テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
グラース国道
カオス「ふざけるな!!」
マクスウェル『ほう?』
天空に浮かぶ精霊マクスウェルに対してカオスが吼える。
カオス「俺達はお前が勝手に決めた話に従ってヴェノムの主を今日までに倒してきたんだ!
それなのに当日になって俺達がヴェノムの主を全部やっつけたのにやっぱりこのデリス=カーラーンを砕く!?
何言ってんだ!
止めろよそんなこと!」
マクスウェル『止めることは出来んなぁ。
先に申したがヴェノムはこの星屑だけの問題ではないのじゃ。
ヴェノムはこの星屑から流れて他の星屑にも到達する。
それほどまでの影響力が備わっておる生命体なのじゃ。
儂はヴェノムを滅ぼし
カオス「何が悠久の星と空だ!
お前が守りたいもののためにこの星を壊されてたまるか!
俺達の星はまだ終わらせたりはしない!
アローネ!
また羽衣であの剣を作ってくれ!」
アローネ「!?
何をなさるおつもりですか!?
まさか……!」
カオス「戦うに決まってるだろ!!
アイツを倒してあの星を落とすのを止めさせる!!
アイツを倒さないとこのデリス=カーラーンが無くなるんだぞ!!」
マクスウェル『フォッ、フォッ、フォッ………。
儂を倒すじゃと?
儂の力で今日まで生き延び全てを乗り越えてきたお主が儂に挑むか。
儂の力無くば何も出来なかったお主が何を粋っておるのじゃ。
思い上がるのも大概にせい。』
カオス「うるさい!!
お前が勝手に貸し与えてきた力だろ!!
お前の力なんか無くたって俺は………!」「『フリーズランサー!!』」パァァ!!
パアアアンッ!!
不意にカオスの後ろから氷の槍が放たれマクスウェルへと飛んでいく。氷の槍はマクスウェルに直撃する寸前で止まり空間だけが凍り付く。
マクスウェル『…何のつもりじゃ?
星屑の子等よ。』
レイディー「うちの大将がおめぇを敵と認定したようだからな。
アタシ等としてもお前の思い通りにさせるわけにはいかんのよ。」
カオス「レイディーさん………。」
ウインドラ「貴方の力の恩恵には世話になった。
だがこの星に攻撃を仕掛けてくるのであれば貴方は俺達の敵だ。
敵ならば迎え撃たせてもらう。」
カオス「ウインドラ………。」
タレス「そういうことです。
貴方の力の強大さは熟知していますがそれで大人しく星ごと殺られるつもりはありません!
全力で貴方を倒します!」
ミシガン「まだ私達にはやり残したとが残ってるの!
こんなところで終わらせたりするもんですか!」
カオス「タレス………ミシガン………。」
アローネ「……私達は………マクスウェル!
貴方と戦います!
戦ってこの星を守ります!
他の星のことなど関係ありません!
私達はこの星の住人ですから!!」
カオスに続き他の皆もマクスウェルと戦う姿勢を見せる。
マクスウェル『儂の力に助けられてきた者達がこうも儂に逆らうか………。
威勢のいい者共よのぉ………。
………いいじゃろう。』
ブゥン!!
カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・カーヤ・レイディー「「「「「「!?」」」」」」
一瞬の内に空間が歪んで別の場所にカオス達が移動する。
カオス「ここは………!?」
マクスウェル『あのまま彼処でやるのもよかったのじゃが儂にあの星屑を砕かせたくないというお主等に免じて場所を変えさせてもらった。
ここはあの星屑から遠く離れた
この星屑は
ここでなら好きにお主等も暴れられよう?』
タレス「ボク達をあの一瞬でそんなところに………!?」
ウインドラ「ではデリス=カーラーンはどこに………!?」
マクスウェル『左を見るがよい。
あそこで少し大きく光る星屑、
アレがお主等の星屑じゃ。』
マクスウェルが言うように左を見ると幾つもの揺らめく光の中に一つだけその位置から不動の光を見付ける。
ミシガン「あれが私達の………!」
カーヤ「デリス=カーラーン………?」
マクスウェル『どうじゃ?
ここから見るお主等の星は?
このどこまでも広い宇宙の中で僅かばかり大きくは見えるがあんな星屑などよりも大きくそして命の数が多い星は無数にあるのじゃ。
お主等の星でもそう言って人を切り捨てるということはよくあることでないか?
他の星々のために消えてくれる気はないか?』
レイディー「そんな気があったらアンタに挑もうとなんてしないだろうがよ。
アタシ等はアンタに持てる限りの力でぶつかっていく。
降参するなら今のうちだぜ?」
アローネ「貴方の仰るようにヴェノムを捨て置けばあの星だけでなく他の星にも影響を及ぼすのかもしれません。
ですが私達は黙って貴方の力に屈することなど出来ません。
全力で貴方の力に抵抗します。」
カオス「…お前には感謝しなくちゃいけないこともある………。
お前の力が無ければここにいる皆は今この場所に集まってなんかなかった。
けどもうお前の力は必要ない!
お前の力なんか借りなくても俺達はヴェノムに打ち克って見せる!
そしてお前にも絶対に負けはしない!!」
マクスウェル『フォッ、フォッ、フォッ………。
お主等も儂の課した試練を乗り越えてこの場にいるのじゃったなぁ………。
儂の試練には眷属達を認めさせてから初めて儂に挑める資格を得る手筈なのじゃが特別じゃ。
かかってこい。』