テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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黒ずむ心

王都レサリナス ??? 深夜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………!

 ここ………。」

 

 

 真夜中と言うこともあってか思うように情報を集められなかったカオス達はとある施設にまで足を運んできた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「メルザさんのいる孤児院ですね………。

 あれからメルザさんは大丈夫だったのでしょうか………?」

 

 

 カオス達は前回レサリナスを訪れた時に立ち寄った孤児院にまで来ていた。

 

 

カーヤ「ここは………何?」

 

 

カオス「ここは………孤児院だよ。

 身寄りのなくなった子供達がここで暮らしてるんだ。」

 

 

アローネ「ここは前に見た時と変わりませんね。

 カーラーン教会があのような取り壊されていましたからここももしやと思いましたが無事だったようですね。」

 

 

カオス「そのようだね。

 中の様子は………流石にこの時間帯だと消灯しているよね。」

 

 

アローネ「メルザさんが無事かどうか確認したかったのですが仕方ありませんね。

 日を改めて………!」ガチャ……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メルザ「さて、

 あとは戸締まりを確認して今日の仕事は終わりかな。」

 

 

 カオス達は達がメルザが不在だと思った矢先にその本人が目の前の扉から出てきた。屋内の明かりが消えていたのはカオス達が中の明かりを見る少し前に消したからだったようだ。

 

 

アローネ「メルザさん!」

 

 

メルザ「!

 誰………って貴方達は………。」

 

 

 メルザは突然話し掛けられて驚いてカオス達の方を振り向くがカオス達だと気付くと近寄ってくる。

 

 

カオス「お久し振りですメルザさん。」

 

 

アローネ「御元気そうで何よりです。」

 

 

メルザ「カオスさん達こそ。

 …貴殿方はダレイオスに亡命したと聞いていましたがこうしてここにいるってことはダレイオスには行ってなかったんですか?」

 

 

 ブラム同様メルザもカオス達がダレイオスに渡っていたことを知っているようだ。ブラムはまだバルツィエ縁の騎士であるからカオス達の情報を知っていても不思議はないがメルザが知っているとなるとこの街の者は皆カオス達がダレイオスに行っていると伝わっていそうだ。

 

 

カオス「ダレイオスには行ってました。

 マテオにはつい最近帰ってきたんです。」

 

 

アローネ「現在マテオの侵略に備えてダレイオスは迎撃体勢に入っています。

 いつでもバルツィエと事を構える準備が整いつつあるので一度こうしてマテオの様子を探るべく戻って参りました。」

 

 

メルザ「ダレイオスの………となれば両国はこのまま………。」

 

 

 カオス達がダレイオスから戻ってきたのであるならだいたい察しはつくことだろう。一部の市民はバーナン隊やダリントン隊が何をしようとしていたか把握していた。このメルザもその例のようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メルザ「バルツィエは………討たれるのでしょうか?」

 

 

 疑念と不安が入り交じったような声でメルザがそんな質問をカオス達に投げ掛けてくる。

 

 

カオス「バルツィエは………まだどうなるかは分かりません。」

 

 

アローネ「私達はダレイオスの人々を集ってマテオに対抗する軍隊を編成するように仕向けただけです。

 私達もダレイオス側についてバルツィエと戦いはしますが結果を先に伝えることはできません。

 戦うからには勝つつもりで戦いますが戦争に絶対は無いのです。

 戦う前から勝利したものと油断すれば簡単に足下を掬われてしまいます。」

 

 

メルザ「そうだとは思いますけど………、

 ………皆さんがダレイオスに渡ってから数々のダレイオスから感じた強い魔術と一昨日の夜にあった空の星の光………。

 全てカオスさん達が関わっているのではないですか?

 この時期にここへと戻られたということはそういうことなんでしょう?」

 

 

 メルザは目敏く先日のことをカオス達に結び付けてきた。質問しているようでその実断定しているかのように言う。

 

 

アローネ「よく私達が関係しているとお気付きになられましたね。

 何かそういった噂でも街中でお聞きしましたか?」

 

 

メルザ「一昨日の星の術のことについてはカオスさん達が関係しているって話は出てませんよ。

 騎士団も一昨日のことはダレイオスからの奇襲で失敗に終わったって公報がありました。

 これは私の単なる推測です。

 カオスさん達が一昨日の騒ぎに関与していたってのはカオスさん達がこの街に戻ってきたことでそう思いました。」

 

 

カオス「まぁメルザさんの言う通りなんですけどね。

 一昨日のことは俺達………ではないですが俺達に関係している話です。

 二回目については俺が間違って「お願いです!」」

 

 

 騒ぎの件を認めるや否やメルザがカオスの腕を掴んで詰め寄ってきた。

 

 

 

 

 

 

メルザ「あれほどの術とダレイオスの力があるならマテオとも対等に戦えますよね!?

 いえ絶対に対等以上に戦えるはずです!

 私はこれまでバルツィエがあんな規模の力を使っているところを見たことがありません!

 あの術があればカオスさん達がバルツィエに負けるなんてことはありえません!

 あんな凄い力があるんなら早くダレイオスの人達に言ってバルツィエを倒してください!

 

 

 ………そして、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 バルツィエを一人残らず皆殺しにしてください!

 ダリントンお兄ちゃんの仇をカオスさん達にとってほしいんです!」

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