テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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向かいくるなら誰であろうとも

ムスト平原 残り期日五日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「レサリナスでダレイオスと戦争をするかで話し合いがついてない状態なんですよね?」

 

 

レイディー「あぁそうだ。

 バルツィエはどうにかして戦争に持っていきたいようだが他が反対してるんだよ。

 まだ様子を見るか被害が大きくならない内に和解か降伏すべきだってな。」

 

 

タレス「力がどれだけ大きくともそれを一つに纏められなければ権力なんてたかが知れてますね。

 所詮は人が作ったルールなんですよ。

 破ろうと思えばいつだって破れるんです。」

 

 

アローネ「それでも規律や法が無ければ人の社会は成り立ちません。

 話が纏まっていないのは今の内だけでいずれは一つの決断を下すことにはなるでしょう。

 その時マテオか剣を握るのであればダレイオスがそれに対抗するだけです。」

 

 

ウインドラ「もし今ダレイオスが仕掛けてきたとしたら半年前とは立場が逆にはなりそうだがな。

 戦争の準備も整っていないところに奇襲を仕掛ける。

 半年前はマテオがダレイオスにそうしようとしていたというのに今度はダレイオスがマテオに仕掛けようとしている。

 ダリントン隊が計画していたことがこうも順調に進むとはダレイオスに渡る前からは想像すらできなかった。」

 

 

カーヤ「?

 じゃあどんなふうに想像してたの?」

 

 

ウインドラ「マテオが内輪揉めを起こすとは思わなかったからな。

 マテオが宣戦布告をダレイオスに言い渡しそれにダレイオスが立ち上がりマテオを迎え撃つ。

 それに俺達が加わってマテオと互角にまで持ち込む算段だった。

 それが今や形勢は逆転しつつあるんだ。

 大したものだな。」

 

 

 現在カオス達はレサリナスを目指してリトビアを出発し北上している。ここは以前カオスとアローネ、タレスの三人で通った道ムスト平原だ。

 

 

 

 

 

 

レイディー「…にしても猿の手配書はありゃどういうことなんだろうな?」

 

 

 黙々と歩く………ことの出来ないレイディーがリトビアで調べたという手配書の件を持ち出した。

 

 

カオス「どうとは………?」

 

 

レイディー「ダレイオスに渡る前のレサリナスの城前広場に顔を見せたアタシや擬き、それからガキにゴリラといった面々にも手配書は配布されてんだよ。

 そこは別にいい。

 

 

 疑問に思うのが()()()()()()()()()()()()()()()

 アタシ等にはそこらの山賊盗賊といった程度の額の生死問わず(デッドオアアライブ)、なのに猿だけ超高額のそれも生け捕り(オンリーアライブ)だ。

 どうしてアタシ等とこうまで条件が異なってるんだ?

 アタシ等とコイツとのこの差は何だ?」

 

 

アローネ「と申されましても私にも何故だか………。」

 

 

レイディー「それだけじゃねぇぞ。

 不可解なのはもう一点だ。

 手配書は一応入手してきたんだがな。

 この手配書を作成したのは騎士団じゃなくバルツィエだ。」

 

 

カオス「バルツィエが………?

 バルツィエが俺だけじゃなくアローネを?」

 

 

レイディー「そのようだ。

 そんでこういう物を作る奴と言ったらアタシ等が()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

タレス「フェデール………!」

 

 

ウインドラ「フェデールがアローネを………?

 アローネは………カオスの手配書をブラム隊が作った時に一緒に作られはしたが特に何かバルツィエがアローネを欲する理由が見当たらんな………。」

 

 

アローネ「何故私だけこのような………。

 私はバルツィエに関する重要な機密等も保持している訳ではありませんが………。」

 

 

レイディー「手配書を作ったのがフェデールだとすれば奴がまさか一目惚れした女だからとかの理由でこんな手配書を作ったりはしねぇだろうよ。

 そんで本人にも何の心当たりも無いときたもんだ。

 ますます分からねぇな。

 何でお前捕まえるだけでこんな報酬金が出るんだ?」

 

 

アローネ「ですから私にも………。」

 

 

ウインドラ「カオスを確保するのにはアローネを捕まえるのが効率がいいのだと思ったのではないか?

 カオスとは一番長く旅をしているしな。」

 

 

レイディー「もしそうだったとしたら坊やを見付けた報酬金とそこまで差は無いだろうよ。

 だが猿の報酬金は坊やの報酬金の()()()()()()()()()()()()()()

 こりゃ猿に何か坊やよりも優先しなくちゃならねぇ何かがあるってことだ。」

 

 

カオス・アローネ・タレス・ウインドラ「「「「………」」」」

 

 

 ここまで伏せてきたがカオス達にかけられた賞金はタレス、ミシガン、ウインドラ、レイディーの四人が二百万から三百万ガルド。カオスが一億ガルド。

 

 

 そしてアローネについては三億ガルド。これはつまりカオスよりもアローネの方を注視しているということになる。

 

 

レイディー「本当に何も心当たりが無いんだな?

 ここまでの額がどうして自分にかけられたか何もお前は分からないんだな?」

 

 

アローネ「えぇ………、

 私はずっとカオスと旅をしていただけですので………。」

 

 

カオス「よく分からないけどこれどけの金額がついたらどんな人が狙ってくるか分からないよね。

 アローネは俺達で守るよ。」

 

 

アローネ「カオス………。」

 

 

ウインドラ「まぁそのつもりではあるが俺達にも決して少なくはない金額がつけられてるんだ。

 誰か一人を守るのではなく全員が全員を守るんだ。」

 

 

タレス「向かってくる相手に容赦はしません。

 こちらは全力でボク達を狙ってくる人達を迎え撃ちましょう。」

 

 

レイディー「ヘッ、

 そしたらどんどん懸賞金額が上がっちまうわな。

 そんでどんどん腕の立つ奴等がアタシ等を狙ってくるぜ?」

 

 

カオス「誰が来ても変わりませんよ。

 フェデールの元に辿り着くまでは絶対に誰一人捕まることなく突き進むだけです。」

 

 

 

 

 

 

 フェデールへの用事が更に追加された。バルツィエが敵視している相手とミストを焼き払った事情、それとアローネへの謎の執着。ダレイオスでのヴェノムの主討伐が完了してからフェデールに関係する事項が連続で発生している。どうしてもカオス達はフェデールと直接対峙する必要があるようだ。

 

 

 それまでカオス達は何者にも捕まることは出来ない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「カーヤの手配書はないの………?

 皆あるのにカーヤだけないのなんか寂しいな………。」

 

 

カオス「………えっと………この手配書っていうのはね?

 本当は無い方がいいんだよ。

 これは悪いことしたっていうことだから。」

 

 

カーヤ「悪いこと?

 カオスさん達悪いことしたの?」

 

 

カオス「俺達は悪いことしたっていうか………。」

 

 

 その後手配書を見るのが初めてのカーヤに自分達のことを説明するのに苦労するカオスだった………。

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