テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ミストにはブラムの部下も…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ブラム「ここを通していただきたい!

 私はこの先の村の管理を任されているのです!

 定期的にミストの様子を見に行かねばならないのです!」

 

 

騎士「しかし我等も騎士団長から指令を受けているのです。

 全騎士団員は開戦間近で暫くその現場から動くなと。

 駐留している場所の防衛に勤めよとも。

 

 

 そしてここカストルは北部へと繋がる連絡港。

 ここを横断しようとする者を横断させるなともいい遣っております。

 東の海からダレイオスの密入国者が侵入してくる可能性があるとのことで。」

 

 

ブラム「何を仰有っているのですか!?

 私はその騎士団長直々にミストへ戻る許可を得ているのですよ!?

 私が許可を得たのは先日です!

 貴殿方はいつその指令を承ったのですか!?」

 

 

騎士「指令を下されましたのは二ヶ月程前ですが一週間前に騎士団長はここを訪れて命令続行の旨を伝えられました。

 ですから貴方をここから通す訳にはいきません。」

 

 

ブラム「一週間前ですって!?

 何を仰いますか!

 騎士団長フェデール様は()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()!

 貴殿方はどなたとお会いになられたのですか!?」

 

 

騎士「いえしかし………。」

 

 

ブラム「もう良いです!

 このことをもう一度フェデール様に問い合わせてみます!

 貴殿方が不当に通行を妨害し任務遂行を妨げになったことを報告します!

 後程貴殿方には相応の処分が下るでしょう!

 後悔してももう遅いのですからね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 カオス達は遠くから騎士団隊長のブラムと騎士のやり取りを観察していた。

 

 

カオス「あれ………ブラムですよね?」

 

 

レイディー「何やってんだアイツ………?」

 

 

タレス「何か他の騎士達と揉めてましたね………。」

 

 

ウインドラ「ブラム隊長か………。

 確か彼はミストとリトビアの管理を任されていた筈だが………。」

 

 

アローネ「?

 ブラムさん船に乗るようですね。

 あの船は北部行きなのでは………?」

 

 

 カオス達が見ている中ブラムは北部に向かう船に乗り込む。レサリナスへと帰るようだった。

 

 

 

 

 

 

騎士「…どうなっているんだ?

 騎士団長から通行者をかたく追い返すように言われているが………。」

 

 

騎士二「騎士団長から何者も通すって言われてたよな俺達?」

 

 

騎士「もしかして俺達ヤバイことしちゃったんじゃないか?」

 

 

騎士二「でも騎士団長命令だからな………。

 隊長職であっても例外は無いとも念押しされてたし………。」

 

 

 ブラムが去った後ブラムと揉めていた騎士達が納得のいかない顔でそんなことを呟いた。

 

 

 

 

 

 

タレス「この港から北部に移動するのは難しそうですね。」

 

 

レイディー「どうやら厳戒態勢を強いているみたいだな。

 アタシ達みたいな東の海からマテオに渡ってくる連中を警戒しているようだ。

 こりゃマテオも本腰を上げてきたか?」

 

 

カオス「マテオが開戦しようとしてるんですか?」

 

 

レイディー「まだ分からねぇよ。

 今の様子じゃそうじゃないともとれる。

 戦争が始まるってんなら騎士団隊長格は全員レサリナスに集められるだろうよ。

 なのにブラムは騎士団長フェデールの許可を取ってミストに戻ろうとしていた。

 ………そして何故かこのカストルの駐在達は同じく騎士団長フェデールの命令でここを通さないようにしている。

 変なことになってんな。」

 

 

ウインドラ「フェデールが矛盾した指令を出してるようだな。」

 

 

アローネ「御自分で南北を封鎖なさったのにブラムさんにミストに戻る許可をお出しになり何も報告を受けてない彼等はブラムさんを追い返してしまった………。

 ………彼には手配書を配布された身ではありますがなんだか無駄足を踏まされて気の毒に思いますね。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………というかミストのことブラム知らないのか………?」

 

 

 ブラムがここへ来たということはミストに戻るためだろう。しかしミストは既にこのマテオ大陸から消失している。

 

 

レイディー「あの様子じゃ知らねぇんだろうな。

 フェデールの野郎がミストのことをブラムに教えてねぇんだろうよ。」

 

 

アローネ「それに先程彼は部下とも連絡が取れないとも仰ってました。

 彼の部下と言えばミストにいた騎士の方達だとは思いますがもしや………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「………まさかミストを襲撃する際フェデールはミストをブラム隊長の部下ごと………。」

 

 

 ブラムの行動と発言から悪い予感が働く。

 

 

カオス「!?

 ブラムの部下ってことは自分の部下でもあるんじゃないの!?」

 

 

ウインドラ「部下というのは確かだがダリントン隊のように自分達バルツィエに反旗を翻そうとしている者達が潜伏している事実もある。

 ブラム隊に関しては今はまだバルツィエ一派とは思われているだろうが彼の部隊はダリントン隊、バーナン隊と同じく反バルツィエだ。

 機を見て此方側につく予定の部隊だ。

 ………そのことをバルツィエに知られてしまったのか………。」

 

 

レイディー「…もし本当にフェデールの野郎がブラムを見限ったんならブラムに何も言わずにミストに行ってミストをブラムの部下達もろとも焼き払ったってのも分かる話だ。

 事前に騎士達に撤退させたりなんかしたらミストの連中が不審に思ってミストから避難する奴がもっといたかもしれねぇしな。

 生存者一人ってのは計算違いだっただろうが。」

 

 

カオス「………じゃあブラム隊は………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「ミストの住人達と一緒に葬られたのだろう。

 彼等は何も知らずミストの住人達の巻き添えになったんだ。

 ………ブラム隊長はそのことも知らされずにいたんだな………。

 

 

 ………このことによってますますバルツィエが世界から孤立するように思えるがフェデール達バルツィエは一体何を考えているのだ………?」

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