テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~   作:モニカルビリッジ

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バルツィエの敵はウルゴス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カオス「ラーゲッツがダレイオスて最期に言い残したことがあった………。

 バルツィエはずっと昔から誰かと戦うために準備をしてるってことをダインとラーゲッツの二人から聞いた。

 それは一体誰のことなんだ?

 皆が知ってる人なのか?」

 

 

フェデール「最期に………ってことはラーゲッツはダレイオスで連絡がとれないのは………そういうことなのかい?」

 

 

アローネ「………はい。

 彼は半月程前に………。」

 

 

フェデール「半月前………割りと最近なのか………。

 あいつの行方が分からなくなったのは三ヶ月前くらいだったと思ったがそんなに………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………最期まであいつは昔のように努力することを頑張り続けていたあの頃のようには戻らなかったんだな…………。」

 

 

 ラーゲッツが死亡したことを告げると何やらフェデールは感傷に浸るような仕種をして見せる。バルツィエにも仲間が死んで悲しむような者がいたということか。

 

 

カオス「…それで誰なんだ?

 そいつはお前達とどういう関係なんだ?

 何でお前達だけがそいつのことを知ってるんだ?

 そいつは一体何をしようとしてるんだ?」

 

 

フェデール「…そんなに知りたいかい?

 確かに俺はそいつのことを知ってるよ。

 代々バルツィエの当主にしか知る権利が無い極秘事項だが君になら特別に教えてあげてもいいよカオス君。」

 

 

カオス「!

 本当か!

 だったら「ただし」」

 

 

 

 

 

 

フェデール「君が此方側に来るのが条件だけどね。」

 

 

カオス「…やっぱりか。」

 

 

フェデール「他の奴等は君のことを気に入らないみたいだったみたいだけどね。

 ユーラス、ランドール、ラーゲッツと三人も君を殺そうと躍起になってたよ。

 

 

 それも君達との戦いで二人もいなくなったんだ。

 あと五月蝿いのはランドールくらいなものだよ。

 ランドール一人くらいなら俺がどうにか黙らせてみせる。

 君が………君達が此方に来るのに何の障害も無い。

 君と君の仲間達は素晴らしい力を持っているよ。

 広場では単騎でラーゲッツを撃ち破ってみせたウインドラ・ケンドリュー、ダレイオスでランドールを相手に圧倒してみせたという君の義理の妹さんミシガン・リコット、かつてはこのレサリナスでも研究員として働いていたレイディー・ムーアヘッド、あまり目立ったものは無いが戦いになればうちの騎士団でも互角以上に立ち回るタレスという少年………彼等なら俺達バルツィエの家に相応しい実力の持ち主達だ。

 君達が俺達の元に来るというのなら手配書は撤廃するし俺の推薦で貴族の位を授けるのもいい。」

 

 

アローネ「!?

 ただの一騎士にそんな権限があるなんてことあり得ません!

 私達が貴殿方バルツィエに与えた被害を見てみても貴族に推薦など絶対に「可能だよ。」」

 

 

 フェデールがアローネの言葉を遮り肯定する。

 

 

フェデール「俺が()()()()()()()()()()()()()君の言う通りさアローネ・リム・クラウディア。

 だけど俺はバルツィエの家だよ?

 バルツィエは王家の親戚も親戚なんだ。

 国に与えた被害が大きかろうがそれは逆に三百年ダレイオスからの侵攻を防いできたこのバルツィエが守るマテオに傷をつけることができたということなんだ。

 ダレイオスでも出来なかったことを君達()()はやってのけたんだ。

 君達程の力の持ち主は世界でもそうそうお目にかかることはできない。

 君達がマテオの戦力に加わればそれはもう絶対不落の国になる。

 そうなれば世界は一つにすることも夢じゃないんだ。

 俺達は世界を一つにしてあの人に立ち向かっていかなくちゃいけない。」

 

 

アローネ「バルツィエが統一する世界ですか?

 それで本当に世界を統一することが出来るのですか?

 国の人達からあれほどの反感を買い尚且つダレイオスの人々からもマテオの国そのものではなく主にバルツィエに対して悪感情を向けられている貴殿方が。」

 

 

 カオス達が世界を回って聞いてきた話ではどこも皆バルツィエを第一に恐れ嫌悪していた。世界を統一したところで今度は世界中がダリントンやバーナンのように抵抗するだろう。バルツィエが統一する世界は更なる争いを生み出しかねない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェデール「…フッ………フフフフフ………!

 フフフフフフフフフフ!!!」

 

 

アローネ「何がおかしいのですか?」

 

 

フェデール「フフフ………!

 ごめんね。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()

 アローネ・リム・クラウディア。」

 

 

アローネ「私が………何か?」

 

 

フェデール「他の仲間達がここに来ずに君とカオス君が来たってことは君も俺に個人的な用があるんだろ?」

 

 

アローネ「………えぇ、

 私の手配書だけがウインドラやミシガンと違い生け捕りで賞金も皆の数倍以上とは何の理由があってあのような………。」

 

 

フェデール「そうだね。

 君にだけは他の仲間とは待遇を変更させてもらった。

 君が()()()()()()()()()()()()()()。」

 

 

アローネ「貴方は………貴殿方バルツィエはウルゴスのことを御存知なのですか?

 何故バルツィエがウルゴスを………。」

 

 

フェデール「………ハァ………、

 そのしつもんに答えてあげてもいいけどこれじゃあ仲間になるかどうかの返事を貰わずに()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()………。

 まいったもんだ。」

 

 

カオス「………は?」

 

 

 さっきの問い………というとバルツィエが隠している敵………。それしかここでのことは………、

 

 

フェデール「…まぁ別にいいか。

 カオス君にはミストのこともあるしね。

 考証材料はまだ取って置きのが残ってる。

 いいよ。

 二つの答えを同時に答えよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 俺達バルツィエの敵は君だよ。

 アローネ・リム・クラウディア。

 ウルゴスの血を持つ君こそが俺達バルツィエの………この世界の全てを脅かす災厄なんだ。」

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