テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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炎の一撃

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボトリ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マクスウェル『!!』

 

 

カオス「!」

 

 

 無我夢中だった。どうしても傷一つだけでも負わせたいという一心から剣に力を込めたら剣が炎に包まれてマクスウェルの右腕を焼き切った。

 

 

マクスウェル『………まさかイフリートの力がこれほどまでに上昇しておるとはのぉ。

 油断ならない力じゃ。

 早々にイフリートを消さねばならなくなった。

 悪いがカオス、お主には即刻退場してもらうかとしよう。』

 

 

 片腕を失ったマクスウェルが左腕で本を開きながらまたあの派生していく術の詠唱を唱え始める。

 

 

カオス「………!

 やらせるか!!」

 

 

 カオスは詠唱を止めようとマクスウェルに剣を振りかぶる。またあれほどの力を食らえば今度こそ立ち上がる力すらも残らない。カオスは全力で踏み込み今度は左腕を切り飛ばそうとマクスウェルに詰め寄る。

 

 

 

 

 

 

マクスウェル『そう何度も同じことをさせると思うてか?』

 

 

カオス「なっ……!?」

 

 

 マクスウェルに剣が届く瞬間にマクスウェルの姿が消える。消えたことに驚き周囲を見渡したところマクスウェルはカオスが踏み込んだ場所まで移動をしていた。

 

 

マクスウェル『これでやっと幕を引くことが出来るのぉ。

 去らばじゃカオス。

 お主とイフリートはこれで………!?』ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!

 

 

カオス「!」

 

 

 瞬間移動をしたマクスウェルにまたデリス=カーラーンからの赤い光が降り注ぐ。今度の光はカオスに力を与えたような効力は無く純粋に攻撃するためだけのもののようだ。光が当たる寸前でイフリートの攻撃に気付いたマクスウェルは避けようとするが完全には避けきれずに残っていた左腕を本ごと焼かれてしまう。

 

 

マクスウェル『あやつめ………!

 まだこんな力を………!』「うおおおおおおおおおおおおッッ!!!」

 

 

 デリス=カーラーンから射撃してきたイフリートに視線を持っていかれた隙にカオスは再び特攻をしかける。両腕を失ったマクスウェルにカオスの斬撃を止める手段は無く剣の連撃を浴びせる。

 

 

マクスウェル『ぬお!?

 まっ、待て!

 待つんじゃ!

 今儂は………ぐおぉぉぉ!』「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

 

 焦るマクスウェルに次々と剣の一撃を重ねる。剣を浴びせて気付いたことだがマクスウェルの体は見た目のような生身の体ではなく鉄のように硬く剣を弾くような体質だった。全力で剣を叩き込まねばマクスウェルの体に傷を付けることは出来ないのだろう。

 

 

 

 

 

 

 なのでカオスは息が続く限り斬りまくる。

 

 

マクスウェル『こっ、こりゃ!

 待てと言うとろうが!

 年寄りの話は聞くものじゃぞ!

 待て!

 待ってくれ!

 ぬああぁ……!?』「おおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マクスウェル『………!!

 調子に乗るでないわ!!』

 

 

フワッ………、

 

 

 カオスの斬撃から逃げるようにマクスウェルは空中へと椅子ごと飛び上がる。剣の届かない位置まで逃げられたカオスはマクスウェルを見上げることしか出来ずにその場でマクスウェルを睨み付ける。

 

 

マクスウェル『ハァ………ハァ………!

 イフリートの力なぞに儂がこうも深傷を負うことになろうとは………!

 見過ごすことは出来んなぁ………!』

 

 

カオス「逃げるな!

 そんなところにいないで降りてこい!」

 

 

マクスウェル『儂の情けで生き長らえておきながらなんたる仕打ちを………!

 お主にはもう容赦はせんぞ!

 イフリート共々儂が無に返してやるわい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 “メテオスォーム”!!!』パァァァァ!!!

 

 

カオス「!

 この術は………!」

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!

 

 

 アローネ達を消し飛ばした術をマクスウェルが発動させる。発動と同時に空に幾つもの巨大な隕石が出現する。一発だけでも数百キロトンの爆発を発揮する隕石群がカオスへと振りかかってくる。

 

 

マクスウェル『どうじゃ!

 イフリートの力があったとしてもこれらの星屑からは逃れきれまい!

 イフリートもヴェノムも儂にとっては滅ぼさねばならぬ敵なのじゃ!

 奴等を放っておけばこの宇宙の時が止まってしまう!

 イフリートの力を手にしたお主も同様じゃカオス!

 儂はお主を消すぞ!!

 どうあってもな!!』

 

 

 みるみる内にカオスへと迫ってくる隕石の数々はカオスの逃げ場を無くすように前後左右から狙ってくる。絶対不可避の攻撃にカオスは避けるのではなく防御の体勢をとる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「(……違う。

 守っていてもやられるだけ………ここにいたらあの隕石全部を耐えないといけなくなる!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 …食らうのは………()()()()()。)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マクスウェル『!

 ……なんと………我が力に自ら身を投じるか………。』

 

 

 そう、カオスは飛来してくる隕石に自分から当たりにいった。隕石の軌道はカオスに向けて一直線に落ちてくるのならそこで待機していては全弾被弾してしまう。そのことにいち早く気付き一撃だけを耐え凌ぎマクスウェルを討ちに出たのだ。

 

 

 

 

 

 

カオス「(この一発だけを相殺出来れば後はマクスウェルに反撃するだけだ。

 その反撃で決める!

 イフリートの力を借りて俺は………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こいつとの因縁を終わらせる!!)」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「…紅炎魔神剣!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ありったけの力を込めた魔神剣を隕石に向けて放つ。カオスの全てを掛けた一撃は隕石を両断しマクスウェルへと飛び………。

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