テイルズオブフィナーレ ~未来を形作るRPG~ 作:モニカルビリッジ
ミシガン「誰………?」
カオス「さっ、さぁ………?
スラートの人みたいだけど………。」
カオス達がいるトリアナス砦は現在マテオとの戦いに備えて六つの部族が終結し武器や物資を大量に備蓄している。元がアイネフーレが設立していた砦ということもあってか要塞としての機能性も高く戦いに従事していない者から見れば近寄りがたい設備に仕上がっている。
そんな中でも後参者でありながら堂々とカオス達に近付き他の部族のように畏まった態度を取らないのはダレイオスに在する部族達の中でも力の関係が上位に食い込むブルカーンが故のことなのだろう。オリヘルガはそのブルカーンの中でも現時点ではトップの力を有し族長代理を努めている。
そんなオリヘルガを前にして一歩も退かず前に出る男が一人。
オリヘルガ「すっこんでろ
お前には関係のない話だ!」
ハーベン「関係なら大いにあるだろ。
私達スラートや他のミーア、クリティア、フリンク、アインワルドと共にマテオと戦うことは認めはしたがカオス様方をお前達ブルカーンの野心のために利用しようとすることは断じて許さない。
とっとと失せろ。」
オリヘルガ「偉そうにするんじゃねぇよ!
スラートに力があったのは六年前までの話だ!
今はお前等の下になんかつくつもりはねぇぞ!」
ハーベン「私は戦列に加わりたいのなら士気を乱すような真似はするなと言っているだけだ。
他を出し抜こうだなどと考えるな。」
オリヘルガ「うるせぇな!
この俺に……!」ジャキンッ!!
オリヘルガは仕込みナイフを構える。
カオス「!?
オリヘルガ!!」「大丈夫ですよ。」
流石にマズイと思ったカオスはオリヘルガを止めようと走り出………そうとして案内人の男にそれを止められる。
アローネ「二人を止めなくて良いのですか?
あのままではあの人がオリヘルガに殺されてしまうのでは………。」
「まぁオリヘルガは確かにかなりの腕前ではありますがね。
ハーベンさんには
ドゴッ!!!
カオス・アローネ・タレス・ミシガン・ウインドラ・レイディー「「「「「「!!」」」」」」
オリヘルガ「グホォッ!!」
ズザザ……!!
ハーベンと呼ばれた男は飛び掛かってきたオリヘルガを一瞬でに突飛ばした。オリヘルガは悶絶しながら転がっていく。
ハーベン「…失礼しましたカオス様。
オリヘルガが言っていたことは忘れてしまって結構です。
それでは
カオス「あっ、貴方は一体………?」
ハーベン「…申し遅れました。
私の名はハーベンと申します。
スラート族長ファルバンは私の父にございます。」
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ハーベンに連れられカオス達は黄木な建物の中へと入っていく。
カオス「オリヘルガのことは放っておいていいんですか?」
ハーベン「お優しいのですね。
ですがあの無礼者は暫くすればその内目を覚ますので大丈夫ですよ。
それよりも父達の元へ向かいましょう。
父達がカオス様をお待ちしております。」
カオス「は、はい。」
ウインドラ「ハーベン殿と申していたな。
貴方は前にセレンシーアインでは見掛けなかったがどちらに行かれていたのだ?」
ハーベン「あの頃はスラート領の各街を回っていたのです。
セレンシーアインの周辺にヴェノムが集中しすぎるのは危険なので定期的にヴェノムを遠くの場所へと誘導するようにスラートでは決まりがあったのです。
あの時期は私がその任に就いておりまして残念ながら皆様とお会いすることは叶いませんでした。」
アローネ「ハーベンさんはファルバンさんの御子息なのですよね?
族長の御子息自らそのような危険な仕事を………?」
ハーベン「族長とは皆の生活と安全を守るのが仕事です。
そこには次期族長は何も関係ありません。
そういったことは進んで私がやるのが次期族長の務めですから。」
アローネ「ご立派なのですね。」
ミシガン「なんか思ってたよりもスラートの人って強いんだね。
あのオリヘルガを一発で倒しちゃうなんて。」
ハーベン「オリヘルガは………あの程度の相手ならスラートは他に何人かは軽く叩きのめせるでしょう。
兄のギランであれば私でなければ相手になりませんでしょうがオリヘルガだけであれば先程のスラートの同胞達でも十分でした。」
タレス「あの人達もそんなに強いんですか?」
ハーベン「そう思われるのも仕方がないことです。
カオスは方がお越しになられた辺りは私達の敵はヴェノムだけでございましたからスラートの力を御見せする機会が無かったのでしょう。
私達はあの頃はヴェノムに対して退避することしか出来ませんでしたから………。」
カオス「言われてみればそうですよね………。」
ダレイオスに来た頃の時はスラートが戦う姿は見たことが無かった。敵はブルータル、ランドールと現れたがブルータルに関してはウイルスを保有していたので直接戦うことはできなかった。ランドールに至っては地下での奇襲を受け戦うよりも先に避難しなければならなかった。カオス達が居合わせた際のスラートは不利な状況での襲撃に対応するしかなかったのだ。ダレイオスでもっとも優れた部族とは聞いていたが印象としてはブルカーン以外の部族と血からにそこまで差は無いのだと思い込んでいた。
ハーベン「到着しました。
ここが我がスラートと他の族長達が集まる会議場です。」
ハーベンと話をしている間にカオス達は六部族の族長達がいるというかいぎの場まで辿り着いた………。