テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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フェデールがしたにしては…

安らぎの街カストル 朝 残り期日三日

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「一晩御世話になりました。」

 

 

神父「気になさらないで下さい。

 他ならぬ教皇の大切な客人を無下には出来ません。

 一晩と言わず何日でもお泊まりしていただいて結構ですよ。」

 

 

ウインドラ「そうしたいのは山々だが俺達も先に行かねばならないんだ。

 また何かあった時にこの街を訪れた時に利用させてもらうことにするぞ。」

 

 

神父「それではその日が来るのをお待ちしております。」

 

 

 

 

 

 

 

 神父に別れを告げてカオス達は教会を出る。必要な情報は神父から全て聞いた。

 

 

 

 

 

 

タレス「フェデールは二ヶ月前に一度ここを通ってミストに向かったようですね。

 そしてそれから数日後にまたカストルへ戻ってきてレサリナスに帰っていった。

 その行って帰ってくるまでの間にミストを魔術で放火した。

 目撃者の証言もあるのでこれ以上の確証は必要無さそうですね。」

 

 

ウインドラ「動機はカオスに対する自分達バルツィエへの好印象を得るため。

 ミストで住民達に聞き込みを行ったのはカオスをいかにして自分達の軍に引き入れるかを探っていたんだ。

 他のバルツィエとは違って奴だけはレサリナスで見せたカオスの力に興味を抱きまだその力を自分達のものにすることを諦めてはいないんだ。」

 

 

 リトビアとここカストルでの証言を整理するとざっとこうなる。被害にあったミストの住民という目撃者の証言があるのだからフェデールがミストを焼いたという事実は揺るぎようがない。だがレイディーはそれに対し、

 

 

レイディー「引っ掛かるのはフェデールがミストに()()()()()()()()ところだ。

 一度目はそりゃ坊やの調査に来たんだろうよ。

 そんでミストの住人等を脅迫した。

 ここまではいつもの奴の手口だ。

 分からねぇのが二度目の訪問の方だ。

 あのミストのザックとかいう野郎に聞いた話では奴がいちどミストを発ってからまたもう一回ミストに来るのに時間は空かなかったと言っていた。

 どうにもこの部分がおかしい。

 

 

 何故奴は()()()()()()()()()()()()()()?」

 

 

 そんな疑問を口にする。

 

 

タレス「どうして戻ってこれたって………ミストを出てから直ぐに考えを変えてミストを葬ることにしたってことなんじゃないですか?」

 

 

カオス「特におかしいようには思えませんけど………。」

 

 

レイディー「いやおかしいぜ。

 奴自身予期せぬ事態に直面したら自己判断で物事を解決しようとするところはある。

 それでも今回の件は流石に奴の手口にしては御粗末だ。

 仮に坊やがミストを好きだったとしたら今回のミスト殲滅は極めて悪手だ。

 フェデールが坊やを仲間にしようとしてるのならもっと慎重に奴は動く筈だ。

 それが何で極端な手に出た?

 何で坊やがミストをどう思ってるかのか坊やに訊く前に決断を下した?

 どうして今までの奴のやり方と今回とで癖が違うんだ?

 アタシにはとてもフェデールの犯行だとは思えねぇぜ。」

 

 

アローネ「…もしやレイディーは今度のミストの件はフェデールではない別の誰かの仕業だとお考えなのですか?」

 

 

 レイディーはミストの疑問点をあげているようでフェデールがミストの犯人ではないと言っている。そこに気付くアローネ。

 

 

レイディー「………突発過ぎるんだよ今回の件は………。

 これがランドールとかがやったって言うならまだ分かるがフェデールがやったとは思えねぇ。

 第一奴は………。」

 

 

アローネ「………?

 第一何ですか?」

 

 

レイディー「………いや、

 何でもねぇ。」

 

 

 何かを言いかけて途中で言うのを止めるレイディー。一体何を言おうとしたのか。

 

 

レイディー「………とにかくこのことはもう少し入念に調べるべきだ。

 フェデールが犯人なんだったとして奴がどうして数日で考えを改めてミストを攻撃したのか………奴等バルツィエは通信機っていう遠くにいても他の連中と話を擦ることが出来る機械っていう物を持ってる。

 もしかすっと実行犯はフェデールでもフェデールにミストを攻撃させた奴がいる可能性がある。

 フェデールはそいつの命令に従っただけかもしれん。」

 

 

ウインドラ「フェデールに命令を………?

 と言うとアレックスとかか?」

 

 

タレス「アレックスならフェデールに命令出来る立場ですが………。」

 

 

レイディー「まだ他にもいるぜ。

 ()()()()()

 奴等はまだフェデールやアレックス世代達にも命令することは出来る。

 今はどこにいるのか知らんがそいつらが暗躍してるってことも考えられる。

 実際奴等が敵視してる奴との戦いに向けてフェデールを急かしたのかもしれないな。

 

 

 そいつらのことも念頭に入れて洗ってみる必要がありそうだぜ。」

 

 

 レイディーは頑なにフェデールが独断でやったとは信じられないようだ。フェデールが実行したとはしてもそれを計画したのはもっと上の者でフェデールは駒として使われただけとカオス達に言い聞かせる。

 

 

 フェデール達バルツィエの先代………。その彼等がミストをフェデールに襲わせたのならカオスはその先代達も仇として見るべきと考えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 丁度その頃レサリナスでは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???『………それでそのアルバートの孫が軍勢に加わると言うのか?

 フェデールよ………。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「えぇ………、

 布石は打っておきました。

 後は彼の故郷ミストをバルツィエの管理下に置き村の者達に彼カオス君への謝罪をさせればカオス君も我々への考えを変えてくれるでしょう。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???『そう上手く事が運ぶのか………?

 大体お前はアルバートの孫とはろくに話も「この件につきましては………。」』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アレックス「私がフェデールに一任しております。

 彼の好きなようにさせてみましょう。

 それで昔からフェデールは成功をおさめてきましたから………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「………有り難うアレックス。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「………そうか………。

 だがもしフェデールの策が失敗したとすれば今度こそバルツィエは………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ()()()()()()()退()()()()

 もう愚か者共の我が儘に付き合うのも御免だ。

 ダレイオスはバルツィエだけで取りに行くぞ。

 そのことを覚えておけ。」

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