テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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ダインと再開

王都レサリナス ブラム邸 早朝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アローネ「情報を纏めますと主だったバルツィエは現在このレサリナスから出てはいないようですね。」

 

 

レイディー「アタシが調べた情報もどうやらそのようだ。

 連中は今ダレイオスとのことで評議会と立て込んでるらしい。」

 

 

ウインドラ「宣戦布告から半年………未だに宣戦布告を再考しようということで意見が纏まってないようだ。」

 

 

ミシガン「私も新聞とかを二ヶ月くらい前のから読み直してみたけど似たような内容ばかりでマテオ全然進展がないみたい。」

 

 

タレス「半年前辺りの記事では細かくダレイオスの方面のことも載ってありましたがここ最近の記事はどれも国内のことばかりのようですね。

 今マテオはダレイオスに構う程の余裕が無いらしいです。」

 

 

カオス「皆が調べたことは殆ど同じ情報みたいだね。」

 

 

 昨晩それぞれが集めてきた情報を整理するとダレイオスが戦争準備をする中マテオは内輪揉めを起こして戦争をするどころではないようだ。ダレイオスに派遣していた先見隊の部隊も現在は撤収してこのレサリナスに戻ってきているとのこと。

 

 

アローネ「…私達が探しているフェデールはこの街のどこかにいるようですが………。」

 

 

ウインドラ「騎士団長という職に就いていることから居場所は簡単に探れそうなものだがフェデールはとにかくアクティブで行動範囲がとても広いことで有名だ。

 レサリナスの中でも奴がどこか一ヶ所に留まっている時間はそう長くはない。

 狙い目があるとしたら奴等バルツィエの本拠だがそんなところに踏み込もうものならあっという間に警備の者達が駆けつけて取り押さえられてしまう。」

 

 

レイディー「一つの街に留まってくれるのは移動する必要がねぇから楽だがアタシも長くこの街にいて奴がよく行く場所は王城の中くらいしか思い付かねぇ。

 どこかで待ち伏せするにしてもフェデールが行きそうな場所は大抵人目が多いところだ。

 騒ぎを起こさないで奴と対面するのは極めて困難だ。」

 

 

ミシガン「どこか無いの?

 フェデールが一人でいて周りに他に人がいないような場所。

 レサリナスに着いたのにフェデールと会うことが出来ないんなら来た意味ないよ。」

 

 

レイディー「話をするだけならいっそのこと捕まって檻の中にでも入れられたらフェデールも一人でアタシ達のところに来るかもなぁ。」

 

 

タレス「捕まった後にそこから逃げ出せればその方法でもいいと思いますけどね。

 でもそんなに簡単に逃げ出されるなら罪人を捕らえる檻なんて作りませんよ。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………協力者………?」

 

 

 タレスが口にした協力者という単語にカオスが反応する。

 

 

ウインドラ「何だ?

 協力者に心当たりがあるのか?」

 

 

レイディー「そんなのがいるってんならこれから自首でもしに行くか?

 フェデールのことだからアタシ達が檻に入ってたらすんなり会いにすると思うぞ?」

 

 

カオス「あ、その………別に捕まる必要は無いんじゃないかなって………。

 この街に()()()がいるなら彼女を頼ってみるのもいいんじゃないかなって思って………。」

 

 

アローネ「!」

 

 

レイディー「ダインだと?

 あいつにフェデールに会えるよう手配してもらう気か?

 本当にあいつは信用できる相手なのか?

 カイメラの時は共闘したみたいだがあいつは一応バルツィエの一員だぞ?

 あっちの国じゃ他の奴等の目が無かったからお前等に手助けしても何のお咎めも無かったがここはレサリナスでバルツィエの本拠地だ。

 あたし等に協力なんかさせたのが他の奴等にバレたらいくらバルツィエの血族でもただじゃすまねぇんだぞ。」

 

 

タレス「それにダインさん自身もどこにいるのか分からないじゃないですか。

 手配を受けてるボク達が大通りを大っぴらに歩いて探すわけにも………。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ガチャ………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイン「ブラム………?

 何で帰ってきたの……?

 出張は行かなくてよくなったの……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ダインの話をしだした直後に当の本人がカオス達のいる屋敷の中に入ってきた。

 

 

 

 

 

 

カオス「ダイン………!?」

 

 

ダイン「!

 ………え?

 何でカオスがここに……?

 ここブラムの家じゃ………?

 ………入る家間違えたのかな?」

 

 

 ダインは屋敷の前の表札を見に外に戻る。そして直ぐにまたドアを開けて中には入らずに顔だけ覗かせて室内を見渡す。

 

 

ダイン「………あの………ここブラムのお家だと思うんだけど何でカオス達がここにいるの……?

 それとブラムはどこに……?

 セバスチャンからブラムが戻ってきてるって聞いてここに来たんだけど……。」

 

 

カオス「ブラムは………ミストにまた出発したけど………。

 俺達をレサリナスの中に引き入れてくれた後で。」

 

 

ダイン「…そうなんだ……。

 ブラムいないんだ……。

 ………じゃあ帰ろうかな……。

 ブラムもいないことだし……。」

 

 

 ブラムがいないことを確認するとダインは踵をかえして去ろうとする。ここに来たのはブラムに何か用があったからだろう。伝言でも聞こうかと考えたがブラムは暫くレサリナスには帰らない。カオス達がダインの用事を訊いたところでブラムが戻ってくる頃にはカオス達はこの街を去っていることだろう。それならダインからブラム本人に直接用事を聞いてもらった方が早く………、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイディー「………なぁ………、

 アタシが言うのもあれなんだがあの女を行かせてよかったのか?

 さっきあいつにフェデールに取り次ぐって話してなかったか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「………あっ!?

 そうだった!

 ちょっと待っててください!

 直ぐにダインを連れてきます!」

 

 

 慌ててカオスはダインの後を追った。不意打ちでダインが登場したためにカオスはすっかりダインへ頼み事をすることが頭の中から抜けてしまっていた。

 

 

 それからカオスはダインをどうにか引き留めることに成功し彼女をブラムの屋敷の中へと案内した………。

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