した。

 俺のことはバレてはねぇと思う………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 事件を要約すると事件は二ヶ月前のカオス達がダレイオスのアインワルド領でアンセスターセンチュリオンやトレントを相手にしている時に起こった。ミストに騎士団長フェデールが来訪し指名手配犯カオスのことについて身元を伏せて一般の騎士として聴き込みをして回った。調査を進めていく上でカオスがこの村で不幸な幼少期を過ごしていたことを掴みこれを利用してカオスをバルツィエの仲間に引き入れるためにミストに脅しをかければカオスが靡くと考えたフェデール。一度彼は村長や村の者達にカオスがどういっま立場なのかを伝え脅迫しその場を後にするが後日再びフェデールはミストにやって来て凶行に及んだ………。

 

 

 それをその日村の周りに漂ってた障気の発生源究明に勤しんでいたザックがミストを離れていたことで難を逃れ助かった。村に戻ったザックは燃え盛る村とフェデールのすがたを確認してその場から逃げこのリトビアまで来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「(………纏めるとこんなところだがどうも腑に落ちねぇな………。

 奴の手口にしては極端すぎる。

 奴は敵に対しては残忍なことで知られているが一気に人質を殺したりはしたことはない筈だ。

 

 

 ………一度目の訪問の後何があったんだ………?

 一度目の訪問までは奴のいつものやり口だが二度目は何でそんな暴挙に出たんだ………?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………こりゃまた追加で奴に用が出来ちまったってことか………。

 アタシ等はどうしてもフェデールに逢わなくちゃいけねぇようだな。)」

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