テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
カッ………!!!!!!!
カオスの体が突如眩い光を放ち出す。
カオス「!?
なっ、何だ………!?」
アローネ「カオス………!
うっ………!」
ウインドラ「これは………!?」
カオスの体が発光したのに反応して振り替える仲間達だったが太陽のような強烈な光に至近距離で穿たれ目を開くことが出来ない。
タレス「一体何が………!?」
ミシガン「………!」
カーヤ「カオスさん……!」
レイディー「ッ………来ちまうってのか!
世界の終焉が………!」
カオス「うっ…………!
うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
光が更に強くなって体を焼くかのような熱を持ち出す。どうすることも出来ずに苦痛の声をあげるカオス。
アローネ「カオス………!
気を………しっかり………!」
目は開けられずとも光の中を声だけを頼りに歩み寄るアローネ。彼女はカオスに手を伸ばしてカオスの体に指が触れた瞬間に………、
パアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ…………!!
カオス「………!?」
光だけがカオスの体から離れ天空へと昇っていく。
そして天の光は………、
マクスウェル『時は来た………。
これより儂はこの星屑を………、
砕かせてもらうとしよう………。』パァァァァ!!
空に浮かぶ光の中から杖を持った老人が現れそう宣言すると魔法陣が空を埋め尽くすほどにまで展開してやがて………、
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……………!!!!
カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・カーヤ・レイディー「「「「「「「!!?」」」」」」」
魔法陣が消えると老人から放たれる光も収まり夜の世界が帰ってくる。一瞬時間帯を忘れていたカオス達だったが今は日付が変わったばかりの真夜中だ。夜の闇は濃く寸分先の道すらも深いに包まれて見えなくなっていた。
しかしその闇が徐々に晴れていく。闇は
カオス「………光が………、
………
普段夜になると視界に捉えはするが決して手に届くことのない宇宙で光を放つ星々が光度を上げて接近してくる。夜空に光る無数の流星達がこのデリス=カーラーン目掛けて飛来してくるのが分かる。
マクスウェル『この星屑の子等よ。
去らばだ。
儂が手を下さずともこの星屑に生きる者供はいづれヴェノムによって永遠の苦しみを与えられるだろう。
果てることの無い無限の苦しみを味わい続けるくらいなら今儂がここでこの星屑の全てを終わらせる。
終わらせて
儂の力であれば痛みも苦しみも死も感じることなく冥府へと誘える。
安心して儂の力に身を委ね』「お前ッ!!」
カオス「お前がマクスウェル…………!
………殺生石の精霊なのかッ!!」
カオスが頭上に浮かぶ老人に叫ぶ。老人もそれに答えた。
マクスウェル『…左様じゃ。
儂がお主等がマクスウェルあるいは精霊王あるいは殺生石の精霊と呼ぶ存在じゃ。』
カオス「!!
………お前が俺の人生を滅茶苦茶にしたあの……!!」
アローネ「これから何をなさるおつもりなのですか!?
まさかこの星を砕くのですか!?」
マクスウェル『そのつもりじゃ。
儂は今からこの星屑をこの宇宙から消し去る。』
タレス「どうして…!?
ボク達は貴方の言う条件をクリアした筈です!
まだ何か他に満たしていない条件があったんですか!?」
マクスウェル『人の子等よ。
お主等の頑張りとやらはしかと見物させてもらっていた。
じゃが結論から言ってこの星屑からヴェノムが消えることはない。
ヴェノムを
張られた根はもうお主等では到底殺ぎきれぬところまで伸ばしておるのじゃ。
よって儂がその根を断つことにするぞ。』
ウインドラ「旅の中で幾度となく貴方の力には助けられてきた………。
貴方の力が無ければ乗り切れない場面も何度もあった。
………本当にこれで終わってしまうのか………?
俺達の未来はここで跡絶えてしまうというのか………。」
マクスウェル『致し方あるまいよ。
ここを放っておけば他の星屑にも影響を及ぼす。
ヴェノムとはそれほどまでに強い力を持つ災いの源なのじゃ。
この星屑のためだけに他の宇宙の子等に害を広めることはならぬ。』
カーヤ「………!
カーヤが!
カーヤがいなくなれば星を壊すのは待ってもらえない!?
ヴェノムはカーヤのせいで広まったの!
だから……!」
マクスウェル『ことはお主だけの問題ではない。
お主を葬ったところでこの星屑に巣食うヴェノムは滅び去りはしない。
この星屑そのものが既にそういう段階まで来ておる。
誠に残念に思うぞ星屑の子等よ………。』
ミシガン「悪いんだけど私達はまだ死ねないの。
私達はフェデールに会わなくちゃいけない。
勝手にこの星の運命を決めないで。」
マクスウェル『仕方なかろうて。
他に手段を選んではおられんのだ。
恨むのであればこのヴェノムにまみれた星屑に生まれたことを恨むのだな。』
レイディー「おいおいじいさん。
そんなに焦るような話でもないんじゃねぇのか?
アンタの力なら簡単にこんな星を潰すことは出来るだろうよ。
そんぐらい力があるならせめて人類が絶滅するまで待ってもらえねぇか?
人がヴェノムを作り出したって言うんならアタシ達人類がきっちりケジメをつけなきゃいけねぇ。
それが無理だと思ったらこんな星ぶち壊していいからよ。」
マクスウェル『そうか………。
それならばやはり今壊そう。
お主等ではヴェノムやヴェノムを生み出し者を倒しきるのは無理じゃ。
………始めから儂がこの星屑を葬るしか方法は無かったのじゃ………。』