テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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マクスウェルの本

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………まぁイフリートについての考察はこのくらいでいいだろう。

 半年とはいえ坊やの近くにいた奴なんて数えても切りがねぇからな。

 

 

 それよりもその本だよ。

 そいつにはどんなことが記されてるんだ?」

 

 

 話はイフリートからマクスウェルが所持していた本に移る。他の皆もカオスの腰にある本に目を向ける。

 

 

カオス「!

 少し待ってください。

 今中身を………。」

 

 

 カオスは本を皆に見えるように広げて見せる。

 

 

アローネ「………?

 これは………。」

 

 

タレス「………何ですかこれ………。」

 

 

ウインドラ「これはマテオで使われている文字ではないな。

 タレスでも読めないということはダレイオスの文字でも無さそうだ。」

 

 

カーヤ「誰もこの本が読めないの?」

 

 

ミシガン「そうみたいだね。

 こんな文字初めて見るよ。

 精霊が持ってたくらいだから精霊だけしか使ってない言語なんじゃないの?」

 

 

レイディー「こりゃ使い物にならねぇな。

 精霊の王の所持品とくりゃどんなすげぇ内容の魔導書なのか見てみたかったが一文字も読めねぇとなると流石にお手上げだ。

 アタシ等じゃこいつを読むことは出来ねぇ。」

 

 

 マクスウェルの本を開くとそこに書かれていた文字はこれまでに目にしたことのない理解不能な文字だった。マクスウェルが戦闘中にこの本を開いて術を使用していたことから更なる新術を習得する機会がやってきたのではないかと一瞬期待を膨らませた一行だったが内容を解読できないのではどうすることもできなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ただ一人を除いては………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………………読める………。」

 

 

 

 

 

 

ウインドラ「何………?」

 

 

カオス「………俺………この本が読める………。

 この本に書かれている文字が全部分かる………。」

 

 

アローネ「!

 カオス………貴方はこの本の文字を御存知なのですか!?」

 

 

タレス「まさか他にもこれと同じ文字を使った文献を目にしたことがあるんですか!?」

 

 

カオス「…違う。

 俺もこんな文字初めて見たよ。

 けど何でだろう………俺にはこの本に書かれていることが分かるんだ………。

 この本には普通に使われてる基本の術からアローネ達の使ってる術とかバルツィエの使ってる術も載ってる。

 それ以外にも見たことも聞いたこともない術が沢山………魔術ってこんなに多くの種類があったんだ………。」

 

 

レイディー「どうして見たことの無い文字が読めるんだよ?

 テキトーなこと言ってんじゃねぇだろうな?」

 

 

ウインドラ「カオスがそんなことを言うわけ無いだろう………。

 ………とは言ってもこの文字を読めるというのはどうにも………。」

 

 

 カオスだけが本の内容を理解することができても理解している証拠がなくては皆もカオスの言葉を信じていいものか迷っている。

 

 

カーヤ「…試しにどんな術のことが載ってるの?」

 

 

 微妙な空気を察してカーヤがカオスに本の内容について質問してくる。カオスは皆に信じてもらうために勢いよくページを捲っていきこの場の六人も知らない術のナマエヲ言おうとした。

 

 

 そして途中である魔術に目が行ってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………!

 この術は……………………………………………………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………”メテオスォーム“………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 メテオスォーム………あのマクスウェルが使っていた術だ。その名前を見付けてついその呪文の名称を口にしてしまった。

 

 

 すると本が光り天空からまたあの十四の巨大隕石が出現する。

 

 

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッッッ!!!!

 

 

ウインドラ「なっ、何……!?

 またか………!」

 

 

タレス「どうしてまたあの隕石が!!?」

 

 

アローネ「マクスウェルは倒されたのではなかったのですか!?」

 

 

レイディー「またこの術かよ!?

 あんなん二度は防ぎきれねぇぞ!」

 

 

カーヤ「駄目………ここからだと逃げ切れない!」

 

 

ミシガン「いい加減にして……!

 まだこのデリス=カーラーンにちょっかいをかけてきて!

 一体どこから攻撃を………!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「きっ、消えろ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パシュン!

 

 

 

 

 

 

アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・カーヤ・レイディー「「「「「「!」」」」」」

 

 

 

 

 

 

 カオスが一言消えるよう命じると隕石は大気に溶けるように消えていく。それと同時に本の光も収まった。その様子を見てレイディーが訊いてくる。

 

 

 

 

 

 

レイディー「………今のあいつが使ってた術………お前の仕業か?」

 

 

カオス「………はい……。」

 

 

ウインドラ「………何故お前が奴の力を使える………?

 マクスウェルはまだお前の中にいるのか………?」

 

 

タレス「どうしてカオスさんがマクスウェルの術を………?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ザワザワザワザワザワザワ………!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カーヤ「!

 またさっきの人達が戻ってくる!」

 

 

レイディー「チィ!

 今の騒ぎで帰ってきやがったか!

 一旦ここから離れるぞ!

 坊やもさっきみたいに不用意に呪文を唱えるんじゃねぇ!

 せっかく見逃してもらえたってのに今度は確実に追ってくるぞ!」

 

 

カオス「すっ、すみません!」

 

 

 一度は危機が去ったかと思えば再び空に隕石が出現したことでアレックス達が戻ってくる。カオス達はアレックス達騎士団との接触を避けるためその場から立ち去った………。

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