テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
トリアナス砦
「ん………?」
「どうした?」
「……なんか………向こうから飛んできてないか?」
「鳥か?」
「………いや………あれは鳥………じゃないな………。
何だあれは……?」
「鳥じゃない?
どれどれ………確かになんか変なのが飛んでるな………。
………あれは………岩だな………?」
「岩がマテオの方から飛んできてるのか………?」
「何で岩が………?」
ゴオオオオオオオオ………!!
「………あれ俺達の方に飛んできてるよな?
ここにいていいのか?」
「いやよくないな。
早く退避するぞ。」
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!
「……思ったよりでかいな………。
それに速度も結構早いぞ。」
「!!
おい!
呆っとしてる場合じゃないぞ!
あの岩俺達の方に軌道を変えて向かってしてるぞ!
早く逃げ「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」うっ、うおあああぁ!?」
ピタッ!
「なっ、何だ………!?」
「止まった………!?
空中で………!?」
海岸で警備していたスラートの二人の男達は一瞬自身の死を覚悟したが想像するような事態にはならなかった。飛来してくる巨大な岩石は男達の手前で停止したからだ。
「………!
誰か人が乗ってるぞ!?」
「!
バルツィエの奴等か!?
奴等こんな岩で空も飛べるようになっ「すみません!」」
カオス「人を見掛けたもので挨拶しようと思ったんですけど驚かせちゃいましたね。」
「「あっ貴殿方は………!?」」
岩石の上にいた人物達は半年前にヴェノムの主ブルータルからスラートを救った者達であった。
……………………………………………………………………
「此方です。」
海岸で警備をしていた男達の案内でカオス達はアイネフーレ領に特設された建物の中へと入る。海に面したアイネフーレ領は既に軍事基地として要塞化しておりいつでもマテオからの攻撃に対応できる施設へと進化を果たしていた。
タレス「スラートはもうここまでのものを作り上げていたんですね。」
ウインドラ「仕事が早いものだな。
ヴェノムの脅威が無ければこんな短期間でここまで復興するとは………。
いつでもマテオからの攻撃に対応が可能ということか。」
カオス「海の上からでも見えてたけどここに沢山船が集まってるね。
あれに乗ってダレイオスの人達がマテオに攻め混むんでしょ?」
海上から確認したが五十を越える大型の船が海岸に集中していた。あの船に乗ってダレイオスはマテオに戦いを挑むのだ。
カーヤ「ここ………なんか嫌………。
ダレイオスの人達がいっぱいいる………。」
アローネ「大丈夫ですよカーヤ。
私達の側から離れなければ何も怖がることはありません。」
カーヤにとってはマテオよりもダレイオスの人々の方が恐怖を感じるのだろう。戦いになればカーヤが彼等に負けることはないだろうが数のよるプレッシャーはいかに強い力を持つものでも畏縮してしまう。カーヤも実際ダレイオスのどの部族からも拒絶された経験がありダレイオスのエルフ達が苦手なのだ。
ミシガン「ここに今ダレイオスの部族が集まってきてるの?
ファルバンさんやオーレッドさん達がここにいるの?」
「はい。
先日合流するとは思いませんでしたがブルカーン達も皆さんの指示で来場されております。
現在六部族の族長方がマテオへの戦線会議を開いております。」
レイディー「オリヘルガ達も無事にここに辿り着いたのか。
当初の予定じゃアイネフーレとブロウン、カルトも続く手筈だったんだがな。」
「彼等もこの場に居合わせることが出来たら戦力的にも十分なものが完成するはずだったのですがヴェノムの主に滅ぼされたとあっては我々にはどうしようも……。」
レイディー「気にするな。
そこまで理想を求めちゃいねぇよ。
アタシ等がもっと早くダレイオスに来れたら良かったんだが次期が遅すぎたんだ。
今いるだけでやるしかねぇ。」
スラートの案内人とレイディーは不服そうに感想を言うがこのトリアナス砦にいる人員だけでもレサリナスの軍にも劣らない数が集まっているように見える。これでもまだ足りないと言うのだろうか。
「よう、
お前等も御到着か。
ご苦労なこった。」
六部族の族長達がいるという場所まで向かっているとカオス達に声がかかる。
カオス「………オリヘルガか………。」
カオス達に話し掛けたのはオリヘルガだった。
オリヘルガ「お前等ダレイオスを渡り歩いてあんなことしてやがったのか。
あれだけの力があるならヴェノムの主を全滅させることなんてわけないよな。」
アローネ「そうでもありませんでしたけど………。」
ウインドラ「ブルカーンは全員ここにいるのか?」
オリヘルガ「あぁ来てるぞ。
俺達もバルツィエとの戦いに混ざりに来たんだ。
俺達がいれば
タレス「頼もしい限りですね。
でも油断はしないことですよ。
バルツィエがどの程度ラーゲッツが使用していたワクチンを改良しているかまだ分かりませんから。」
オリヘルガ「あのヴェノムの能力を使われたら手も足もでないだろうが全員があれを使うとは限らねぇだろ?
ヴェノムになった奴等の相手はお前等に任せるぜ。
俺達はそれ以外を潰す。
ヴェノム以外は任せな。」
ミシガン「安心して。
バルツィエは私達が相手するから。」
オリヘルガ「頼もしいな。
あんな糞蜥蜴なんかよりもお前等についた方が万倍は条件がいいぜ。
………それでものは相談なんだけどよ………。
そんな大人数がマテオに行っても邪魔になるだけだと思わねぇか?
マテオに攻め混むなら他の連中にダレイオスを守らせて俺達ブルカーンとお前等だけで出撃するのはどう「浅ましいなオリヘルガ。」!?」
????「今度の戦は我々スラートがカオス様方と計画したものだ。
それを最後にやってきたお前達が烏滸がましく口出しするんじゃない。」
オリヘルガがカオス達に何かを言いかけた時カオス達と離れたところからそれを遮る者が現れた………。